最終更新日:2021/2/29
若者マネー、じわり頭角 高齢層は手じまい売りという日経の記事を読んで、
「ジム・ロジャーズの言う『バブル崩壊の前兆』みたいだなぁ…」
と思いました。
ジム・ロジャーズは、2020年12月に発刊した『大転換の時代』という本の中で、
バブルを信じない老獪な年よりの私が参加したとしたら、まず最初に壊滅するだろう。
この相場はクレイジーだと考え、早めに空売りをしかけるから。
その間、どこかの20代の若者が「俺は天才だ、なんて簡単な相場だ」と思いながら、株を買い続ける。
空売りを仕掛けた私はそこで破産する。
しかしその後やってくるバブル崩壊で彼らも全滅する。
過熱相場に懐柔的な人も熱狂を信じる人も誰もかもが大損害を被る、それがバブルなのだ。
と語っています。
参考記事:【要約】ジム・ロジャーズ 大転換の時代「S&P500に投資しても儲からない時代へ」
日経の記事の言葉を流用すると
- 2月の日本株の買いは若い世帯の比率が高く、高齢世帯と大きく乖離している
- それどころか、高齢者は売りに動いている
と、『若者は買い』『高齢者は売り』の現状をリポートしています。
また、
- 金融資産を最も多く持っているのは60代(次いで70代)だが、資金流入超となっているのは60歳以下
- また、70歳以上の層では資金流出が目立っている
ともしています。
つまり、
- 若者は上昇相場に乗って資産を増やしている
- 高齢者は上昇相場に乗れずにいる
という状況にあり、まさに『ジム・ロジャーズの言うバブル前の姿』に一致していると言えます。
(『空売り』と『資産の売り』の差はあれど)
とはいえ、そのジム・ロジャーズは『半年で株価が倍増するような熱狂の後にバブルが崩壊することが多い』とも言っており、いまの推移はそれほどでもないことから『バブルではない』と言うこともできます。
さて、「このことから、個人投資家は○○するべし」と言って記事を進めていきたいところではありますが、そうはしません。
個人投資家は、自分の意思を尊重して
「既にバブルが発生している!これ以上耐えられない」と思うのであれば売ればいいし、
「これから株高が始まのだ!」と思うのであれば買えばいい、と思っているためです。
とはいえ、参考までに筆者(ひょしおんぬ)の今後のプランを書いておくと
- 今まで通りタンタンと買っていくだけ
となります。
正直に言って「近い将来暴落する時がくるのではないか?」と思ってはいますが、イチ個人投資家である自分の意見なんぞは参考にせず、
- 株価は長い目で見れば右肩上がりで上がっていく以上、今が最も安値であると言える
ということを信じて投資を続けるだけです。
この行動は『リターンを最大化するための方法』とは言えませんが、コストパフォーマンスの高い手段であると考えているためで、「資産運用で消耗したくない」と考えている筆者(ひょしおんぬ)にとっては適した手段だからです。
少しでも読者の参考になれば幸いです。
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