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【預貯金ゼロの20%は40代男性】収入が少ないから貯金が無い、なんてことはない

最終更新日:2020/10/1

 

大和ネクスト銀行の調査によると「預貯金をどれくらい持っているか?」の問いに対し

  • 0円    : 13.7%
  • 100万円未満: 26.0%

という結果となりました。

預貯金0の内訳を、性別・年齢別にみると、40代男性が20%と最も多いという驚くべき結果となりました。

 

これを見ると、「日本人の収入が落ち続けているせいだ」と思うかもしれませんが、決してそんなことはありません。

 

預貯金がゼロの人は、例え収入が100万円増えたところで、預貯金ゼロのままです。

逆に収入が100万円減ったところで、預貯金はゼロのままです。

 

収入が少ないから貯金が無い、なんてことはない

収入が少ないから貯金が無い、なんてことはない

『預貯金がゼロ』ということは、収入がある分だけをキッチリと使い切る生活をしているだけで、収入の『額』に影響されているわけではありません。

 

「いやいや、ギリギリの生活していると、ちょうど貯金がゼロになるんだよ!」

と思う方もいるかもしれませんが、そんな人でも『月収が1000円でも減ったら生活できずに破綻する』なんてことはなく、『月間の支出を1000円抑えた生活』を送ることになるはずです。

 

よって、『今の収入=ギリギリ生きていける金額』ではなく、単に『収入の全てを使い切る生活をしているだけ』となるわけです。

すなわち、『収入が少ないから貯金がない』というのは成り立たちません。

 

言い方を変えると、『貯金がある=普通』とした場合、

  • 貯金がない人は、自分の収入に見合わない贅沢な生活をしている

とも言えます。

 

それでも、「いや、贅沢なんてしてない!本当にギリギリ!」と言う人もいると思うので、それに反論するデータを載せておきます。

(世帯年収が100万円以下の読者は除きます)

 

世帯年収100万円以下が全体の6.2%もいる

厚生労働省の調査(2018年)によると、世帯年収の分布は

  • 100万円以下 : 6.2%
  • 100~200万円   : 13.7%
  • 200~300万円   : 13.7%

となっています。

 

「ギリギリの生活で貯金がない」と言っているあなたの年収は、150万ですか?200万ですか?

例え『年収150万円』だったとしても、『年収100万円の人と同じ生活』をすれば、毎年50万円もの貯蓄をすることが可能です。

ここからも、『(多くの)貯金がない人は収入を使い切っているだけ(低収入は理由にならない)』と言えます。

 

ちなみに、アルバイトでも年収100万円超えは簡単なので、それ以下の人は『特別な事情がある人』とみなし、ここでは考慮しません。

(時給1000円 x 5時間労働 x 月20日出勤で、年収120万円)

 

なお、目線を変えて考えると、『平均的な年収の世帯(年収550万円)』が『年収100万円世帯』と同じ生活費で過ごせば、かなりの金額が貯金できることになります。

 

それを実施したのが、三菱サラリーマンこと穂高氏で、収入の20%だけを生活費に充てる生活をすることで、30歳でのFIRE(リタイア)を達成しています。

 参考記事:三菱サラリーマン並みの生活を一般サラリーマンがしたらどうなるか

 

また、筆者(ひょしおんぬ)世帯も、手取り収入の半分以上を投資に回すことで、多くの資産を作ることに成功しています。

 

話を戻すと、『貯金がなくてやばい人たち』は、収入の低さが原因となっているわけではないことから、その人たちを救うためには『賃金を上げる』といった対策をするのではなく、『マネーリテラシーを高める』という対策が必要となるわけです。

 

まとめ:収入だけが貯蓄を決めるのではない

ここまで記事にさせてもらった通り、『低収入』と『貯金ゼロ』には相関性はありません。

『貯金がゼロの人』は、ただ単に『手元にあるお金を、全て使い切っているだけ』です。

 

 

例え年収が1000万円あろうとも、貯金ゼロが『やばい』のは考えるまでもなく、その『やばい状況』から抜けるためには収入を上げる必要はなく、ただ『生活を見直す』だけでOKです。

 

とはいえ、『収入”額”』は『貯金”額”』にとうぜん影響してくるので、高収入が有利であることは間違いありません。

 

しかし、資産の投資比率が低い日本では、『無難な投資』をするだけでも、(日本人の中では)かなり有利にお金を増やすことが可能です。

そういう意味では、

  • 低所得者にも希望がある

わけなので、『投資家にとって有利な国に生まれたことに感謝』と言えるのかもしれません。

 

 

 

 本記事の内容が、本ブログの賢明なる読者達に届けば幸いです。

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