最終更新日:2020/10/31
株式投資なんかやめた方がいいです。
筆者(ひょしおんぬ)は、15年以上投資していますが、以下理由から投資はお勧めしません。
- 短期的には大して儲からない
- 資産が半分以下に減少する可能性がある
- 日々の株価の値動きでドキドキしてしまう
- 投資のために時間を取られる
- 知人から「こいつ大丈夫か?」「ずるい」と思われる
では、詳しく見ていきましょう。
<目次>
- 短期的には大して儲からない
- 資産が半分以下に減少する可能性がある
- 日々の株価の値動きでドキドキしてしまう
- 投資のために時間を取られる
- 知人から「こいつ大丈夫か?」「ずるい」と思われる
- まとめ:株式投資なんかやめた方がいい
短期的には大して儲からない
株式投資はほとんど儲かりません。
期待できる年間リターンは数%程度です。
つまり、100万円を1年も投資したとしても、数万円の期待リターンしかないわけです。
「長期的に投資を続ければ複利の効果が~」
と言う反論があるかもしれませんが、実際は大したことありません。
100万円を元本にした投資を年間7.2%のリターンを複利で計算すると、
- 10年後:200万円
- 20年後:400万円
- 30年後:800万円
- 40年後:1600万円
- 50年後:3200万円
- 60年後:6400万円
- 70年後:1.28億円
- 80年後:2.56億円
- 90年後:5.12億円
- 100年後:10.24億円
にしかなりません。
100年後にはやっと10億円を超えますが、あなたは100年後に生きていますか?
もし死んでいるのなら、10億円をゴミ箱に捨てたも同然です。
参考記事:投資信託(長期インデックス投資)が儲かる理由とは(複利効果)
しかも、投資によるリターンはこんなに少ないのにも関わらず、「暴落」というリスクが待ちかまえています。
資産が半分以下に減少する可能性がある
世界分散投資によってリスク分散していたところで、株価は
- 新型コロナによる暴落では35%程度の下落
- リーマンショック時には60%程度の下落
をしました。
年間数%の期待リターンしかない投資をしているのにも関わらず、こんなレベルの暴落がしょっちゅうあります。
「極端な暴落は配当利回りを押し上げることになり、長期的にはリターンの源泉ともなる」
という反論があるかもしれませんが、その恩恵を受けられるのは
『暴落にも恐れず投資を継続できる「強いメンタル」or「投資についての深い理解」を持った投資家』
に限られるため、ほとんどの『投資について無知な投資家』にとって、暴落はリスク以外のなにものでもありません。
そんな暴落の危険性があるわけですから、投資家には日々の株価の値動きを見て「大丈夫かしら…」と不安に襲われる日々が待っています。
日々の株価の値動きでドキドキしてしまう
ちょっとした事件が発生するだけで、株価はたった1日で数%ダウンすることが頻繁にあります。
投資額が小さいうちはいいかもしれませんが、1000万円投資している際に5%の下落が発生すると『1日で50万円の損失』となるわけです。
恐ろしい…。
「長期的に見れば年間数%のリターンが期待できるんだから、日々の変動なんか見なければいい」
という反論があるかもしれませんが、人間のメンタルはそんなに強くありません。
どうしたって株価の変動を見てしまいます。
そうして、日々のドキドキに何とか耐えながらも投資を継続したところで、年間の期待リターンは数%程度しかないわけです。
このドキドキから逃れるためには『世界経済が今後も発展し続けること』を心底から信じる必要があるわけですが、その『発展し続ける根拠』は
- 今までも経済発展し続けてきたから
- 世界人口はこれからも爆発的に伸び続けるから
- 新興国が急速に発展してきているから
- テクノロジーが常に進化し続けてきているから
といった当たり前のことしかなく、この程度で『これからも発展し続ける』と言い切るのは難しいです。
参考記事:【歴史から学ぶ】株式投資が儲かる理由
つまり、不安を回避するためには『絶対に大丈夫!』という根拠を常に学び続ける必要があるわけです。
投資のために時間を取られる
『学ぶ』という行為は、『自由な時間を奪われる』ことと同義です。
投資や世界経済について学んだところで、『世界中で日々起きている変化』に対する理解が深まり、経済ニュースが娯楽にまで昇華しますが、ほとんどのサラリーマンにとってメリットはありません。
経済通になったところで、
- ウーバーイーツ配達のスピードが向上しますか?
- プログラミングによるバグは減りますか?
- 保育園にいる子供の扱いが上手くなりますか?
- コンビニ弁当に梅干をのせるテクニックが向上しますか?
- ボディビルダーの筋肉は成長しますか?
考えるまでもありませんね。
投資の世界は広く深いため、学んでも学びきれるものではありません。
参考記事:投資を趣味にすることで豊かな人生が送れる【楽しみながら稼ごう】
そんなものに時間をかけたところで、大したメリットはないどころか、周りからは白い目で見られる危険性すらあります。
知人から「こいつ大丈夫か?」「ずるい」と思われる
日本では投資に対する理解が浅く、まだまだ「投資=やばい」と思っている人が多いです。
投資していることをカミングアウトして「こいつ大丈夫か?」と思われたいですか?
投資について学ぶと「投資はいいものだ!」と思い、知人にも広めたくなるものですが、そんな意見を聞き入れてくれるのは高いマネーリテラシーを持ったごく一部の人に限られます。
古くからある「投資はギャンブル」という考えを持っている人には、全く通用しません。
さらに、長期に渡って投資を続けた後に、大きな資産を手にした頃がバレると「ずるいやつだ!」と批判される危険性すらあります。
そんな目で見られたくないのであれば、投資なんかするべきではありません。
年金2000万円問題や、NISA等の制度ができたことによって、投資に対する理解が広がりつつあり、2022年からは、高校家庭科で金融教育が開始される予定ともなっていますが、残念ながら『まだまだ投資への理解は得られていない』というのが現状です。
投資を始めるのは、
- 多くの人の投資に対する理解が深まり
- みなが投資を始め
- 株価が十分に上昇した
のちに開始するのが『賢い選択』です。
今はまだその時ではありません。
まとめ:株式投資なんかやめた方がいい
ここまで記事にさせてもらった通り、
- 短期的には大して儲からない
- 資産が半分以下に減少する可能性がある
- 日々の株価の値動きでドキドキしてしまう
- 投資のために時間を取られる
- 知人から「こいつ大丈夫か?」「ずるい」と思われる
の5つの理由から、『株式投資はやめておけ』という結論となりました。
苦労の割にリターンの少ないことに手を出す必要はありません。
やはり収入は『労働』から得るべきです。
『労働は尊い』ものであるため、70歳、80歳、90歳、100歳まで自分を犠牲にしてでも働き続ける方が『美しい』と言えます。
たとえ投資によって『お金に振り回されない人生』を手に入れられたとしても、それは『投資先の企業の労働による利益』を搾取しているだけであり、『労働による収入』とは比べ物になりません。
働きもせずに収入を得るなんてとんでもない!!
というわけで、筆者(ひょしおんぬ)は、
- 大して儲からない投資を続け
- 資産が激減する恐れで心労を貯めつつ
- 株価の変動にビビりながら
- 投資に対する勉強を続け
- 知人にばれないようにひっそり投資
を続け、4年後には細々とセミリタイアすることとします。
あー、投資なんてするもんじゃないわぁ。
本記事の内容が、本ブログの賢明なる読者達に届けば幸いです。
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