最終更新日：2021/3/2
いまだに
- 投資家はズルい
- 楽して儲けている
- 労働者から搾取している
と考えている人がいるようなので、ネタにしようかと思います。
そういった方々は、何故「ズルい」とだけいって、自らも投資家になろうとしないのか考察すると、
- お金がない
- ギャンブルはしたくない
- ズルいことはしたくない
と考えをもっていることが想像できます。
『お金がない』からこそ投資すべし
まず「お金がない」についてですが、昨今では100円から投資することが可能で、かつたった100円であったとしても、積み立て続け、複利の力を活用すれば将来は大金となることが期待できます。
具体例を挙げると
- 1日100円を毎日投資（年間36500円）
- 投資先は全世界株とし年利5％のリターンを想定
とした場合、資産が以下のように増えていきます。
- 10年後： 48万円（ 12万円の利益）
- 20年後：127万円（ 53万円の利益）
- 30年後：255万円（155万円の利益）
- 40年後：363万円（317万円の利益）
- 50年後：802万円（620万円の利益）
たった100円でもこの通りです。
また、『お金がなくて投資できない』のではなく『お金がないからこそ投資するべき』とも言えます。
完全なる主観ですが、「お金がない」と嘆いている人であっても
- 自販機やコンビニで割高な商品を購入
- カップ麺のようなコスパの悪い食品を食べる
- タバコ・酒といった嗜好品をたしなむ
といった『完全なる無駄遣い（筆者（ひょしおんぬ）目線）』をしている可能性は高いです。
これらを続け、生涯「お金がない」と言い続けたいのであれば構いませんが、
そうでなければこれらを絶ち、投資することで『お金がない』状態を脱することをおススメします。
また、昨今では優秀なインデックス投資が気軽にできるようになっているため、大して努力しなくても気軽に投資できる環境が整っています。
参考記事：貧乏人のためのインデックス投資【投資するお金は既にある】
これだけ恵まれた環境にありながらも「投資をしない」というのであれば、それは『自ら搾取される人生を選んだ』だけのことです。
次いで「ギャンブルはしたくない」という意見に対してです。
リスクを負うからこそリターンが狙える
株式投資は、資産を失うリスクがあります。
しかし、リスクを負っているからこそリターンが期待できるわけです。
リスクを負わずしてお金を稼ごうと思うと『労働する』しかないわけですが、それはあなたが選んだ道でしょう。
また、あたなとは違って勇敢にも「リスクを取る」という選択をした投資家には、その分の見返りがあるのは当然のことです。
また「株式投資はただのギャンブル」だと思っているのであれば、それはただの勉強不足です。
全世界の株式は、過去100年以上にわたってリターンを提供し続けており、短期的にはギャンブルであっても長期的にはリターンが期待できるものです。
当然、これが今後も永久に続く保証はありませんが、株式投資の『企業のオーナーとなる』性質を踏まえれば、高い可能性でリターンがもたらされ続けることが期待できます。
とまで言っても
「それでも、投資家のようなズルいやつになりたくない！」
と言う方もいるかもしれませんが『投資家がいるからこそあなたの生活が成り立っている』とも言えることを知ってください。
投資家がいるからこそ、多くの人が安定した生活を送れる
（株式）投資家とは『企業のオーナー』です。
つまり、『アイデアはあれどもお金がない（お金が必要な）人』に対して出資する立場の人とも言えます。
つまり投資家がいるからこそ
- 株式会社が生まれることができ
- 多くの労働者を雇うことができ
- 安定した生活を送れる人が大量に生まれる
とも言えます。
言い方を変えると、あなたが
- 会社に守られ
- 言われた仕事をこなしているだけで
- リスクを負うこともなく
- 安定した給料が手に入る
のは、投資家が出資しているからです。
そして、前述の通り投資家はリスクを負って投資しています。
感謝こそされど「ズルい」と言われる立場ではありません。
もし、それでも「投資家はズルい！」「労働者は搾取されている！」と思うのであれば、サラリーマンを辞め、リスクを取って起業すればいいだけの話です。
『起業しない』という『楽でリスクのない道＝サラリーマン』を選ぶのであれば、リスクを取った人間よりも手に入るお金が少ないのは当然のことです。
もし、その道を選ぶのであれば、投資家に感謝しつつ安定した給料を手にし続ければいいだけの話です。
それがあなたの選んだ道なわけですから。
まとめ
ここまで色々と書いてきましたが、ここら辺は普通に勉強すれば分かることなので、この程度のことすら知らないというのであれば、ただの不勉強です。
自分の不勉強を棚に上げて、よく知りもしない投資家を批判しても何も生まれません。
それ以前に、自分が恵まれない立場にいるのは
- 国のせいだ
- 会社のせいだ
- 上司のせいだ
- 親のせいだ
と文句を言っていたところで自分の置かれている環境・立場が改善することはありません。
であれば、今の環境に自分を合わせにいくしかありません。
そして、いまは容易に投資家になれる時代です。
「投資家はズルい」「投資家ばかり恵まれている」と思うのであれば、自分が投資家になればいいだけの話です。
昔とは違い、自分の道は自分で選べる時代となっています。
周りに流されるだけでなく、自分の頭で自分の道を選びましょう。
といった感じで、『みんな投資しろ！』と読み取られかねない記事を書いてしまいましたが、そう言っているわけではなく
- 投資は人生を大きく変えるものであることから、全ての人が投資について学び、『投資するべきかどうか』を真剣に考えるべき
と言いたいのです。
脳死家に希望がないのは投資に限った話ではありませんし、どの時代でも同じことです。
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