
資産は1.2億円でFIREした50代夫婦、住宅ローンを借りらずにFPに再就職を促される話。
銀行員「申し訳ありませんが、ご融資はできかねます」…52歳元会社員、資産1.2億円超なのに住宅ローン審査で“まさかの門前払い”。狭い賃貸で妻と2人「地獄のFIRE生活」のワケ【FPの解説】
なかなかに過激で、大きく笑ってしまったのでご紹介いたします。
ストーリーをざっと列挙すると、
- 資産1.2億円を達成
- 仕事の不満から52歳で急遽FIRE、50歳の妻も同タイミングでFIRE
- 狭い賃貸での二人生活、夫婦仲が悪くなる
- 快適なFIREをするために「広い家」の購入を決断
- 無収入のため住宅ローンを断られる
- FPに住宅ローンを組むための再就職を提案される
- その提案にうなずく相談者
といった内容です。
住宅ローンのために再就職を提案されてうなずく相談者、それでいいんか?
にしても、こういった『FIRE失敗ネタ』はどれもこれも創作感が強いのですが、その中でもこれは群を抜いて強かったです。
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さて、勝手に創作だとは思っていますが、実際どうなのかは分かりませんので、そこら辺をみなさまにも判断頂くべく、内容を見ていきたいと思います。
まず、「住宅ローンが借りられなかった」という相談に対するFPの回答と、それに対する相談者の言葉です。
「まずは賃貸の広い家で暮らし、精神的なゆとりを取り戻すのが先決です。家を買うのであれば、その後ですね。幸い、小平さんには長年培ったキャリアがあります。正社員として再就職して収入の実績が積み上がれば、審査の扉はまた開きます。その際、頭金を入れて潤沢な資産の残高証明も提示すれば、50代の審査でも有利になると思いますよ」
小平さんは、その提案にうなずきながら、こう語りました。
「“自分は億超えの富裕層だ”と、なんだか無敵な感じがしていましたが、お金ですべて解決できるわけじゃない。社会的な信用がないと、住む場所すら自由に選べなくなる。仕事を安易に辞めるもんじゃないっていうことが、身に染みてわかりました」
『住宅ローンを借りる』が目的となっていないか?
そもそも、「狭い家であるがゆえの夫婦間の不仲」が元凶であったわけなので、『夫婦仲の再構築』が最優先であるべきだと考えます。
それが不可能なのであれば、次点として『広い家の確保』が候補としてあがってきて、それも『広い賃貸』『広い持ち家』の2択がでてきます。
であるのにも関わらず、相談者に対して
「まず広い家を借りて、サラリーマンに戻って、住宅ローンを借りなさい」
とは、どういうことなのでしょうか。
こんなFPいる?
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さて、相談内容は置いておきまして…、
確かにFIREをすると、サラリーマンであれば気楽に利用できる仕組みが利用できなくなるケースも多いです。それは『信頼』という意味においてだけでなく、『収入』という金銭的な面についても言えることです。
『FIRE民=裕福である』と直感的に思ってしまいますが、残念ながら『FIREしないほうがより裕福である』ことは間違いありません。
この相談者においても、このまま順調にサラリーマンを続けていけば65歳定年時には資産が2億円を超えている可能性もあったでしょうから。
相談者は、住宅ローンが通らなかった結果をもって、
「“自分は億超えの富裕層だ”と、なんだか無敵な感じがしていましたが、お金ですべて解決できるわけじゃない。」
と言っているわけですが、仮に資産が2億円あれば、住宅ローンを組む必要すらなかったはずです。
よって、持ち家を手に入れられなかったことは『お金で解決できない問題』なのではなく『お金が足りなかったから解決できなかった問題』でしかありません。
とはいえ、確かに『お金で解決できない問題』は世の中に多いです。
例えば、
- 人間関係
- 健康
- 子育て
- 生きがい
- 時間
といったもので、これら解決するための究極の方法の一つがFIREであると私は思います。
とはいえ、これらも『FIREしたら自動的に手に入るモノ』ではありません。
FIREしても、人間関係をないがしろにすることはできますし、ひたすらSNSを見て時間を浪費することもできるからです。
よって、FIREするのであれば、
「FIREすると、金銭的には圧倒的に不利になる」
「その代わりに、お金では手に入らないモノを手に入れられる”チャンス”がえられる」
というあたり前のことを理解しておかねばなりませんね。
本記事の内容が、本ブログの賢明なる読者達に届けば幸いです。
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