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【新型コロナウィルス】世界同時株安からの株価の変動を確認【暴落から28週間】

最終更新日:2020/9/6

 

新型コロナウィルスによる世界同時株安からの株価の変動を確認していきます。

 

今週からは、

  • QQQ(アメリカ大手ハイテクETF)
  • VYM(アメリカ高配当ETF)

も比較対象にしてみましたが、久しぶりに『興奮する気付き』に出会いました。

(詳細は記事後半で)

 

株価に大きく影響するであろう『全世界の新型コロナの感染者数』は、ここ1か月くらい”ほぼ横ばい”という傾向が続いるため、投資家が楽観視(今後は株価が上昇していく)していると言えそうです。

 

※新型コロナ世界の新規感染者数の推移

新型コロナ世界の新規感染者数の推移

提供元:Template:COVID-19 pandemic data - Wikipedia

 

また、抗ウィルス薬の候補も次々と挙がってきており、そう遠くない未来に『気軽に使用できる、ワクチン・治療薬』が広がるのではないかとの期待も広がりつつあります。 

   

さて、このような状況の元、株価はどのように推移しているのか、実際の”数値”で確認していきたいと思います。

 

確認するのは、

  • 日本で販売している投資信託(為替の影響も含んだ確認)
  • アメリカで販売しているETF(ドル-円の為替を無視して確認)

の2つです。 

   

<目次>

 

【新型コロナウィルス】世界同時株安からの株価の変動を確認【暴落から28週間】

さっそくですが、株価の変動を「世界全体の株価の指標であるMSCI-ACWIを基準とする日本の投資信託」の推移で確認してみたいと思います。

(世界平均の株価の推移と思ってください) 

 

まずは過去10年、過去2年、過去28週の推移を記載します。

過去10年の推移

過去2年の推移

直近28週の推移

※2020年9月4日時点の228,826ポイントに合わせて赤点線を引いてあります。

 

長期的に見ても、ほぼ『史上最高値』だということが分かります。

 

『2020年3月に暴落した跡』は見ることができるものの、”新型コロナ”によって世界経済に大ダメージが発生している(移動規制などが行われている)とは思えない推移となっています。

  

「株価は経済の先行指数(数か月先の経済を先取りして動く値)」とは言うものの、「さすがにちょっと回復しすぎじゃない…?」と言いたくなる感じです。

  

 

特に移動平均線(オレンジ線)で見ると、力強い上昇傾向にあることが分かり、『しばらくこの傾向は続きそうだ』と感じます。

 

なお、具体的な株価の変動率としては

  • 先週末と比べて0.6%の下落
  • ピーク時(2/21)と比べて4.0%の下落
  • 底値時(3/24)と比べて47.1%の上昇

 となっています。 

 

では次に、投資先地域毎の推移をETFで確認します。

これが面白かった!

 

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VTI・VT・VWO・TOK・VYM・QQQの推移を比較

まずは、地域別の推移です。

VTI・VT・VWO・TOKの推移を比較

※2020/2/3時点を100ポイントに統一しています。

 

今週はどの地域も『少し下げた1週間』でした。

『木曜日に大きく下げた』という事実はありますが、長い目で見れば「大したこと無いわ」の一言で済みます。

 

具体的な結果を成績順に並べると、

  • 105.7ポイント:アメリカ(VTI)
  • 104.4ポイント:新興国(VWO)
  • 103.0ポイント:全世界(VT)
  • 102.4ポイント:先進国(TOK)

といった感じで、多少成績に差はありますが、どの地域も順調に株価を上昇させてきています。

 

次に、アメリカ株の中でも種類別ETFの推移を見ていきます。

アメリカ株の種類別推移

※スケールが『地域別の推移』と違うのでご注意ください。

  

まず真っ先に目に付くのは、

  • QQQ(NASDAQ100:米ハイテク大手)の圧倒的な成績
  • VYM(米高配当)の残念な成績

で、分かっていた事実ではありますが、並べてみると強くそのことが実感できます。

参考記事:【QQQの投資信託版】新規公開になった投資信託について考察

 

もう一つ驚いたのは

  • 地域別推移で見ると、『アメリカ』も『新興国』も『全世界』も同じように推移しているのにも関わらず、アメリカ株ETFをジャンル別に見ると、成績に圧倒的な差が出ている

ということです。

 

実際に数値を並べると以下のようになります。

  • 127.5ポイント:アメリカNASDAQ100(QQQ)
  • 105.7ポイント:アメリカ(VTI)
  • 104.4ポイント:新興国(VWO)
  • 103.0ポイント:全世界(VT)
  • 102.4ポイント:先進国(TOK)
  •   91.3ポイント:アメリカ高配当(VYM)

 

この事実から察するに、

『インターネットの発展(新興国でも普通に使える)によって、情報共有が瞬時に行われるようになり、遠い国への投資も気軽に行えるようになった』

ことで『地域別の優位性』の差がなくなり、『地域別に分散した投資』には大きな意味がなくなってきた、と言えるのかもしれません。

 

筆者(ひょしおんぬ)はこういった気付きが大好きなので、久しぶりに興奮してしまいましたw

 

これからの課題である『この気づきをどう投資に活かしていくか』については、アイデアが出てきたら適宜このブログに書いていきたいと思います。

 

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今後の株価について

【新型コロナウィルス】世界同時株安からの株価の変動を確認【暴落から28週間】



新型コロナの『新規感染者数の増加』は、いったん落ち着きつつあります。

が、”増加”が落ち着きつつあるだけで、大量の新規感染者を出し続けていることに変わりはありません。

 

よって、これからしばらくの間は、『新型コロナが経済へダメージを与え続けるターン』が続くことが予想されます。

  

しかし、新型コロナのワクチン・治療薬の開発への期待が高まっていることもあり、株価は順調に上げ続けています。

とはいえ、「やっぱりワクチン・治療薬は、簡単にはできないわー」となる可能性も十分に考えられ、その場合は『ふたたび株価の暴落』が発生する危険性もあるわけです。

 

というわけで、個人投資家がやらねければならないことは、

  • 「出遅れないように今のうちに買おう!」と買い急ぐ
  • 「2番底の前に逃げ切ろう!」と売りに走る

といったことをせず、冷静に市場を見つめながら自分の投資ルールに忠実に従うことしかありません。

 

とはいえ、以下グラフの通り、広い目線で見れば世界の株価は100年以上にわたり上昇を続けているのも事実です。

世界の株価の推移

つまり、今後暴落が発生しようとも、しなかろうとも

  • 大きくとらえれば”今”が最も安く株を購入できるチャンス

と言えるわけです。

 

というわけで、本ブログの筆者ひょしおんぬは、

  • 生活防衛費を残した余剰資金の全てを投資する

というスタイルを今後も継続していき、将来のリターンに期待したいと思います。

関連記事:積立インデックス投資にナンピン買いは不要【資産を最大化するためのヒント】

 

最近では変化が少なく、分析も少々だるくなってきたところではありますが、今週は新たな発見があり、やはり『継続して考えることは大切』だということが改めて実感できました。

 

というわけで、これからも継続して確認・分析していきたいと思いますので、お付き合い頂ければ幸いです。

 

 本記事の内容が、本ブログの賢明なる読者達に届けば幸いです。

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