最終更新日:2020/12/7
トウシルにやってはいけない!高配当投資、よくある失敗&防止策という興味深い記事があったので紹介&考察していきます。
元の記事では
●失敗1:高配当利回り7%超えの超高配当銘柄を購入したが、いつのまにか株価が下落!
●失敗2:黒字でもうかっているはずなのに配当が増えない!
●失敗3:予想配当利回りがよい銘柄を選んだが、実際の配当はそれより低かった!
●失敗4:配当利回りが高いという理由でよく知らない米国株を買ったら株価が暴落。
●失敗5:高配当を期待して5年以上保有しているが、配当が少なすぎてありがたみをあまり感じられない。
●失敗6:配当回数が多いほうが得かと思って四半期配当銘柄を選んだけどそうでもなかった。
●失敗7:配当を受け取るたびに税金がかかり、ほとんど得した感がしない…
●失敗8:配当利回りが下がってきたから売ったけど、そのあと急回復。
の8つを解説していますが、本ブログでは特に注意が必要だと思われる3項目にだけ焦点を当てて考察していきたいと思います。
<目次>
- 高配当利回り7%超えの超高配当銘柄を購入したが、いつのまにか株価が下落
- 予想配当利回りがよい銘柄を選んだが、実際の配当はそれより低かった
- 配当利回りが下がってきたから売ったけど、そのあと急回復
- まとめ:高配当だからといって安心ではない
高配当利回り7%超えの超高配当銘柄を購入したが、いつのまにか株価が下落
この「とりあえず高配当な銘柄を買おう!」という戦略は、(とくに投資初心者の)多くの人が実践し、そして失敗してた手法ではないかと思います。
実際に筆者(ひょしおんぬ)も、似たような経験はあります。
というわけで、元の記事では
銘柄を選ぶ際、配当利回りの高さだけに注目せず、業績が堅調な企業、成長している企業を選びましょう。
とアドバイスしていますが、ほとんどの人は「高配当だから、業績とか全部無視でOK!」といった短絡的な選びはしていないはずです。
実際には『株価の推移』『業績』『PER、PBR』などなどを調査したうえで「この銘柄なら買ってもOK」という判断を下しているはずですが、それでも失敗するケースが多いです。
というのも、
- 高配当=人気のない銘柄
という面があるわけですが、『業績上は安泰に見えるのに、高配当の(人気のない)銘柄』となっているのには理由があり、目に見えづらい爆弾をかかえていると考えられます。
例えば
- 近い将来AIにとってかわられる業種
- 急成長している競合他社がいる
といったケースです。
こられは、高配当銘柄の『企業の中』だけを見ていても見つけることができない問題で、『業界』や『世界の流れ』など広い目線での調査が必要となります。
よって、『業績の安定している高配当銘柄』を買う際には
「高配当(人気がない)のには、何か理由があるはず…」
と疑い、『時代の流れ』や『業界の動き』なども確認したうえで銘柄選定をすることが大切です。
予想配当利回りがよい銘柄を選んだが、実際の配当はそれより低かった
この「予想配当利回りに騙された!」というのもよくあるケースかと思います。
とうぜんですが『予想配当利回り』はあくまでも『予想』で、その通りになるとは限りません。
今回のコロナ禍によって『”予想”はしょせん”予想”だった…』と実感した人は多いのはないでしょうか。
大きな騒ぎとなった、米高配当株ETF(SPYD)の41.1%減配のニュースは記憶に新しいです。
過去の実績から、「これくらい配当がもらえるだろう」と予測していたのが、大きく外れる事態となり、さらに『高配当に期待していた投資家』が逃げ出すことで
- 株価が下がる
- 配当金が減る
と、2重でダメージを負うこととなりました。
高配当銘柄は「配当金が多いから買っておく」という判断をしている投資家が多くいます。
つまり、何らかの事情で配当金が減少するようなことがあれば、株価も減少することになります。
配当利回りを重視した投資をするケースでは、このあたりにも注意して「配当が減ったとしても”問題ない”といえる企業かどうか」を見定める必要がありそうです。
配当利回りが下がってきたから売ったけど、そのあと急回復
『株価が上昇してきて、配当利回りが落ちてきた』ケースは要注意です。
その場合、
- 株価上昇による利益を確定させたい
- 配当利回りが落ちてきたので魅力が減った
の2点から、株を売りたくなってしまうこともあるかと思います。
(日本の個人投資家は売り急ぐ傾向もありますし。※ひょしおんぬ調べ)
が、『株価が上がってきた』のには、当然ポジティブな理由があります。
具体的には
- 業績が好調
- その銘柄に有利な大統領が誕生
- その銘柄に有利な事象が発生
などなどで、その内容しだいでは長期的に大きく株価が伸びていくことが期待できます。
で、あるのにも関わらず、「高配当だから魅力的だったのになー」という考えだけで、その銘柄を売ってしまって後悔するケースはよくあります。
もちろん「株価上昇時の売り」が正解であるケースもありますが、
- 投資の目的は利益を出すこと
であることを意識し、「高配当かどうか」だけを売買の判断基準にしてしまっては非常にもったいないです。
『売り』の判断をする前には、『なぜ株価が上がったのか?』をしっかりと理解する必要があると言えます。
まとめ:高配当だからといって安心ではない
『高配当銘柄=安定銘柄=初心者向け』というイメージを持っている人も多いかもしれませんが、ここまで記事にさせてもらった通り、そうとは限りません。
結局のところ、高配当銘柄であろうと、そうでなかろうと、
- 企業のことをしっかりと調べてた上で投資判断をする必要がある
と言えます。
最近では、なんとなく『高配当銘柄への投資』が流行りつつあるのを感じますが、「みんながやっているから大丈夫!」と思考停止することがないよう、自分の頭で考えたうえで投資をしましょう。
本記事の内容が、本ブログの賢明なる読者達に届けば幸いです。
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