
「ワシは1日のすべてを、株式投資に使ってる。君にそれができるんか?」
89歳現役トレーダーであるシゲルさんの言葉(ダイヤモンド・オンライン)
私は答えます。
「無理」
と。
楽しかったデイトレード
投資を始めてまだ日が浅かったころ、いわゆる『デイトレーダー』に憧れ、実際にそのような日々を送っていました。
様々なところから情報を集め、『将来有望なのに割安な企業』や『高配当なのに業績が安定している企業』を見つけ出し、これに投資することはとても楽しかったです。
学ぶことそのものも楽しかったですし、それ以上に『自分の力でお金儲けができること』によって強い幸せを感じることができました。
色々と調べて、
仮説を立て、
株式を買い、
上昇した株価を売る。
これに成功した時は、「ヨシッ!」とガッツポーズを取ってしまうほどに、他のどんな娯楽と比べても負けないほどの快楽を提供してくれていました。
ヨシ!
時には想像と違う動きをしたために損失を被ることもありましたが、トータルで買っている限り『投資』はとても楽しいものでした。
だからこそ、リーマンショックで資産がゼロになるような経験をしても、個別株投資を再開することができたわけです。
「あの楽しかった日々を再び」というやつですね。
しかし、現在では個別株投資に取り組むつもりはありません。
儲ける自信はあるよ
とはいえ、「個別株投資では儲けられそうもないからやらない」というわけではありません。
それどころか、個別株投資でリターンを手に入れる自信はあります。
株式市場はチョロいから。
というのも、株式市場は長期的には右肩上がりになる可能性が高く、かつ『わりと効率的な市場』においてはどれを買っても同じようリターンが期待できると考えられるからです。
つまり
- 適当に買っていたとしても、分散さえしておけば長期的にはリターンが出る可能性が高い
といえます。
ほらチョロい。
それでも個別株投資に参入するつもりはありません。
何故ならば
- リターンを手に入れることが容易であったとて、市場には勝てない可能性が高いから
です。
『個別株投資によってリターンを手に入れる』という行為はとても楽しいです。
しかし、『個別株投資を超えるリターンが楽に期待できる方法 ≒ インデックス投資』を知ってしまったことで、個別株投資の魅力が半減してしまいました。
私の他にも、インデックス投資を知った知ったことで、
「儲かってると思ってたけど、市場には負けてたんかい!」
「しかも、その市場に低コストで賭ける方法があったんかい!」
と衝撃を受けた人も多いのではないでしょうか。
楽しい・楽しくないを判断する価値観の中には、
「勝ったら楽しい。負けたら楽しくない。」
といったものがあり、私も投資に対してはこの価値観を持っています。
よって、『市場平均に賭ける方法=インデックス投資』を知る前までは『個別株投資で少しでも儲けられる⇒勝ち⇒楽しい』でしたが、
インデックス投資を知ってからは『インデックスを超える⇒勝ち』になってしまいまい、『インデックスを超えられない⇒負け⇒楽しくない』となりました。
俺の楽しみを奪いやがって。
学ぶ楽しみへのシフト
というわけで、「株式投資に大きな時間を割くことはしない!」という現在の考えに至ったわけです。
インデックスを超えられるほどの力があれば違ったのでしょうが、残念ながら私がそこに到達することはありませんでした(到達できる人が羨ましい…)
とはいえ、投資から『勝つ喜び』はなくなってしまいましたが、学ぶ喜びや、想像することの喜びが消滅したわけではありません。
色々な経済ニュースを読んで、先の未来を想像し、「やっぱりインデックスは安泰だぜ」と思いを巡らす行為はとても楽しいです。
凡庸な暴落おじさんとして、みなの期待通りに暴落の予言を外し続けていますが、それでも楽しいです。
そこで、『インデックスに勝てないことに気付いた悲しみ』を『ブログでの情報発信』で埋めているというのが、現状のスタイルです。
というわけで、
- 投資は楽しかった!
- けど、勝てないと面白くない!
というお話をさせてもらいました。
今回は『勝てないと楽しくない』という内容となりましたが、『勝てなくても楽しい娯楽』も存在しています。
これは、『続けていけば勝つことができる予感』を持っているからなのだと想像します。
しかし、私にとって株式投資は『続けていけば勝つことができる予感』を感じることのできない、とてもハードルの高い娯楽であったようです。
本記事の内容が、本ブログの賢明なる読者達に届けば幸いです。
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