
先日、ゲーマー仲間のずぉさんが
リターンの順番逆だったらとか面白い😆
— ずぉ (@zott_0123) 2025年11月19日
しかし、ここ10年って株式本当に好調ですねー
あれじゃないですか?
リターンの順序じゃなくて、+と−を入れ替えたら、ひどい結果になるんじゃないですかね😨
(リスクプレミアムの5%をマイナスしてから+と−を入れ替えればそれっぽくなる??)
と、
「投資リターンの+と-が反対だったら面白いじゃない?」
と無茶なことを言っておりました。
これは、先日公開した「投資の年別リターンが、逆の順番でやってきたら今ほど資産は増えていたのだろうか?」を確認した記事に対するコメントだったわけですが、
「それはそれで面白そう!」
ということで、実際にやってみることに。
前回の記事のおさらいですが、
『年間500万円の積立投資』をした場合、現実に即したリターンにすると、以下のようになり、
| 年 | 資産 | リターン |
|---|---|---|
| 2017/01 | 500 | 11.5% |
| 2018/01 | 1,058 | -7.9% |
| 2019/01 | 1,474 | 33.3% |
| 2020/01 | 2,465 | 10.4% |
| 2021/01 | 3,221 | 38.0% |
| 2022/01 | 4,945 | 4.3% |
| 2023/01 | 5,658 | 29.3% |
| 2024/01 | 7,816 | 26.4% |
| 2025/01 | 10,379 | 6.7% |
| 2026/01 | 11,574 |
4,500万円の元本を確保し、11,574万円の資産を手に入れることになります。
そして、本題である『+と-を逆転』させるとこうなります。
| 年 | 資産 | リターン |
|---|---|---|
| 2017/01 | 500.00 | -11.5% |
| 2018/01 | 942.50 | 7.9% |
| 2019/01 | 1,516.96 | -33.3% |
| 2020/01 | 1,511.81 | -10.4% |
| 2021/01 | 1,854.58 | -38.0% |
| 2022/01 | 1,649.84 | -4.3% |
| 2023/01 | 2,078.90 | -29.3% |
| 2024/01 | 1,969.78 | -26.4% |
| 2025/01 | 1,949.76 | -6.7% |
| 2026/10 | 2,319.12 |
4,500万円の元本で、2,319万円が残っている残念な結果となります。
残念ではありますが、
「意外と悲惨ではないな」
と思ったのが正直なところです。
株式投資はハイリスクな行為であり、ここ数年はプラス方向に大きく上振れたおかげですさまじいリターンとなりました。
しかし、そのすさまじい受益を得られる代わりに、すさまじく悲惨なリターンとなる可能性を受け入れねばなりません。
上記『+と-を入れ替えたケース』は、かなり悲惨なケースに入る結果だとは思いますが、そのわりに大したことありません。
もちろん、この程度で済んでいるのは『積み立て投資』をしていたからで、後半の投資元本は、悲惨なマイナスリターンによる損失が小さいからです。
そこで『積み立て投資なし』のパターンを見ていきたいと思います。
以下は、1億円貯めたのちにこの悲惨なリターンと出会ったことを想定したもので(支出も収入もゼロだと仮定)、このケースでは、
| 年 | 資産 | リターン |
|---|---|---|
| 2017/01 | 10,000.00 | -11.5% |
| 2018/01 | 9,350.00 | 7.9% |
| 2019/01 | 10,588.65 | -33.3% |
| 2020/01 | 7,562.63 | -10.4% |
| 2021/01 | 7,276.12 | -38.0% |
| 2022/01 | 5,011.19 | -4.3% |
| 2023/01 | 5,295.71 | -29.3% |
| 2024/01 | 4,244.07 | -26.4% |
| 2025/01 | 3,623.63 | -6.7% |
| 2026/10 | 3,880.85 |
となります。
「意外と減らないぞ」
と私は思います。
ここ数年の投資リターンは、私の人生を一変させるほどのインパクトがありました。
しかし、この素晴らしいリターンを逆転させたとて、それほど悲惨な人生になるとは思いません。
投資が上手くいけば、中年期に大きな自由時間を手に入れることが成功できますし、
仮に投資によって全財産を失ったとて、『労働という、ほとんどの人が受けれている行為』に着手することになるだけで、残念な人生になるわけではありません。
そう考えると、株式投資はかなり割りのいいギャンブルだと言え、投資に賭けてきた自分が間違っていなかったのだと自信を持つことができます。
と私は思います。
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さて、繰り返し「思います」「思います」と書いてきたわけですが、言葉通り、『私はそう思う』でしかなく、これが一般的な考え方であるかどうかは分かりません。
というわけで、このシミュレーション結果を見て、どう感じたのか、教えていただけると幸いです。
本記事の内容が、本ブログの賢明なる読者達に届けば幸いです。
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