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【要約】『お金の教養』マネーリテラシーが人生を決める【書評】

最終更新日:2020/11/20

 

社会1年目のとき「収入が激増したから何でも買えるし、何でもできる!」と万能感を持ったのではないでしょうか。

 

しかし、今はどうですか?

「お金が足りない…」

と嘆いていたりしませんか?

 

それは、お金の教養が不足しているせいかもしれません。

 

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というわけで、『お金の教養 著:泉 正人』を紹介させて頂きます。

 

筆者の泉氏は、『年収200万円』から転職によって『年収400万円』にまで収入を激増させることに成功しながら、『生活費を親から借りる』というレベルにまで落ちてしまった経験を元に、『お金の教養』の大切さに気付きました。

その後、その経験を元に『ファイナンシャルアカデミー株式会社』でファイナンシャル教育を実施、多くの受講生を育ててきました。

 

『お金の教養』は、泉氏の「豊かで不安のないライフスタイルを送るための、正しいお金の知識を身に付けて欲しい」という思いで以下7章にわけて書かれています。

  1. お金についての考え方
  2. お金の貯め方
  3. お金の使い方
  4. お金の稼ぎ方
  5. お金の増やし方
  6. お金の維持管理
  7. お金を与えること

 

これからの時代は、個人個人のお金の教養がより必要となることは確実ですので、本記事で『お金の教養』の一部を要約し、紹介させて頂きたいと思います。

 

※本日は楽天ブラックフライデーセール&5の倍数の日ということで、買い物のチャンスです。

楽天市場ユーザは、ちょこちょこと買い物することなく、こういったタイミングでまとめ買いすることで、出費を削減するよう心掛けましょう。

 

 

<目次>

  

お金とダイエットの意外な関係

『お金の教養』では、

お金の生活習慣と、ダイエットはよく似ていると思います。

という、すこし変わった観点から『お金の生活習慣』について解説しています。

 

『貯蓄』と『ダイエット』は、どちらも短期間で達成することは困難な目標であり、少しずつ前進していく必要があります。

 

また、

  • ギャンブルで一発当ててお金持ちになってやる!
  • 1か月で10kg痩せてスリムになってやる!

といった『短期での目標達成』をめざす人に対して、悲惨な結末が待っているのも同じことです。

 

さらに言うと、成功するためには、

  • 消費カロリー > 摂取カロリー
  • 収入 > 支出

というシンプルな図式を成立させる必要があり、そのためには『消費カロリー』『収入』を具体的に把握し、『摂取カロリー』『支出』をコントロールすることが大切です。

 

逆に言うと、そこさえしっかりとキープできれば、『ダイエット』も『貯蓄』も簡単に達成できます。

 

しかし、この簡単な『収入>支出』を成立させるためには、『強い意志』が必要となるケースがあります。

それを手に入れるために『お金の教養』では、『他人へ公言する』という方法を紹介しています。

 

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ダイエットのように貯金を公言する

『目標を達成させるためのコツ』としてよく『目標を公言する』という方法が挙げられますが、貯蓄に関しても同様の方法が取れます。

 

筆者は

私の場合、その約束をさらに固いものにするために、毎月友人に通帳を見せるようにしていました。

私のように意思の弱い人間にとって、貯金のルールを決めても、ひとりで守り通すのは難しいものです。

そこで友人に見せることで、なんとか「毎月収入の2割を貯金する」ことを継続し、習慣化することができたのです。

 という、「よくやるねぇ…」と言いたくなるような手段を使って、『貯金する習慣』を手に入れたようです。

 

と、こんな手段を紹介すると、 

「そこまでして貯蓄してどうするんじゃい?」

「貯めても何も買わなかったら意味なかろう」

と思う人も出てくるかもしれませんが、『貯蓄』という手段で『安心を買っている』とも言えます。

 

