つい最近
- 多くの金融機関が「2026年の米国株式はイマイチになる」と言っている
といったことを書きました。
それによって、「2026年のアメリカ株式はすごいぞ!」と言わなくてはならない使命感を覚えたので、本日はその方向へ。
まず、多くの金融機関が「米国株式は過去や他市場と比べて割高である」と判断しているのは間違いありません。(もちろん、全員じゃないよ)
この『割高』というやつは、様々な指数を参考に考えられ、実際に割高を判断する代表的な指数の一つである実績PERは、以下のように高い水準にあります。

この『PERが高い』という状況は株価が大きく上昇したがために発生しています。
投資家の中には(とくにインデックス投資家の中には)
「大きく株価が上昇すれば、次は大きく株価が下落するかもしれない」
「下落しないにしても、今後のリターンは小さくなるかもしれない」
と考えている人が多いです。
しかし、『割高である≒株価が大きく上昇した』と『今後のリターンはイマイチである』が一致するとは限りません。
株価は、投資家の期待値によって決まるため、
- 企業が投資家の期待通りに成長するのであれば、現在の株価は正当な株価であると言える
からです。
そして、投資家の期待が高いのには理由があります。
減税
アメリカでは、2025年には税制改革法案(One Big Beautiful Bill Act)が可決され、チップ収入や残業代に対する所得控除によって、個人の所得が改善されています(One Big Beautiful Bill Act)
これには、
- 税控除額の上限引き上げ
- 子ども税額控除の拡大
- 低所得者向け勤労所得税額控除の拡大
なども含まれており、これらによりアメリカ国民の所得が向上、消費活動の活発化、景気の改善、が期待されています。
金利の低下
アメリカは『利下げペースは速いか?遅いか?』の違いはあれど、利下げ局面にあると考えられています。
FRBからは
「状況の変化を認識せずに、追加利下げを一時停止するというシグナルを送ることは避けるべきだ」
と言う言葉も聞こえてきています(reuters.com)
利下げは、企業の資金調達コストを下げ、企業利益を押し上げる効果があります。
大方の予想通りに利下げが進んでいけば、割高に見えていた株価が『正常な株価だった』と言えるようになるかもしれません。
原油価格の低下
さらに、2026年には原油価格の下落が想定されています。
現時点で原油は供給過多にあるとされており、2026年も原油価格が低水準のままになるだとろうと予想されています(franklintempleton.lu)
EIA(米国エネルギー情報局)は、2026年には原油価格が59ドルまで下がると予想しており、これの低下は様々なコストに影響を及ぼします(2025年6月時点の予想なので、ベネズエラの原油の話は関係ないはず)

(EIA)
コストの低下は、企業・消費者双方にとってメリットとなり得るため、これにより景気の押し上げが予想されています。
それと…、
それに加えて、冒頭で紹介した記事でも書いた
- 米国企業の利益率はすでに高いものの、2025年は利益の改善”率”がイマイチであったため、2026年には大きく改善されるであろう
- 2026年に利益率が改善されるのは、2025年までにあった『賃金コストの上昇』『高金利』が緩和され、AIによる生産性の向上が表面化してくることが期待されるため
といったことから、アメリカ株式には期待できる要素が十分にあります。
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といったところですかね!!
他にも「アメリカ強し!」と言える要素を上げればキリはありませんが、とりあえずはこんなところで。
さて、このブログでは繰り返し書いている通り、
- ここ数年、アメリカ株式だけでなく、オルカンのリターンもものすごくよい
という状況にあります。
わたしは基本的に
- 山高ければ谷深し
- 市場リターンは平均回帰する
といったことを信じているタイプですが、「必ずそうなる!」と強い確信を持っているわけではありません。
株式投資の歴史は浅く、過去の実績が未来に通用するとは限りませんし、変化し続ける世界で『株式リターン』が普遍的なものであるとは考えづらいからです。
とはいえ、
「お金さえ提供してくれたら大儲けさせてやるし、俺も大儲けするわ!!」
という人々の欲望は普遍的なものでしょうから、この欲望を原動力として企業は成長し続け、株主に利益を与え続けてくれるであろうことに期待して、どれだけ市場が割高に見えようとも、株式投資を続けていきたいと思います。
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って書いたけど、「どれだけ市場が割高に見えようとも投資を続ける」のくだり、どれだけ割高になってもこれを言い続けられるのかとても興味があるので、自身を試す意味でも『異常なほどの割高』な世界が来ることに期待したいと思います。
(そしたらリバランスして4資産均等型に振り分けるだけですけどね、きっと)
本記事の内容が、本ブログの賢明なる読者達に届けば幸いです。
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