最終更新日:2021/5/27/
MotleyFoolに10,000円以下で購入できる、優良米国株3選というがあったので、そこで紹介されている銘柄について解説していきたいと思います。
その優良銘柄は以下3つです。
- コカ・コーラ
- ホーメル・フーズ(缶入り成形肉「スパム」の製造など)
- モンスタービバレッジ(モンスターエナジーの製造など)
どの企業も、アメリカ国内に留まらず、日本や世界中で愛されている飲食系の起業で、『世界人口が2050年までに100億人を突破する』と予想されていることを踏まえると、
- 超長期的に期待できる銘柄
と言えます。
というわけで、各銘柄を紹介していきたいと思います。
<目次>
コカ・コーラ(KO)
最初は世界的に有名な飲料メーカーのコカ・コーラです。
ざっと特徴を並べると
- 株価 :55ドル程度
- 配当利回り:3.0%程度
- 59年間連続で増配している
- 販売量がコロナによって減少するも、ほぼ戻した
といった感じで、世界一の投資家であるウォーレン・バフェットが保有する銘柄でもあります。
コカ・コーラの株価の推移は、以下の通りで、過去最高値(コロナによる暴落前)にまで回復はしていないものの、安定して株価を伸ばしています。
コロナによるレストランの営業自粛などで販売は低迷しましたが、営業が再開しつつあり、2021年第一四半期には、
※()内は前年同月比
- 純売上 :90.20憶ドル( 5%増)
- 営業利益:27.22憶ドル(14%増)
- 純利益 :22.45憶ドル(19%増)
と、順調に業績を伸ばしています。
というのも、当たり前の話ですが「コロナが流行したから、コーラ飲むのやめようか」とは誰も思わないためです。
もう少し詳しく解説すると、
『コカ・コーラ』は1886年から販売されており、現在では『炭酸飲料といえばコカ・コーラ』と思われるほど人々の心に強烈なイメージを植え付け、完全にブランド化しています。
実際に、多くの炭酸飲料が並んでいる中から「なんとなくコカ・コーラを買った」という経験のある人は、多くいるでしょう。
そんなコカ・コーラ株が、5000円程度で買うことのできるというのは非常に魅力的で、
『飲み会に参加するか、コカ・コーラ株を買うか』
というレベルで検討が可能なほどです。
まとめると、
- 今後もブランド力を背景に、安定した業績が期待できる
- 3%を超える魅力的な配当がある
- 59年連続で増配しているという圧倒的安心感がある
ということで、派手な魅力はないものの、着実なリターンを狙う投資家にはうってつけの銘柄と言えそうです。
ホーメル・フーズ(HRL)
ホーメル・フーズは、缶入りの成形肉『スパム(SPAM)』で有名な、1891年創業の老舗食品メーカで、多くの加工肉製品を取り扱っています。
ざっと特徴を並べると
- 株価 :50ドル前後
- 配当利回り:2.0%程度
- 53年間連続で増配している
- コロナ禍を追い風にし、前年よりも売り上げを伸ばしている
という、一言であらわすと『絶好調』な銘柄です。
ホーメル・フーズの株価の推移は以下の通りで、コロナによる暴落で一時的には下げましたが、すぐに立て直し、順調に伸び続けています。
最近では、『ベーコンの香りがするマスク』を発売して、ちょっとした話題となったので『変な企業』というイメージを持っている方もいるかもしれません。
しかし、ホーメル・フーズは6大肉食メーカのトップに君臨する巨大企業で、コカ・コーラと同じく、『安定』『安心』という言葉がしっくりくる銘柄です
出典:「ミートレス」の破壊力 200兆円食肉市場を脅かす: 日本経済新聞
さらに、ホーメルフーズは企業買収にも力を入れており、2014年以降には30億ドル以上を企業買収に使い、ますます企業が巨大化しています。
コロナ禍においても渡り業績を伸ばし、53年間も増配も続けていることからも分かる通り、世の中の動きに左右されづらく、安定した経営が期待できるところもホーメルフーズの良いポイントです。
モンスター・ビバレッジ(MNST)
最後に、『モンスターエナジー』で有名なモンスター・ビバレッジです。
ざっと特徴を並べると
- 株価 :80ドル超
- 配当利回り:無配当
- 2020年5月時点で長期負債がゼロ
- 『モンスターエナジー』という強力なブランド力
先に紹介した2銘柄と違い『無配当』ですが、それは『配当するお金があるなら、事業に再投資した方が株主の利益につながる』との判断によるものなので、『モンスター・ビバレッジは、成長の余地が十分にある』と考えられます。
エナジードリンクでパッと思い浮かぶのは、『レッドブル』『モンスターエナジー』の2つしかないくらい、強力なブランドを築き上げているため、今後も安定した利益を出し続けていくことが期待できます。
また、『モンスターエナジー』の(イケイケな)イメージと違い、負債が非常に少なく、健全な財政状態にあることもモンスター・ビバレッジがお勧めできる理由です。
まとめ:優良株を気楽に買おう
ここまで記事にさせてもらった通り、昨今では(特にアメリカ株は)気軽に超優良な銘柄を1万円以下で買うことができます。
飲み会やら外食をちょっと控えたら、『コカ・コーラ』『スパム』『モンスターエナジー』を生産している企業の株主になれて、定期的に配当金がもらえるわけです。
こんなにわりの良いお金の使い方は滅多にありません。
本ブログでは、投資信託をお勧めするケースが多いですが(筆者も99%投資信託で運用)、この記事で挙げたような『優良で、低額でも投資できる銘柄』であれば、個別株投資もお勧めできます。
なぜなら、個別の銘柄に投資することによって『投資している感(俺はコカ・コーラの株主だぜぇ、感)』を受け取りやすく、
配当金を受け取る際にも『投資している感(投資して儲けたぜぇ、感)』を受け取りやすいため、『投資による喜び』を強く感じることができ、
結果として投資熱が強まり、「もっと節約して元本を作ろう」といった行動につながりやすいためです。
参考記事:投資を趣味にすることで豊かな人生が送れる【楽しみながら稼ごう】
投資信託は『簡単にリスク分散できる』『気軽に投資できる』といったメリットは多くありますが、『投資している感』では個別株投資には遠く及びません。
『投資信託をメインの投資』にし、『個別株投資をちょっとつまむ』といったハイブリッドも良さそうです。
この記事を書きながら、「うーん、コカ・コーラ株買おうかな」と思った筆者(ひょしおんぬ)でしたw
本記事の内容が、本ブログの賢明なる読者達に届けば幸いです。
------------
ツイッターでは記事の公開を通知したり、投資に関係する記事を取り上げたりしています。よろしければフォローをお願いします!
本記事が少しでも良かったと思って頂けたら、以下バナーを1日1回クリック頂けると嬉しいです。よろしくお願いします!
関連記事