最終更新日:2021/3/15
世界的投資家のジム・ロジャーズへのインタビュー記事に
「私は今年の終わりまでにはこのバブルが崩壊すると予測している。」
という言葉を見つけました。
ジム・ロジャーズは、2020年末に発刊した大転換の時代の中でも「私の人生史上で最大の不況が始まりそうだ」と発言しており、その考えは現在も変わらないようです。
大転換の時代については、本ブログでも取り上げさせてもらっており、
現時点では低金利となっているため、紙幣を印刷し、債務を増やし続けることができていますが、いつか市場が「紙幣を刷りすぎていてヤバい」と思うようになれば、金利が上昇し、負債をかかえる多くの人・企業が破綻することになります。
また、ジム・ロジャーズは「米国株式はコロナ前からバブルだった」と考えており、金利上昇によって政府・中央銀行による『紙幣をする→株式市場に投入する』が続けられなくなった際には、大暴落が起きる可能性があるとしています。
という内容を書かせてもらいました。
この『金利の上昇』は、まさにいま起きており、FRBは国債の買い入れによって金利の上昇を抑えようとしていますが、いつまでも低金利を維持し続けられるわけではありません。
参考記事:ゴールドマンサックス「2021年はS&P500が16%上昇するだろう」
よって、ジム・ロジャーズの言う「2021年中にバブルが崩壊する」という言葉が真実味をおびて感じられます。
とはいえ、ジム・ロジャーズは『今が株価のピーク』と考えているわけではなく、
- さらなる株価の上昇の後にバブルが崩壊する
と予想しているようです。
いつバブルが崩壊するのか?
歴史を振り返れば、バブル崩壊前には『熱狂的な暴騰』が発生しており、今のところそこまでの上昇はしていません。
むしろ、上昇しては調整、上昇しては調整、を繰り返しており『冷静に株価を上げている』ように見えます。
ジム・ロジャーズは、
「もともと投資に興味がなかった人たちが「お金を稼ぐことがどれだけ簡単か」と言い始めたら、バブルが弾けるタイミングだろう。」
と言い、
- 株価上昇の話題で持ちきりになる
- 市場に新規参入者が増える
- 新規参入者によってさらに株価が上昇する
- バブルが崩壊する
と、バブル崩壊について説明しています。
過去に、
といった記事で、若者が市場に参戦しつつあることを紹介させてもらっていますが、筆者の感覚的には『熱狂的』とまでは言えず、「これからさらなる参入があるのだろう」と考えています。
そして、SNS上に
- 投資なんて楽勝
- 20代でFIREできる
- 投資しないやつはバカ
といった言葉が躍り出てきたら、それがバブル崩壊の前兆なのかもしれません。
暴落に備えて自分がよく知っているモノに投資せよ
といった感じで、ジム・ロジャーズの言葉をお伝えさせて頂きました。
ジム・ロジャーズは暴落を予想しつつ、その対策として
資産保全のためのアドバイスとしては、まず自分がよく知っている対象にだけ投資をするべきだ。
誰かのお勧め銘柄をよく分からずに勝っても損をするだけだろう。
という発言をしています。
これは暴落時以外にも言えることですが、どれだけ絶好調な商品であったとしても、そのモノの本質を理解せずに投資していては(一時的にはリターンを手に入れられたとしても)成功できるはずがありません。
同じような趣旨の発言は、ジム・ロジャーズと並ぶ世界3大投資家であるウォーレン・バフェット、ジョージ・ソロスも繰り返ししています。
市場が好調な時であるからこそ、世の中の楽観ムードに惑わされることなく、今まで通り、堅実に投資していくことが身を守る最善の手段です。
さて、以前もお伝えさせてもらっていますが、最後にジム・ロジャーズの言葉を紹介して終わりにしようと思います。
大半の資産は一度下がっても高値に戻る傾向がある。
それが100年後になるかもしれないが、いずれ上がるだろう。
手元に現金で1万ドルある人が、何に投資すればいいのか。
アドバイスをするなら、「私の言うことを聞いてはいけない」ということだ。
この言葉を肝に銘じておきたいものです。
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