最終更新日:2020/9/29
日銀が発表した資金循環統計によると、個人の金融資産@6月末時点は
- 合計 :1883兆円
- 現金・預金:1031兆円(4.0%増)
- 株式等 : 173兆円(4.3%減)
- 投資信託 : 68兆円(2.7%減)
となりました。
投資比率の低さに驚きますが、目線を変えれば『まだまだ伸びしろがある』とも言えます。
なお、現金・預金の増加は特別給付金(一人10万円)によるものと考えられますので、
- 受け取ったお金を貯金に回した
という人が結構いたのだと思われます。
投資比率に焦点を当てると、株式・投資信託の両方合わせても、現金・預金に比べるて23%程度の金額しかなく、『いかに日本人が投資していないか』がよく分かるデータです。
この調査結果からは、
「日本人は投資してないなー」
「こんなんだから日本企業の株価もパッとしないんだよ」
「日本の将来は暗いなー」
と考えることも可能ですが、全く違う見方もできます。
仮に現金・預金を投資していたとすると…?
仮にですが、
- 現金・預金の半分ていど(500兆円)を投資
- 投資先はVT(全世界株式)
- VTの分配金は年2.5%(過去の実績より算出)
- 外国税控除は使わない(小さいし、計算が面倒w)
とした場合、
- 毎年12.5兆円が分配金として発生(500兆円×2.5%)
- うち、1.25兆円(10%)をアメリカにおさめる(税金)
- 残り11.25兆円が日本に流入
- うち、2.25兆円(20%)を日本におさめる(税金)
- 残り9兆円が個人投資家の手元に残る
となります。
整理すると、毎年のように
- 日本政府は2.25兆円の税金を手に入れる
- 個人投資家は9兆円を手に入れる
- 合計すると日本は11.25兆円も豊かになる
というわけですね。
日本の一般会計税収の年60兆円と比べると、この金額の大きさがよく分かります。
これだけの金額が毎年のように日本に流れ込むようになれば、少子高齢化にある日本であっても、どんどん豊かになっていくことが想像できます。
さらに書くと、上記は配当金(インカムゲイン)にのみ焦点を当てているので、株価の値上がりによる利益(キャピタルゲイン)を含めると、日本へ流れてくる金額はさらに大きくなります(2倍~3倍程度になると思われる)
日本の未来は明るいかもしれない?
『少子高齢化がすすむ日本の未来は暗い』と考える方が多いと思いますが、ここまで書いたきたように、大量の武器(現金・預金)をたくわえています。
つまり、何らかの「パワー!!……ハッ(笑顔)」によって『みんなが当たり前のように投資する』という事態になれば、日本にとって明るい未来が見えてきます。
- 税収が上がれば国営が安定する
- 個人投資家が儲かれば、日本国内での消費増につながる
- 日本の企業が儲かればサラリーマンの収入が増える
- みなの収入が増えれば治安も良くなる
などなど、よいこと尽くめです。
今の「投資?しないよ?」という日本人のマインドは、戦時の『贅沢は敵だ!』に代表されるような「お金があったら貯金しろ!戦争の費用にするから」という国からの奨励(洗脳?)が元にあると考えられます。
しかし、年月の経過とともにその洗脳は溶けつつあり、投資が広がってきているのを感じます。
その「投資?あたりまえでしょ?」の感覚が広がり、日本全体が豊かになり、日本人の収入が増えることで、『みなが当たり前のように投資する時代』がいずれくると期待します。
そんなわけで筆者(ひょしおんぬ)は、これからも投資を広げるべく、本ブログを書き続けていこうと思います。
日本よ豊かになってくれーい!!
本記事の内容が、本ブログの賢明なる読者達に届けば幸いです。
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