乗っている車が11年目なので、そろそろ乗り換えを検討しています。
金額でいうと、300~700万円くらいのお金がかかる車への乗り換えを考えています(全然定まっていないw)
そして、(車に限らず)買い物をするときに必須である
「この『値段』と『モノ』は、つり合いが取れているのか?」
を考える機会が増えているわけですが、思うところがあったので記事にしておくことにしました。
大きな買い物はバカを呼び起こす
「この車の値段って適正なの?」を検討する際には、
- 車の用途(何人乗り?ロングドライブする?)
- 車の好み(ミニバンはやだ?PHVじゃないとダメ?)
- 見栄(外車じゃないとヤダ?中古はダメ?)
などをベースに、『属性が近しい車』を列挙したうえで比較検討するのが一般的かと思います。
そうすると、私のケースでは
- ロングドライブが多くキャンプという趣味もあるため、『比較的大きな車』を対象として考えているので、300~700万円くらいが『属性が近しい車』の一般的なお値段
となるわけです。
しかし!
この『属性が近しい車との比較』には注意が必要です。
なぜなら
- そもそも『属性が近しいすべての車の価格』が、高すぎて買うに値しない
というケースも存在しているからです。
お金に貴賤はない
本来であれば『お金を使う』という行為にジャンルがあるわけではないので、比較検討する際には『すべての”お金を使う対象”』と比較せねばなりません。
例えば私であれば、
- プロジェクター(20万円)
- スマホ x 2(20万円)
- 換気機能付きのエアコン(20万円)
- PC(10万円)
- よいスピーカー(10万円)
- ロボット掃除機(10万円)
- 空気清浄機(4万円)
- スマートウォッチ x 2(4万円)
- 2酸化炭素濃度計測器(2万円)
などが『いま欲しいアイテム』として存在しています。
これらを合計すると100万円になるですが、『数百万円の車を買わない』という判断をすれば、『すべてのいま欲しいアイテム』を買ってもおつりが来ます。
いや、『おつり』どころではありません。
『すべてのいま欲しいアイテム』を買ったうえで、何度も旅行にいったり、高級なレストランでの食事を何度も楽しむこともできます。
そこで、
- 『数百万円の車』と、『すべてのいま欲しいアイテム』+『数百万円のおつり』の、どちらが自分の人生を豊かにしてくれるのだろうか?
と比較検討することが、『正しいお金の使い方』を選ぶ方法です。
また、比較対象としては『労働』と並べることも重要だと言えます。
お金を労働時間換算せよ
『300~700万円』という金額は、『年収500~900万円くらいの人の一年分の手取り』に匹敵します。
つまり、
- 車を買うことで、一年間タダ働きをすることになってもいいか?
という考え方ができます。
また、この考え方は『生活費』を考慮していませんので、仮に『生活費=手取りの50%』だったとすると、
- 車を買うことで、二年間働いて手に入れた『自由に使えるお金』がすべて消えてなくなるが、それでもいいのか?
とも考えられます。
私であれば、
- セミリタイアする時期が2年遅れるが、それでもいいのか?
とも考えられます。
ここで「うん」とハッキリと言えないようであれば、その買い物はするべきではないのかもしれません。
また、「うん」と言えたとしても、大きな買い物をするときには『追加オプション』についても比較しながら検討しなければなりません。
『比較すると大した金額ではない』に注意
車の購入時であれば、
- コーティング:10万円
- フロアマット:10万円
- カーナビ:20万円
- 高級スピーカー:20万円
などを、勢いにまかせて買ってしまう人は多いのではないでしょうか。
これは、
- 車そのものの値段が大きいから、オプションの値段が小さく感じてしまう
というワナによるものです。
しかし、
- コーティング → 専門店に出せば半額で、自分でやれば10分の1で施工できる。
- フロアマット → たまにしか乗らないカーペットに10万円も出しますか?ネットで半額以下で買いましょう。
- カーナビ → スマホのあるいま、ほとんど使わないでしょ。
- 高級スピーカー → たまにしか乗らない車に、家のスピーカーより高額なものを搭載するの?バカなの?
と、冷静に考えれば『異常な決断』をしてしまっていることが分かります。
これは、
- 車は高いものだし、私の買おうとしている車が高額なのもしかたない
- 車が高いのだから、オプションが高いのも納得である
というコンボによるもので、完全に思考が死んでしまった結果が生み出す惨事です。
つまり、
- 『買おうとしているモノ(つけようとしているサービス)の”価値”を測る』というあたり前の行為を放棄し、「まぁ、これくらいの値段はするもんでしょ」とテキトーに判断している
と言えるわけです。
やっぱり大きな買い物はバカを呼び出す
普段から買い物をしている、野菜や米、精肉、お惣菜を買うときには、数円、数十円単位で「これは買いだな」と厳しい判断を下しているくせに、
数百万円を超すような金額の買い物をするときには、『バカ』になって判断をしている人が多くいます。
そして、私もその『バカ』の一人でした。
しかし、この記事を通じて自分の考えを整理したことで、正しい判断を下せそうな気がしてきました。
この『自分の中にいるバカ』の登場は、
- 値段の大きいモノ(車や家など)
- 値段が測りづらいモノ(株式やサブスクなど)
などの購入を検討しているときに起きやすいです。
例えば、株式投資であれば
- PER100倍を超えるような割高株を、『値段(株価)』が適正であるかどうかを真剣に考えることなく、「人気だし、将来有望だから買おう」と判断してしまう
のも『バカ』が登場したことによる弊害です。
難しい判断に直面したとき、人は
- 株価がどんどん上がっているし、みんなが買っているから大丈夫だろう
- 似たような商品も同じくらいの値段だから、適正な値段だろう
と、自分で考えることを放棄して『まわり』に判断をゆだねてしまいます。
しかし、『自分のお金の使い方』をまわりの判断に任せてしまってはいけません。
『モノの適正な値段』は人によって様々で、ある人にとって『高いモノ』はある人にとって『安いモノ』です。
よって、『適正な値段かどうか』は自分で判断するしかありません。
そこで、
- 自分が「欲しい」と思っている他のモノ
- お金を手に入れるために労働しなければならない時間
などを比較対象にして、
「このモノには、それだけのお金を支払う価値があるのか?」
を検討するようにし、不必要な出費をしないようにしましょう。
はい、そうします。
本記事の内容が、本ブログの賢明なる読者達に届けば幸いです。
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