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【新型コロナウィルス】世界同時株安からの株価の変動を確認【暴落から3週間】

最終更新日:2020/3/14

 

新型コロナウィルスの影響で株式市場がパニックに陥っています。

 

とはいえ「”株価が下落した風”で実はたいしたことない」というケースも多々あるので、世の中の騒ぎはいったん気にせずに、実際の株価推移を確認して状況を冷静にしたいと思います。

 

さて、今週の「暴落じゃー!!この世の終わりぞ!」の騒ぎは本当に「暴落」だったのでしょうか?

  

以下記事では過去の類似例「SARS」との比較をしていますので、よろしければご参照ください。 

www.hyoshionnu.com

  

【新型コロナウィルス】世界同時株安からの株価の変動を確認【暴落から3週間】

さっそくですが、株価の変動を「世界全体の株価の指標であるMSCI-ACWIを基準とする投資信託」の推移で確認してみたいと思います。

(世界平均の株価の推移と思ってください)

 

まずは過去10年の推移から。

【新型コロナウィルス】世界同時株安からの株価の変動を確認【暴落から3週間】

※2020年3月13日時点の164,787ポイントに合わせて赤線を引いてあります。

 

グラフの通りですが、過去10年という長いスパンで見ても急落しているのが一目瞭然で、2014~2016年あたりの株価まで戻していることが分かります。

 

とはいえ、2013年以前と比べると未だに高いポイントをキープしており、2012年以前の1.6倍程度の株価となっていることも分かります。

 

大きな下落であることは毎違いありませんが、驚愕する程の下落ではありません。

 

では、次に過去2年間の推移を掲載します。 

 

【新型コロナウィルス】過去2年間の株価の推移

【新型コロナウィルス】過去2年間の株価の推移

※上記グラフ同様に2020年3月13日時点の164,787ポイントに合わせて赤線を引いてあります。

 

直近2年間でグラフを覗いてみると、より急激に下げていることがより鮮明になり、ピーク時(2/21)と比較すると31%程度の下落をしています。

 

この期間を切り取ると、まさに”大暴落”と言えそうです。

 

今回を除くともっとも多く下げていたのは2018年末頃で、およそ20%の下落を記録していましたが、今回の下落と比較すると大したことない下落のように見えます。

 

なお2018年末からの下落の際には、下落から数か月で元の株価に戻し、1年後には過去最高の株価を記録していました。

 

「新型コロナウィルスの影響による暴落」」の末を予想する材料としては薄いですが、一例として頭に入れておいた方が良いでしょう。

 

 では最後に過去4週間の株価の推移を掲載します。

 

【新型コロナウィルス】過去3週間の株価の推移

【新型コロナウィルス】過去3週間の株価の推移

まさに”急落”と言える推移となっています。

 

具体的な下げ幅としては

  • 先週末(3/6)と比べて20%の下落
  • ピーク時(2/21)と比べて31%の下落

 

となっています。

 

「一週間で20%の下落」ということで、平常運転時にはあり得ない下落幅を記録しています。

 

1700万円程の投資資産があったひょしおんぬは、340万円ほどの損失を被っているというわけです。

  

とはいえ、ひょしおんぬは全く悲観的にはなっておらず、 「今の水準の株価が長期間継続する」か「さらに株価が下落する」といった状況になれば、ひょしおんぬのセミリタイア時期が確実に近づくと考えています。

 

今後の株価について

【新型コロナウィルス】世界同時株安からの株価の変動を確認【暴落から3週間】

現時点では新型コロナウィルスの終息への道筋は見えておらず、新型コロナウィルスによる影響がどの程度続くのか、どの程度大きくなるのか予想することは困難です。

 

新型コロナウィルスの影響で、世界経済は(特定の業界に限らず)ダメージを受けており、破綻する企業が複数出てきています。

 

「破綻する企業がある」ということは銀行等にも当然ダメージがあるわけで(借金の回収ができない)、「小さな企業の破綻」がきっかけで、大きな経済損失が発生する危険性もあります。

 

 

また、最近では

  • アメリカ vs イランの対立が再燃
  • 北朝鮮のミサイル発射 

など、新型コロナウィルスの騒ぎに便乗して問題児も暴れだしています。

 

「コロナちゃんばっかりじゃなくて、僕もかまってー!!」

ってところでしょうか。

 

いずれにせよ、新型コロナウィルスの鎮静化がいつになるのか予想ができない以上、早まった行動をしないよう冷静になる必要があります。

 

  • リーマンショック時には50%程度の下落
  • 1929年の世界恐慌時には90%の下落

だったことも考慮すると、今回の30%程度の下落は大したレベルではありません。

しかも、それら暴落があっても株価は上昇してきています。

 

よって、一般投資家にできることは、

  • 「今がチャンス!」と買い急ぐ
  • 「暴落の前に逃げ切ろう!」と売りに走る

 といったことをせず、冷静に市場を見つめることしかなさそうです。

 

また、ドルコスト平均法での投資をしている方は、引き続き淡々と定額を投資し続けることで安値買いが可能となります。

 

よって、慌てることなく「今まで通りのスタンスを貫き通す」ことが一般投資家にとって賢明な選択と言えそうです。

 

補足:荒れた相場での信用取引や高レバレッジのFXは要注意

本筋ではありませんが、ここ重要です。

別の記事でも書きましたが、何度でも書きます。


こういった荒れた相場での信用取引や高レバレッジのFXは自殺行為とも言えます。
絶対の自信がないのであれば早めの撤退をお勧めします。


なお、ひょしおんぬはリーマンショック時に信用取引をして300万円ほど溶かしました。なむ。 

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「上がれー(下がれー)!!!」と祈っていても、株価に祈りは届きません。

 

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ノーベル経済学賞受賞者ほど人でも、将来を読むことに失敗して破綻することがあります。

安易な考えで未来を予想・投資して、自分の人生を破綻させないよう気を付けましょう。

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本ブログのメインテーマとなる記事です。

平凡なサラリーマンがセミリタイアする方法をまとめてあります。

その気にさえなれば誰にでもセミリタイアできることが理解頂けるはずです。

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それではまた

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