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バフェット氏退任から思う投資の難しさ

バフェットのバークシャーハサウェイのCEO退任を理由に、KBWがバークシャーハサウェイの投資格付けを『アンダーパフォーム』に下げました。

バークシャー、KBWが「売り推奨」、バフェット氏退任控え複数の懸念指摘

 

なお、なおバフェットの退任は2026年1月で、バフェットはCEOの座をグレッグ・アベル現副会長に引き渡すものの会長職には留まるようですが、それでもCEO(最高経営責任者)の座を降りることを大きく見ているようです。

 

バフェットに惹かれてバークシャーに投資している人も一定数いるでしょうし、CEOとしては未知数である後任のグレッグ・アベルのお手並み拝見となるでしょうから、この判断は致し方ないのかなと思います。

 

こういった『代表の入れ替わり』は、投資家にとってとても重たいです。

例えば、大塚家具は創業社長の退任をきっかけに、ネット上でネタにされるほどの事態に陥ってしまいましたし、投資ファンドで見ても、City Reserchが『ファンドのトップマネージャが抜けるるとパフォーマンスが落ちる』という調査結果を報告しています。

(What impact does a change of fund manager have on mutual fund performance?)

 

これは当然といえば当然の結果なのですが、

  • 優秀な後任を見つけることは容易ではない

ことが分かります。

 

もちろん、トップが交代することによって好転する可能性も十分に考えられますが、少なくともしらばくは『様子見期間』が発生することになり、この間は『売り』が優勢になってもおかしくありません。

 

ファンドの場合はもっとややこしく、マネージャ交代後に素晴らしいパフォーマンスを出していたとて、これが偶然によるものなのか、実力によるものなのかを判断することは困難です。

よって、高パフォーマンスにつられて「新マネージャは素晴らしい!」と勘違いしたまま投資をしているといずれ痛い目に合うかもしれませんし、

低パフォーマンスに騙されて「このファンドはもうダメだ」と思っていたら後に素晴らしいパフォーマンスを発揮することもあります。

「適宜判断する」こともできなくはありませんが、せっかく楽するためにファンドに委託しているのにも関わらず、個別株投資をするようにファンドを監視し続けねばならないとなってしまうのであれば、ファンドの良さが一つ消滅してしまうことになります。

 

人によっては『それがまた楽しい』となるわけですが、私にとってそれは『避けるべき行為』であり、『何がおきようとも安心して信託できる投資先』にお金を預けておきたいと考えています。

 

私にとってバフェットは憧れの投資家の一人であり、過去にはバークシャーへの投資を考えたこともあります。

しかし、そのバフェットも永遠ではありません。

さらに、自分の脳力も永遠ではありませんし、永遠でないどころが、今現在も衰えて行っている可能性すらあります。

 

というわけで、特定の人間の能力に賭けるのではなく、システマチックな投資を今後も続けていきたいと思います。

 

 本記事の内容が、本ブログの賢明なる読者達に届けば幸いです。

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