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世界同時株安からの地域別・代表的ETFの株価の変動を確認【暴落から36週間】

最終更新日:2020/11/1

 

新型コロナウィルスによる暴落からの株価の変動を確認、比較していきます。

比較対象は、

  • VT(全世界株式)
  • VTI(全米株式)
  • TOK(先進国株式)
  • VWO(新興国株式)
  • QQQ(米ハイテク大手株式)
  • VYM(米高配当株式)

です。

 

今週は、『新型コロナの感染拡大によって株価が下落』というニュースが報道されており、実際に『少しばかし株価が下落した』という状況にあります。

 

実際に『全世界の新型コロナの新規感染者数』は、感染の勢いを増しており、(日本ではさほど大きく取り扱われていないように感じますが)10月24日には1日で50万人を超す感染者数を記録しました。

その後いったんは落ち着きつつあるものの、下記グラフを見ている限りは『感染拡大の真っただ中』という状況にありそうです。

 

※新型コロナの感染者数推移

新型コロナの感染者数推移

提供元:Template:COVID-19 pandemic data - Wikipedia

 

コロナ対策(ワクチンの開発等)の目途が立っていない現状で、このペースで感染者が増え続ければ『やばい』ということは容易に想像できます。

  

さて、このような状況の元、株価はどのように推移しているのか、実際の”数値”で確認していきたいと思います。

 

確認するのは、

  • 日本で販売している投資信託(為替の影響も含んだ確認)
  • アメリカで販売しているETF(ドル-円の為替を無視して確認)

の2つです。 

   

<目次>

 

世界同時株安からの株価の変動を確認

さっそくですが、株価の変動を「世界全体の株価の指標であるMSCI-ACWIを基準とする日本の投資信託」の推移で確認してみたいと思います。

(世界平均の株価の推移と思ってください) 

 

まずは過去10年、過去2年、暴落以降の推移を記載します。

MSCI-ACWI過去10年の推移

MSCI-ACWI過去2年

MSCI-ACWI過去36週

※2020年10月30日時点の216,803ポイントに合わせて赤点線を引いてあります。

 

『暴落』という単語すら聞こえてくる1週間でしたが、こうして見ると大して値を下げていないことが分かります。

 

また、新型コロナの感染者数と株価を比較すると、

  • 新型コロナは10月初旬より急増
  • 株価は10月初旬より上昇、後半になって下落

ということで、株価が下落した理由と言われている『新型コロナの感染者数拡大』は、下落のいち原因でしかないと考えられます。

 

なお、具体的な株価の変動率としては

  • 先週末と比べて4.1%の下落
  • ピーク時(2/21)と比べて9.0%の下落
  • 底値時(3/24)と比べて39.4%の上昇

 となっており、先週末から『ゆるやかな下落』を続けています。

 

では次に、投資先地域毎の推移をETFで確認します。

 

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VTI・VT・VWO・TOK・VYM・QQQの推移を比較

まずは、地域別の推移です。

VTI・VT・VWO・TOKの推移を比較

※2020/2/3時点を100ポイントに統一しています。

 

具体的な結果を成績順に並べると、

  • 103.7ポイント:新興国(VWO)
  • 101.7ポイント:アメリカ(VTI)
  •   98.9ポイント:全世界(VT)
  •   97.4ポイント:先進国(TOK)

といった感じで、新興国がアメリカを抜いてトップの成績となりました。

今週はちょっとした下落があったので、コロナ暴落が開始する前(2020年2月時点)とほぼ同程度の成績となっています。

 

次に、アメリカ株の中でも種類別ETFの推移を見ていきます。

VTI・VYM・QQQの推移を比較


まず真っ先に目に付くのは、

  • QQQ(NASDAQ100:米ハイテク大手)の圧倒的な成績
  • VYM(米高配当)の残念な成績

です。

 

9月、10月は

  • 値動きの激しいQQQ
  • 安定した値動きのVYM

といった感じでしたが、10月後半の下落時にはVYMも大きく値を下げていたのが目に付きます。

  

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今後の株価について

今後の株価について

今後のイベントとしては、とにかく『米大統領選挙』につきます。

 

10月26日~株価が下落した際には「大統領選を直前に控えて暴落が始まったか!?」と期待しましたが、今のところ『期待外れの下落』といった感じでした。

とはいえ、大統領選の前後には『さらなる激しい値動き』が起きてもおかしくはありません。

 

しかし『さらなる値動き』が暴落なのか、暴騰なのかを予想することは困難です。

よって、大統領選が控えているとはいえ『いつも通りの投資スタイル』を継続することが大切だと言えそうです。

参考記事:大統領選挙前に投資家がおかす4つの大きな間違い

 

トランプ氏・バイデン氏の政策は『真逆』と言ってもいいくらい違っているので、恩恵を受けるセクター、被害を被るセクターが全く違います。

参考記事:【先取り】バイデン氏が米大統領になる前に買うべき株

 

報道を見ている限り『バイデン氏有利』という印象を持っていますが、まだ分かりません。

4年前のトランプvsヒラリーによる大統領選の際にも、事前調査では『トランプ不利』とされていましたが、ふたを開けてみると『トランプの勝利』となりました。

 

それは

  • 本当はトランプに投票しようと考えているのに、調査機関に対しては「ヒラリーに投票します」と答える人が多くいた

ためで、『トランプを選ぶ人』と思われるのを避けたい、という意識が働いていたのも一因だと言われています。

(おおやけにトランプを支持するのは勇気がいりますよねw)

 

というわけで筆者(ひょしおんぬ)は、大統領選について『その日がくるまで分からない』と考えています。

 

というわけで、個人投資家がやらねければならないことは、

  • 「出遅れないように今のうちに買おう!」と買い急ぐ
  • 「バイデン当選に不利な銘柄を売り切ろう!」と売りに走る

といったことをせず、冷静に市場を見つめながら自分の投資ルールに忠実に従うことしかありません。

 

とはいえ、以下グラフの通り、広い目線で見れば世界の株価は100年以上にわたり上昇を続けているのも事実です。

世界の株価の推移

つまり、今後暴落が発生しようとも、しなかろうとも

  • 大きくとらえれば”今”が最も安く株を購入できるチャンス

と言えるわけです。

 

というわけで、本ブログの筆者ひょしおんぬは、

  • 生活防衛費を残した余剰資金の全てを投資する

というスタイルを今後も継続していき、将来のリターンに期待したいと思います。

関連記事:積立インデックス投資にナンピン買いは不要【資産を最大化するためのヒント】

 

 本記事の内容が、本ブログの賢明なる読者達に届けば幸いです。

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