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トランプ減税による勝者は「富裕層」

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トランプ大統領による『富裕層に有利な減税・歳出法案』が7月3日に下院で可決されました。

 

トランプ大統領の支持層は、

  • 非大卒者
  • 農村部
  • 反エリート層

といった『低賃金層』であったとの認識であったため、これには驚きです。

 

とはいえ、その『減税』の内容を見てみないことにはなんとも言えないので、具体的にどんな内容であったのか確認してみることにしました。

 

<目次>

 

高齢者への控除額の拡大

所得制限(年収7万5000以下)はあるものの、65歳以上の控除額が6000ドル(か4000ドル)拡大されます。

しかし、もともと税所得の小さかった低所得層は、今回の控除による効果はありません。

よって、これも『低所得層以外への恩恵が大きい』ものとなります。

Trump's 'Big, Beautiful Bill' Offers Seniors A $6,000 'Bonus' Tax Deduction

 

相続税減税

相続税の控除額も、個人で1500万ドル、夫婦で3000万ドルに引き上げられることになります。

相続税の控除額は、(インフレ調整前で)

  • ~2017年:個人で500万ドル程度
  • ~2025年:個人で1000万ドル程度

であったため、大幅に上昇することになります。

『これを超える相続は、上位1%程度しかない』とされているため、明らかに『高所得者のためだけの減税』であると言えそうです。

Even with the megabill’s higher $15 million estate-tax exemption

 

 

地方税の控除額を増額1万ドル⇒4万ドルに

また、州・地方税(SALT)の控除額も5年間の期限つきながらも、1万ドル⇒4万ドルに増額されます。

これに関しても、

  • もともと課税額の小さかった低所得層にとって恩恵の少ない減税

であることは間違いなく、『高所得層へ向けた減税』と言えます。

 

法人税減税の恒久化

第一次トランプ政権下で実施された法人税減税(35%⇒21%)が、法人税率20%にまで減税され、さらに恒久化されます。

これは、『企業の利益は労働者の利益である』と考えれば所得層に関わりなくメリットがあるようにも思えます。

 

が、第一次トランプ政権下での減税の効果は、

  • 企業の利益が増えても、賃上げしたのは一部大手のみであった
  • 企業の利益は、株主への分配や、自社株買いに当てられた
  • よって、浮いた法人税うち、60%が株主に行き、15%が従業員に渡ったと推測されている

と、残念ながらこれも『低所得者向けの減税にはならず、株主などに恩恵のある減税っとなった』ことが分かっています。

Tax Cuts and Jobs Act

 

チップや残業代の非課税化

他にも、チップ収入は最大2万5000ドル、残業収入は最大1万2500ドルが非課税対象となります。

これは一見『低所得層に有利』に見えますが、CBSによると

  • 時給25ドル未満の労働者のうち、チップを受け取っているのは約4%に過ぎない
  • そもそも低所得層は納税額が小さいため効果が小さい

と、これも『中・高所得者向けの減税である」としています。

"Big, beautiful bill" gives tipped workers a new tax break. Here's what to know. 

 

 

低所得者援助の削減

これら減税の財源の一つと考えられているのが、『低所得者援助の削減』です。

今回の減税・歳出法案では、低所得者向けにあった

  • メディケイド(低所得者向け公的医療保険)
  • フードスタンプ(食料支援)

が削減されることになりました。

 

これによって、所得下位20%の国民は平均で年間560ドル(およそ8万円)の負担増になると試算されています。

 

…。

 

ワロスw

 

まとめ

と、いうわけで(わたくしの調べた限り)7月3日に下院で可決された『トランプ減税』は、『高所得者向けの減税・歳出法案』であると言えそうです。

 

貧困層の援助を削減し、高所得者がより潤う…。

アメリカらしいと言えばらしいのですけども、トランプを推していた人々はこれに納得しているのか疑問です。

 

こうやって他国の事情を調べていると、あらためて

 

「日本で生活していてよかったー!!」

 

と思います。

 

とはいえ、この減税によりアメリカの企業や富裕層はより豊かとなり、国全体としても力づくよ経済成長していくのかもしれません。

 

というわけで、

  • 平和な日本で暮らしながら
  • アメリカの経済成長を享受できるよう投資する

というのが、平凡な個人投資家の取れる最良の選択なのではないかと思います。

 

 本記事の内容が、本ブログの賢明なる読者達に届けば幸いです。

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