<目次>
おはようございます。
「1億円近い資産ができたからセミリタイアする!」
と息巻いている私です。
が、三点ほどハッキリとさせておきたいことがあります。
実はセミリタイアじゃなくて…
一点目として、これまでずーっと『セミリタイア』という単語を使ってきましたが、どちらかというと『脱サラ』という言葉の方が自分の感覚にはあっています。
それでも『セミリタイア』という言葉を使っているのは、
- ブログ開設時に『セミリタイア』という言葉が流行っていたから
でしかなく、そのまま惰性で言い続けているだけですw
また、1億円という資産は、完全リタイア(FIRE)するのに十分な金額だとは考えているわけではありません。
ただし、
- 資産が1億円あれば、仕事を選ぶ条件から『収入』を排除して『やりたい』を最重要条件とできる
と考えています。
だからこその”セミ”のリタイアですし、どちらかというと『脱サラ』に近いと感じているわけです。
私の真似をするべからず
二点目として、「私の真似をするべからず」と言っておく必要があります。
何故ならば、私の状況は
- 年間支出額は400~500万円ほど
- 太陽光発電による売電で5万円/月の収入がある
- 2000万円ほど比較的に安定した資産(4資産均等型)を確保済
- 物価の安い地域に住んでいる
- 住宅ローンが残り1700万円ほどしかない(7.8万円/月ほど返済)
- 旅行の他にお金のかかる趣味が少ない
- のに、ネコちゃんを飼うことで旅行に行きづらくなったw
- 別口で(旧)ジュニアNISAをある程度確保済み
- 苦もなく100万円以上の支出を削るゆとりがある
- 低収入であっても『仕事』を続ける。
と、いう状況にあります。
よって、これとはまったく別の状況にある方は「1億円たまればセミリタイアできる!」とは言えません。
仕事と労働
ほんでまぁ、セミリタイアを決断できた要素の中でも『仕事を続ける』がもっとも重要なものになるわけですが、そうすると
「なんのためにサラリーマン辞めるんじゃい!」
と言われかねないので、三点目としてこれもハッキリさせておきます。
ここで言っている『仕事』とは、著名なユダヤ人哲学者であるハンナ・アレントの定義する
『仕事』とは、誇りをもってすることである。強制されているわけではなく、むしろやる気に満ち溢れている。達成は社会的に素晴らしいこととされる。
一方、『労働』とは,完全に生きるためだけにやっていることである。従って,やらないで済むならできればやりたくないことである
の『仕事』です(出典:仕事と労働)
つまり、
- 脱サラすることで『労働』から脱して、あらたに『仕事』を始める
というのが、わたしのセミリタイアの真の目的です。
(『完全に生きるためだけにやっていること』とだったとは思っていませんが)
繰り返しになりますけども、だからこその”セミ”リタイアなわけです。
先のことは分からんで
…と、哲学的なことを言ってみましたが、
- 資産が10億円あったら「仕事する!」とか言ってないとも思うよ!
というのが本当のところでもあります。
「カッコつけてさーせん」
ただ、そこまでの資産を貯めることは容易ではありませんし、それ以前にわたしは
- この先の投資リターンがどの程度になるか分からないと考えている
- よく言われる4%ルールが通用するとも思っていない
ために『現実的にFIREできる資産』を算出できないとも考えてもいます。
よって、きっちりとした計画を立てるのではなく、
- 『何とかなりそうな気がする資産』を貯めて、
- 勢いでセミリタイアしてしまって、
- その時々の状況に合わせて行動を変化させる
のがベストだと考えています。
そう考えると、『脱サラ後にも仕事をしておく(多少なりとも収入を確保しておく)』ことは、想定外の事態が起こったケースにおいても、自分の選択肢が少なくなることを防げるという大きなメリットがあります。
わたしの早期リタイア計画は、
- 当初(約8年前)は「資産7000万円でFIREする!」だった
- 途中から「4500万円でセミリタイアする!」に変化した
- それなのに、気がついたら1億円近い資産でセミリタイアとか言ってる
と、わけの分からん変化をしてきています。
同じように、この先の人生がどうなるかは分かりません。
そして、投資の未来はそれ以上に分かりません。
よってセミリタイア後の生活は、どうなるか分からない自分の人生を、どうなるか分からない投資にゆだねながら進んでいくことになります。
「何も分からんじゃん!」
というわけで、先のことをきっちり決めて進むのではなく、臨機応変に生きていきたいと思う私でした。
耐えられないことはしない
最後に、
私は、平凡な(オルカンなどの)インデックス投資一本これだけの資産を作りました。
もしかすると、インデックス投資ではなく、特定の銘柄に集中投資したり、レバレッジ投資をすることでもっと早くセミリタイアできていたかもしれません。
しかし、短期間で大きく儲けられる投資は、長期間かけてもまったく儲からないリスクが潜んでいるものです。
「オルカンでは短期間でFIREできない」という言葉を聞く機会があります。それは事実です。
だからといって、集中投資・レバレッジ投資をしたからといって短期間でFIREできるとは限りませんし、それどころか
- 一生かけてもFIREできなかった
- 生涯の投資リターンがマイナスになった
という悲惨な結果を招くリスクすらあります。
私は、投資を始めた当初に色々な失敗をできたおかげで、「投資のセンスがない!」ということを理解できているため、自分の実力を頼りにした長期投資をした結果がどうなるかは目に見えています。(チャレンジングな投資をするなら若いうちがいいですよ!)
仮に、チャレンジングな投資をし続けたことで
「10年、20年がんばって投資したのに、ほとんど儲からなかった…」
と嘆いている自分の姿を想像すると、胸が張り裂けそうなほどの悲しみを感じてしまい、とても耐えられません。
というわけで、これからも無難なインデックス投資を続けていくことといたします。
本記事の内容が、本ブログの賢明なる読者達に届けば幸いです。
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