スパコンSEが効率的投資で一家セミリタイアするブログ

投資のリターンを0.01%でも上げるための情報を紹介しつつ、子持ち夫婦がインデックス投資”だけ”でセミリタイアするまでの過程を公開

世界同時株安からの地域別・代表的ETFの株価の変動を確認【暴落から48週間】

最終更新日:2021/1/24

 

新型コロナウィルスによる暴落からの株価の変動を確認、比較していきます。

比較対象は、

  • VT(全世界株式)
  • VTI(全米株式)
  • TOK(先進国株式)
  • VWO(新興国株式)
  • QQQ(米ハイテク大手株式)
  • VYM(米高配当株式)

です。

 

直近の1週間は、

  • 全世界@円換算は微減な一週間
  • 米ハイテク(QQQ)は大きく上昇
  • 新興国(VWO)は大きく上昇
  • 米高配当(VYM)は下落

となっていました。

 

また、ついにバイデン新政権が誕生し、20日、21日だけで25件の大統領令に署名し、

  • WHO脱退取りやめ
  • パリ協定への復帰
  • 移民の受け入れ緩和

などなど、トランプ前大統領とは真逆の方向に舵をきることが、改めて明確になりました。

 

が、それが株価に影響することはありませんでした。

というのも、バイデン大統領が進めていくであろう政策は、以前から分かっていた内容であり、既に株価に織り込み済みであったためです。

 

これは、日本で緊急事態宣言が行われても、日経平均に影響を及ぼさなかったのと同じことで、予想されていたことが現実に起きたところで、株価には何らインパクトがないことがよく分かります。

 

さて、全世界の新型コロナの新規感染者数は、以下グラフの通り『まだ右肩上がり』という状況になっています。

(7日間の移動平均線(青の折れ線)が追加されました)

新型コロナ世界の新規感染者数の推移

提供元:Template:COVID-19 pandemic data - Wikipedia

  

さて、このような状況の元、株価はどのように推移しているのか、実際の”数値”で確認していきたいと思います。

 

確認するのは、

  • 日本で販売している投資信託(為替の影響も含んだ確認)
  • アメリカで販売しているETF(ドル-円の為替を無視して確認)

の2つです。 

 

<目次>

 

世界同時株安からの株価の変動を確認

さっそくですが、株価の変動を「世界全体の株価の指標であるMSCI-ACWIを基準とする日本の投資信託」の推移で確認してみたいと思います。

(世界平均の株価の推移と思ってください) 

 

まずは過去10年、過去2年、暴落以降の推移を記載します。

MSCI-ACWI過去10年の推移

MSCI-ACWI過去2年

MSCI-ACWI過去48週

※2021年1月22日時点の255,160ポイントに合わせて赤点線を引いてあります。

 

なお、具体的な株価の変動率としては

  • 先週末と比べて0.3%の上昇
  • 過去のピーク時(2/21)と比べて7.1%の上昇
  • 底値時(3/24)と比べて64.0%の上昇

 となりました。

 

なお、このグラフは『日本の投資信託』の成績なので、為替(ドル円)の影響をもろに受けます。

近頃は円高が大きく進みましたので、為替に影響されないETFでも確認します。

 

スポンサーリンク

 

VTI・VT・VWO・TOK・VYM・QQQの推移を比較

まずは、地域別の推移です。

VTI・VT・VWO・TOKの推移を比較

※2020/2/3時点を100ポイントに統一しています。

 

新興国が突き抜けてきました。

 

具体的な結果を成績順に並べると、

  • 127.9ポイント(+2.86%):新興国(VWO)
  • 122.4ポイント(+1.94%):アメリカ(VTI)
  • 120.0ポイント(+1.64%):全世界(VT)
  • 115.9ポイント(+1.74%):先進国(TOK)

※()内は先週比

といった感じで、新興国だけ目立って値を上げていることが分かります。

 

次に、アメリカ株の中でも種類別ETFの推移を見ていきます。

VTI・VYM・QQQの推移を比較

具体的な結果を成績順に並べると、

  • 146.3ポイント(+4.35%):米ハイテク大手(QQQ)
  • 122.4ポイント(+1.64%):米全体(VTI)
  • 102.6ポイント(-0.61%):米高配当(VYM)

となり、グラフ全体に目を向けると

  • QQQ(NASDAQ100:米ハイテク大手)の圧倒的な成績
  • VYM(米高配当)の残念な成績

となっています。

 

ここ半年ほどは『好調なVYM(米高配当)、イマイチなQQQ(米ハイテク大手)』だったのが、ここ1週間は真逆の値動きをしてきました。

 

バイデン政権は、

  • 反トラスト法に力を入れると思われるため、米ハイテク大手には不利
  • VYMなどのバリュー銘柄には有利

と言われていますが、これからどうなっていくかに注目ですね。

  

スポンサーリンク

 

今後の株価について

今後の株価について

新型コロナについては「ワクチンに摂取が始まり、これから落ち着いていくであろう」と予想されます。

 

とはいえ、変異種の登場などによって、「もう大丈夫!」とは言い切れる状況にはありません。

 

というわけで、個人投資家がやらねければならないことは、

  • 新型コロナの変異種が大暴れする前に全て売ってしまおう!
  • コロナが落ち着くのは確実だから、今のうちに全力投資しよう!

といったことをせず、冷静に市場を見つめながら自分の投資ルールに忠実に従うことしかありません。

 

とはいえ、以下グラフの通り、広い目線で見れば世界の株価は100年以上にわたり上昇を続けているのも事実です。

世界の株価の推移

つまり、今後暴落が発生しようとも、しなかろうとも

  • 大きくとらえれば”今”が最も安く株を購入できるチャンス

と言えるわけです。

 

というわけで、本ブログの筆者ひょしおんぬは、

  • 生活防衛費を残した余剰資金の全てを投資する

というスタイルを今後も継続していき、将来のリターンに期待したいと思います。

関連記事:積立インデックス投資にナンピン買いは不要【資産を最大化するためのヒント】

 

 本記事の内容が、本ブログの賢明なる読者達に届けば幸いです。

 ------

 ツイッターでは記事の公開を通知したり、投資に関係するニュースを取り上げたりしています。よろしければフォローをお願いします!

 

あなたのクリックが本ブログの順位を左右します!以下バナーをクリック頂けると嬉しいです。よろしくお願いします!

にほんブログ村 ライフスタイルブログ セミリタイア生活へ にほんブログ村 株ブログ インデックス投資へ にほんブログ村 株ブログへ

  

関連記事

 

スポンサーリンク

 

PVアクセスランキング にほんブログ村