最終更新日:2020/4/25
ジム・ロジャーズが「今後2,3年のうちに、私の人生で一番の下がり相場になる」といった発言をしています。
今後この発言通りの相場になるのでしょうか。考察してみます。
<目次>
【悲報】ジム・ロジャーズ「数年内に最悪の相場になる」【ポジショントーク】
ウォーレン・バフェット、ジョージ・ソロスと並んで世界3大投資家と言われる(自称している?)投資家で、50年ほど前から投資家として一線で活躍しています。
ジム・ロジャーズの設立したファンドは1973年から2013年の間に、400億ドル(約440兆円)以上の利益を出したと言われることからも、大変優れた投資家であることが分かります。
ジム・ロジャーズの予想は的中するのか
ジム・ロジャーズは世界でも有数の優秀な投資家であることから「信頼できる発言だ」と思ってしまうかもしれませんが、そう短絡的に考えないように注意してください。
ジム・ロジャーズは至るところで今後の予想を発言することでも有名で、その発言が当たる時もあれば、当たらない時もあります。
よって「ジム・ロジャーズの発言はポジショントークだ」と言われることもよくあります。
※ポジショントークとは「自分が優位に立つような発言する」ことを指しています。
例えば「日本株を大量に持っている有名投資家が「今後日本株は上がる!」と発言し、その発言につられてその他投資家が日本株を購入・日本株が上昇します。その上昇したタイミングを見計らって有名投資家は日本株を売って儲ける」といった目的のための発言を指します。
本筋とはそれますが、面白いことにBingで「ジムロジャーズ」と検索しようとすると「ジムロジャーズ 予想当たらない」の予測検索が一番上に出てきます。
笑いましたが、さすがにちょっと可哀そうです。
ジム・ロジャーズの発言はポジショントークなのか
投資に関連する本を読んでいるとジム・ロジャーズの話はよく登場してきます。
そういった各種本を読んで出来た「ジム・ロジャーズの人物像」から想像するに、「ジム・ロジャーズは本気でそう思って発言している」とひょしおんぬは思っています。
(実際はポジショントークかもしれません。個人的感想です。)
「そうは言ってもしょっちゅう予想を外しているじゃないか」と思う方もいると思いますが、ひょしおんぬの思うジム・ロジャーズの凄いところは「自分の過ちをすぐに認め、修正できること(意見がコロコロ変わる。とも言います)」だと思っています。
今後の相場に関する発言当時は本気でそう予想しているが、翌日には今までとは全く違った予想をしているコトもありそうです。
そして、そのコロコロ変わる予想に基づき投資を行い、莫大な利益を得てきています。
その柔軟な考えの一部だけが(一時的な考えが)ネットニュース等に取り上げられるため「ジムロジャーズ 予想当たらない」といった検索ワードがトップになるわけです。
株式相場は日々生まれてくる新しい情報によって上下に動いています。
よって、投資家はネットニュース等に取り上げられている数日前のジム・ロジャーズの発言を見て「ジム・ロジャーズがこう言っているからその通り投資しよう」としたところで、勝てるわけがありません。
一般投資家にできること
よって、一般投資家は「〇〇(著名人)の発言を信じて投資する」といったことはせず、世界経済の発展を信じて世界分散投資をタンタンと続けることが大切かと思います。
自分なりの必勝法を編み出し未来のジム・ロジャーズを目指すコトも可能ですが、そう簡単ではないことを理解して投資していきましょう。
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それではまた。