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世界同時株安からの地域別・代表的ETFの株価の変動を確認【暴落から34週間】

最終更新日:2020/10/18

 

新型コロナウィルスによる暴落からの株価の変動を確認、比較していきます。

比較対象は、

  • VT(全世界株式)
  • VTI(全米株式)
  • TOK(先進国株式)
  • VWO(新興国株式)
  • QQQ(米ハイテク大手株式)
  • VYM(米高配当株式)

です。

 

大統領選が近づきつつありますが、これといって大きなイベントもなく、株価も平坦に推移している一週間でした。

アメリカでは、コロナの感染拡大がさらに広がりつつあり『第3波の到来か』とも言われています。

 

さらに、『全世界の新型コロナの新規感染者数』は、に目を向けると久しぶりの上昇傾向が見え、10月10日には『1日で40万人の新規感染者』が発生しており、油断ならない状況であることがよく分かります。

※新型コロナの感染者数推移

新型コロナ世界の新規感染者数の推移

 

提供元:Template:COVID-19 pandemic data - Wikipedia

  

さて、このような状況の元、株価はどのように推移しているのか、実際の”数値”で確認していきたいと思います。

 

確認するのは、

  • 日本で販売している投資信託(為替の影響も含んだ確認)
  • アメリカで販売しているETF(ドル-円の為替を無視して確認)

の2つです。 

   

<目次>

 

世界同時株安からの株価の変動を確認

さっそくですが、株価の変動を「世界全体の株価の指標であるMSCI-ACWIを基準とする日本の投資信託」の推移で確認してみたいと思います。

(世界平均の株価の推移と思ってください) 

 

まずは過去10年、過去2年、過去34週の推移を記載します。

【新型コロナウィルス】過去10年間の株価の推移

【新型コロナウィルス】過去2年間の株価の推移

【新型コロナウィルス】過去34週間の株価の推移

※2020年10月6日時点の228,475ポイントに合わせて赤点線を引いてあります。

 

『なんとなく』 ですが、230,000ポイントあたりが壁となっているように感じます。

 

なお、具体的な株価の変動率としては

  • 先週末と比べて0.2%の下落
  • ピーク時(2/21)と比べて4.1%の下落
  • 底値時(3/24)と比べて46.9%の上昇

 となっており、先週末からはほとんど変化していません。

 

では次に、投資先地域毎の推移をETFで確認します。

 

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VTI・VT・VWO・TOK・VYM・QQQの推移を比較

まずは、地域別の推移です。

VTI・VT・VWO・TOK推移を比較

※2020/2/3時点を100ポイントに統一しています。

 

正直に言って全然おもしろくない1週間でした。

みなが同じように大して値動きしていませんでした。

 

具体的な結果を成績順に並べると、

  • 108.2ポイント:アメリカ(VTI)
  • 105.9ポイント:新興国(VWO)
  • 104.4ポイント:全世界(VT)
  • 104.0ポイント:先進国(TOK)

といった感じで、ほとんど同じような成績となっており、基準にしている2月3日時点の株価を『そこそこ超えてきた』といった感じです。

 

次に、アメリカ株の中でも種類別ETFの推移を見ていきます。

VTI・VYM・QQQの推移を比較



まず真っ先に目に付くのは、

  • QQQ(NASDAQ100:米ハイテク大手)の圧倒的な成績
  • VYM(米高配当)の残念な成績

ですが、現時点にフォーカスを当てると

  • QQQは9月初旬よりも大きく値を下げている
  • VYM、VTIは9月初旬の株価まで(ほぼ)回復している

という実績も目につきます。

 

この状況について『株式投資』や『株式投資の未来』で有名な、ジェレミー・シーゲル教授は、

「パンデミック相場で急騰していたハイテク銘柄は、多くのトレンド投資家を集めていた。ハイテク株暴落が、いつか起きることは分かっていた。これは健全な暴落だ。」

と言い、どちらかというと『良い暴落(過剰な暴騰を避けた)』と捉えています。

 

今回の暴落によって

  • 「ハイテク株はもう終わりじゃ!」と配当銘柄の人気が高まる
  • 「大きく値を下げて適正な株価になった!」と再びハイテク株に人気が集まる

など、どのようになるか注視していく必要がありそうです。

 

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今後の株価について

今後の株価について


今後のイベントとしては、とにかく『米大統領選挙』につきます。

トランプ氏・バイデン氏の政策は『真逆』と言ってもいいくらい違っているので、恩恵を受けるセクター、被害を被るセクターが全く違います。

参考記事:【先取り】バイデン氏が米大統領になる前に買うべき株

 

報道を見ている限り『バイデン氏有利』という印象を持っていますが、まだ分かりません。

4年前のトランプvsヒラリーによる大統領選の際にも、事前調査では『トランプ不利』とされていましたが、ふたを開けてみると『トランプの勝利』となりました。

 

それは

  • 本当はトランプに投票しようと考えているのに、調査機関に対しては「ヒラリーに投票します」と答える人が多くいた

ためで、『トランプを選ぶ人』と思われるのを避けたい、という意識が働いていたのも一因だと言われています。

(おおやけにトランプを支持するのは勇気がいりますよねw)

 

というわけで筆者(ひょしおんぬ)は、大統領選について『その日がくるまで分からない』と考えています。

 

というわけで、個人投資家がやらねければならないことは、

  • 「出遅れないように今のうちに買おう!」と買い急ぐ
  • 「バイデン当選に不利な銘柄を売り切ろう!」と売りに走る

といったことをせず、冷静に市場を見つめながら自分の投資ルールに忠実に従うことしかありません。

 

とはいえ、以下グラフの通り、広い目線で見れば世界の株価は100年以上にわたり上昇を続けているのも事実です。

世界の株価の推移

つまり、今後暴落が発生しようとも、しなかろうとも

  • 大きくとらえれば”今”が最も安く株を購入できるチャンス

と言えるわけです。

 

というわけで、本ブログの筆者ひょしおんぬは、

  • 生活防衛費を残した余剰資金の全てを投資する

というスタイルを今後も継続していき、将来のリターンに期待したいと思います。

関連記事:積立インデックス投資にナンピン買いは不要【資産を最大化するためのヒント】

 

 本記事の内容が、本ブログの賢明なる読者達に届けば幸いです。

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