最終更新日:2020/10/29
TesTee Labの調査による
- 投資をしている20代の半分は投資信託を活用している
- 20代の投資比率は上昇している
という結果が公開されていました。
『非常に良い傾向にある』と思いましたので、本記事で紹介させてもらおうと思います。
参考にした記事は20代の貯金額や資産運用方法とは?です。
<目次>
20代は投資信託を当たり前に活用している
TesTee Labの調査によると、20代で資産運用をしている割合は、
- 男性:29.0%(前年比7.8ポイントUP)
- 女性:16.1%(前年比7.9ポイントUP)
と、前年に比べて急上昇していることが分かりました。
さらに、資産運用方法の割合としては、以下の通りで
男女ともに、投資信託がおよそ半分という結果となりました。
以前記事にも書かせてもらった通り、2020年6月時点の個人金融資産(日銀調査)は、
- 株式等 : 173兆円
- 投資信託: 68兆円
と、圧倒的に株式の比率が高かったわけですが、20代に関してはそうではなさそうです。
参考記事:日銀が個人の金融資産を発表
うーむ、素晴らしい…。
ただ、『仮想通貨やFXへの投資比率がそこそこある』という点については、少々気になります。
若い頃はギャンブルを好む傾向にある、のか?
投資比率が上昇していることは非常に嬉しい事象ではあるものの、ギャンブル的側面の強い『仮想通貨』や『FX』への投資比率が高いことに関しては、素直に喜べないのが正直なところです。
『FX』完全なるゼロサムゲームといえ、『投資』というよりも『投機』と言える性質のものであるため、『将来の資産を形成する』という目的には適していません。
(『ギャンブルで一攫千金を狙う』という娯楽には向いています)
また『仮想通貨』について筆者(ひょしおんぬ)は『当たり前に仮想通貨が使用される時代が来る』と考えていますが、その際に主要な仮想通貨となるのがどれなのかを現時点で見定めることは難しいです。
また、仮想通貨の最悪のシナリオとして、各国政府が仮想通貨を発行したのちに「非政府機関が発行している仮想通貨は通貨として認めねーぞ!」と言い出す可能性すらあります。
よって、現時点で仮想通貨に手をだすことはギャンブルだと考えています。
とはいえ、若かりし頃にこれら『投機』にチャンレジンすることで、自分の適正を見定めることが出来れば、例え失敗したとしても良い経験かな?と思わないでもないです。
20代のうちに経験した『再起可能なレベルでの失敗』は将来の大きな糧となります。
と、考えると現状の20代の状況は「素晴らしい!」の一言と言えそうです。
投資しない人には厳しい未来が待っているかも
というわけで、着実に若者にも投資が広がりつつある今、「投資なんかしないぞ!」といっている中年には厳しい未来が待っていそうです。
それは、資産の額や生活レベルだけでなく、日常生活の中でも「あのおっさん投資のことギャンブルだと思ってるらしいよw」と、バカにされるような時代になるかもしれません。
(「あの上司パソコン使えなくて足手まといw」の再来ですね)
なお、現時点で筆者(ひょしおんぬ)は『インデックス投資が個人投資家の最適解』だと考えていますが、『インデックス投資以外はダメ』と言われるところにまで広がってしまうと、『アクティブ投資有利の時代』が来るのではないかと考えています。
(そんな時代はそうそう来ないかもしれませんが…)
参考記事:インデックス投資がブームになることによる問題を検証
時代は常に移り変わるものなので、『ひらすら現状維持』することなく、時代に合わせた投資スタイルを選択していきたい、と思うしだいです。
本記事の内容が、本ブログの賢明なる読者達に届けば幸いです。
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