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日本株の未来は明るい、かもしれない理由【見通しを考察】

最終更新日:2020/10/12

 

『先行きが暗い』と言われる日本株の未来が、明るい(かもしれない)理由について考察していきます。

 

日本は、少子高齢化が進んでおり、総人口も人口も減少していくことがほぼ間違いないと言えるため、『投資先としての魅力がない』と思われています。

しかし、多く人が『日本株に魅力がない』と考えているということは、『日本株へ投資する人が少ないため、割安で放置されている』とも考えられます。

(日本の将来が厳しいのは織り込み済み)

 

つまり、日本株にとって『思いもよらない追い風』が少しでも吹くことがあれば、株価が上昇していくことに期待できるわけです。

 

筆者(ひょしおんぬ)が、その『思いもよらぬ追い風』として考えているのが、以下2点です。

  • 日本人投資家の増加
  • カントリーバイアスの減少
  • 海外投資家の増加によって日本企業の在り方が改善

これらによって、筆者(ひょしおんぬ)は「日本株にも未来がある」と考えていますので、それを本記事でツラツラと述べていこうと思います。

 

<目次>

 

日本人投資家が増え続けている

以前記事にもした通り通り、日本人の個人の金融資産は

  • 合計   :1883兆円
  • 現金・預金:1031兆円
  • 株式等  :  173兆円
  • 投資信託 :    68兆円

となっており、投資比率が圧倒的に低いです。

参考記事:日銀が個人の金融資産を発表

 

しかし、それが『年金2000万円問題』や『NISA』の登場によって変わりつつあるのを感じます。

実際に東京証券取引所の調査によると、以下グラフの通り個人株主は大きく増加し続けています。

個人株主の推移

2018年度株式分布状況調査の調査結果についてより

 

『日本人の投資比率が低い』ということは、『日本人の投資比率をあげる余地が十分にある』とも言えるため、今の「投資が広まっていく傾向」が続けば、かなりの金額が投資に回ってくると期待できます。

 

また、2022年からは高校家庭科で『金融教育』が開始されます。

詳細はまだ出ていませんが、『株式』『債券』『投資信託』のメリット・デメリットについて、触れられることが予定されています。

それが始まれば、『投資』はより身近なものとなっていき、日本の株式市場にとって大きな推進力となりそうです。

 

が、日本人投資家が増え続けることはほぼ間違いないとは言え、気軽に海外株式を購入できる現在では、日本人投資家が日本株式に手を出すとは限りません。

(実際に今はアメリカ株ブームが起きているように)

 

しかし、それは海外投資家にも言えることで、気軽に日本株を買える環境が整ってきています。

 

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カントリーバイアスがなくなる

数年前には海外の市場で株取引を行うためのハードルが高かったため、『株式投資』といえば『自国の株を買う』というイメージが強く、『海外の株を買う』というとマイノリティーなイメージがありました。

それが、証券会社の努力やインターネットの発展によって、国内・国外関係なく気軽に株を買うことができるようになりました。

 

それによって、『日本人投資家が海外の株を買うようになる』とだけ考えると、日本市場にとってはデメリットとしかなりませんが、『海外投資家が日本の株を買うようになる』ことも忘れてはいけません。

 

日本市場は現在GPDで世界第3位であり、2050年時点でも4位、5位くらいに位置していると予想されています(1.中国、2.アメリカ、3.インド、4.ブラジル、5.日本の順)

その強大な日本市場が世界中にいる70億人(2050年時点では100億人近くの予想)からそっぽを向かれるとは考えづらいです。

 

よって、例え1.3億人いる日本人が日本市場への投資比率を低く抑えたところで、それ以上の資金が海外から流れてくる、という考えはおかしな話ではありません。

 

そして、海外からの投資家が増えれば、日本企業は変わっていかざるを得ない状況に陥ります。

 

海外投資家の増加によって日本企業の在り方が改善

海外投資家の増加によって日本企業の在り方が改善

よく、

  • アメリカ企業は株主還元を意識し、利益率が高い

と言われることがありますが、日本株はそうではありません。

 

しかし、上記で挙げた『カントリーバイアス』がなくなることによって、日本企業に海外の株主が増えれば、日本企業は変わっていくしかなくなります。

 

というのも、基本的には『企業は株主のもの』であるため、株主の多くが「もっと○○して株主還元しろ!(利益率を上げろ!)」と言われれば、それに従わざるを得なくなるためです。

そうなれば、日本企業の在り方はどんどん改善されていくことが予想され、それによって株価が上昇していくことも期待できます。

(既に『グローバル化(使い古された言葉でなんかヤダw)』によって変わりつつあるのを実感していますが)

 

 

『日本企業は利益率が低い』ということは、『利益率を改善する余地が大きく残されている』とも言えます。

日本企業の体制が、(内的要因にせよ外的要因にせよ)良い方向に変化するようなことがあれば、世界的な大企業がおおく存在する日本市場は明るい、と言えるのかもしれません。

 

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まとめ:日本株の未来は明るい、と言える要素が多くある

ここまで記事にさせてもらった通り、現時点で『低評価な日本市場』は『上昇の余地が十分にある』と言えそうです。

 

そして、以下に挙げることから『日本市場が明るい』と考えることができます。

  • 日本人投資家の増加
  • カントリーバイアスの減少
  • 海外投資家の増加によって日本企業の在り方が改善

 

何事にも言えることですが、劣等生であれば劣等生であるほど、成績を上げていく余地が十分にあります。

『劣等生と言われながらも世界3位のGPDを誇る日本』には『期待できる』と言ってもいいのではないでしょうか。

 

 本記事の内容が、本ブログの賢明なる読者達に届けば幸いです。

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