『貯蓄』とは『安心を買う』行為

 『お金の教養』では、

たとえば3000万円のお金には、3000万円分の安心がついています。

仕事に対する不安、怪我や病気に対する不安、リタイア後の生活など将来に対する色々な不安。

こうした不安を和らげ、解消する手段のひとつとして、お金がある。私はそう思っています。

だから、3000万円の貯金をずっと口座に入れているお年寄りの方も、それは使わないお金かもしれませんが、「3000万円分の安心」という商品を保管していると考えると、そのお金で買える物以外の目に見えない価値があると思うのです。

 と、『貯蓄に対する考え方』を説明しています。

 

つまり、『貯蓄』とは『安心を買う』という行為でしっかりとお金を使っていると言えるわけです。

さらに、その貯蓄は、とうぜん『お金』としても使用可能であるため、『貯蓄をする』ということは、『安心』という商品を買いつつも、資金力を高められるという、一石二鳥の行為でもあると言えます。

 

そう考えれば、「つまらない」と考えられがちな貯蓄に対するモチベーションが上がることでしょう。

 

また、『安心を買う』という行為としては『保険』が最も一般的かと思いますが、『保険の費用』について多くの人が勘違いしているので、注意が必要です。

 

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『保険』とは『〇〇円/月』ではなく『○○円/生涯』の商品

『お金の教養』では、

たとえば、25歳から「月額3万円」の終身保険に加入したとします。

年額36万円です。

この保険料を80歳まで払い続けたとしたら、36万円×55年=1980万円ということになります。

つまり、この終身保険は価格約2000万円の買い物で、加入者である私たちはそれを「月額3万円」で分割払いしているだけなのです。

 と説明しています。

 

ふつうは『2000万円の商品』を買うかどうか判断する時は、大いに悩むはずです。

しかし、同様の負担がある『月額3万円の保険』に軽く加入してしまう人の多いこと多いこと…。

さらには、保険の内容(保証)を理解すらしていない人もいる始末…。

 

保険そのものは有用なものであり、使い方さえ間違わなければ人生に欠かせないものだと思います。

しかし、多くの場合で『保険とはマイホームに次ぐ、大きな買い物』であることを理解して、加入する保険は慎重に選ぶ必要がありそうです。

 

さて、ここまでは『お金を貯める』目線ですすめてきましたが、ここからは『お金を増やす=投資』についてもふれていきます。

 

海外に投資してwin-winの関係を築こう

海外に投資してwin-winの関係を築こう

『お金の教育』では、具体的な投資方法について詳しく解説することはありませんが、以下のように『考え方』について述べています。

日本国民がもっている金融資産の1500兆円のお金を働かせて5%の配当金を得たとしたら、75兆円です。

これは2007年の国の税収57兆円を上回る額で、さらに現在日本政府が消費税によって得ている税収約10兆円を遥に超える額なのです。

政府の財政が破綻すると言って政府を責めるのではなく、自分が持っているお金を運用して、世界中のお金を必要としているところに投資し、その見返りとして得た配当によって、自分自身も、そして日本も豊かになったとしたら、これは素晴らしいことだと思うのです。

政府の財政がよくないことは、何もしない私たちにも責任はあるのです。

 厳しい意見も入っていますが、基本的には筆者(ひょしおんぬ)も同意です。

 

以下記事でも書かせてもらった通り、日本は莫大な資産を持っています。

しかし、多くを『現金・預金』で持っており、『有効活用できていない』状況が続いています。

 

この莫大な『現金・預金』を海外へ投資することで、海外からの多くのお金を流入させることができます。

それによって、日本はより豊かな国となるでしょう。

 

日本では、まだまだ『投資=ギャンブル』という意識が広がっていますが、若者に目を向けると『投資』が当たり前になりつつあり、『日本の未来は明るい』と言うことができそうです。

参考記事:【朗報】20代は投資信託を当たり前に活用している

 

『投資』にリスクは付き物ですが、そのリスクは自転車と同じように捉えられます。

 

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資産運用は自転車と同じ

『お金の教養』では、

資産運用を私たちがやろうとしても、最初は全くわかりません。

どんな投資信託があるのか、どうやってお金が入ってくるのか、株の銘柄はどのように選ぶのかなど、初めてのことばかりですので、何から知ればよいのかすらわからないのが普通だと思います。

でも、経済を学び、どのような投資手法があるかを知り、お金の流れを理解することで、だんだんとわかってきます。

そして一度学んだ知識は、もう頭から離れることはありません。

これは自転車の乗り方と同じだと思います。

 と説明しています。

 

投資も自転車も、最初はリスクを負いながら練習する必要がありますが、上達してくればそのリスクは小さくなります。

 

しかし、一般的に『投資のリスク』とは『お金が減る可能性』を指すことが多いですが、いくら投資を学んだところで『お金が減るリスクが無くなる』といったことはないので、気を付ける必要があります。

 

筆者(ひょしおんぬ)の思う『投資による最大のリスク』は『暴落時に資産を売り払ってしまい、投資から逃げ出してしまうこと』だと考えています。

 

そして『投資のリスクが減る』とは、『投資とは山あり谷ありであり、一時的に資産が減ったとしても逃げ出さなければリターンが期待できる』ことを理解し、『暴落に動じない思考&メンタルを手に入れること』だと考えています。

(『お金の教養』の筆者とは違う考えかもしれませんが、私はそう思います)

 

そして、一度そのスキル(暴落に動じない思考&メンタル)を手に入れられれば、しばらく投資から離れる時期があったとしても、そのスキルが消えてなくなることはありません。

 

最初はリスクばかりで『手を出すメリットが見つからない』と思えてしまう投資ですが、慣れてくれば恐れる必要がないことが分かってきます。

 

基本的には、年齢とともにリスクを避ける傾向が強くなってきます。

 

よって、年配の方が投資を敬遠してしまうのは無理がないことかもしれません。

 

なお、『経済的な豊かさを実感するために大切なこと』のアンケートでは『金融資産』よりも『年収』を大切としている人が多いそうです。

 

年収が心の豊かさに直結するわけではない

年収が心の豊かさに直結するわけではない

金融広報中央委員会の調査によると、

「心の豊かさを実感するために大切なことは?(3つまでの複数回答可)」というアンケートでは

  • 73.2%:健康
  • 50.1%:経済的な豊かさ
  • 49.1%:家族とのきずな
  • 30.0%:将来の生活への安心感

と、『心の豊かさ』が『経済的豊かさ』に大切だと多くの人が考えています。

そして「経済的な豊かさを実感するために大切なこと(3つまでの複数回答可)」というアンケートでは、

  • 62.8%:ある程度の額の年収の実現
  • 48.0%:ある程度の額の金融資産の保有

と回答しており、多くの人が『金融資産よりの収入の方が大切』と考えているようです。

しかし残念ながら、いくら収入が増えたところで収入を使い切っていては『心の豊かさ』は手に入りません。

詳しくはこちら:【要約】幸せとお金の経済学 

 

「収入を増やし、他人よりも優位に立つことで豊かになりたい」と考えていては、終わりのない闘いを続けることになります。

『心の豊かさ』を手に入れるためには、『お金の教養』を身につけ、適切にお金をコントロールすることで、不毛な戦いから逃れることが必要です。

 

 著書『お金の教養』では、前述した通り

  1. お金についての考え方
  2. お金の貯め方
  3. お金の使い方
  4. お金の稼ぎ方
  5. お金の増やし方
  6. お金の維持管理
  7. お金を与えること

についてを学ばせてくれます。

 

最後に著者:泉 正人氏の言葉を引用して本記事を終わりにします。

「お金の教養」はこれからの格差社会を生きるために、必要不可欠な道具となります。

ぜひあなたも、私のお金に対する考え方、そして実際に行ってきたノウハウや仕組みを使い、お金についての正しい知識を身につけ、お金の不安を取り除いていただきたいと思います。

 

 本記事の内容が、本ブログの賢明なる読者達に届けば幸いです。

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よろしければ以下の関連する記事もご参照ください。

 

以下は、本ブログの読者たちに”最も伝えたい内容”を整理した記事です。

筆者はこの記事で紹介する本たちの力によって、大きな資産を手に入れ、セミリタイア計画を遂行出来ています。

本ほど『低いコストで大きいリターンが得られる投資(人生を豊かにするもの)』は他にはありません。  

 

 

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