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世界同時株安からの地域別・代表的ETFの株価の変動を確認【暴落から41週間】

最終更新日:2020/12/6

 

新型コロナウィルスによる暴落からの株価の変動を確認、比較していきます。

比較対象は、

  • VT(全世界株式)
  • VTI(全米株式)
  • TOK(先進国株式)
  • VWO(新興国株式)
  • QQQ(米ハイテク大手株式)
  • VYM(米高配当株式)

です。

 

本日は2020年最後の楽天スーパーセール中ですが、5の倍数の日ではないので入手できるポイントが少ないです。

買い物するとしても、本日は買い物かごに入れるまでにとどめておき、12月10日に購入するようにしましょう。

 

 

今週も絶好調な値動きをみせて一週間でした。

正直言って「上がりすぎていて怖い…」とすら思います。

というのも、具体的な好材料が新たに出てきたわけではなく『なんとなく上げている』という印象を受けているからです。

 

新型コロナのワクチンに対するポジティブな報道が続いてはいますが、もう十分に上げたでしょうに…。

 

また、暴落のきっかけとなって新型コロナウィルスですが、世界全体に目を向けると『毎日50万人前後の新規感染者が発生している』という状況にあり、まだまだ楽観視できる状況にはありません。

 

※新型コロナの感染者数推移

新型コロナの感染者数推移

提供元:Template:COVID-19 pandemic data - Wikipedia

 

ワクチンに関しては、そう遠くない将来に完成・配布されると思われますが、世界中のいたるところで新型コロナが猛威を振るっているため、コロナを押さえつけるだけのワクチンが行き届くのにはかなりの時間を要しそうで、楽観視できる状況ではないことが分かります。

参考記事:「株のバブル崩壊が近い」と言える4つの理由

   

さて、このような状況の元、株価はどのように推移しているのか、実際の”数値”で確認していきたいと思います。

 

確認するのは、

  • 日本で販売している投資信託(為替の影響も含んだ確認)
  • アメリカで販売しているETF(ドル-円の為替を無視して確認)

の2つです。 

 

<目次>

 

世界同時株安からの株価の変動を確認

さっそくですが、株価の変動を「世界全体の株価の指標であるMSCI-ACWIを基準とする日本の投資信託」の推移で確認してみたいと思います。

(世界平均の株価の推移と思ってください) 

 

まずは過去10年、過去2年、暴落以降の推移を記載します。

MSCI-ACWI過去10年の推移

MSCI-ACWI過去2年

MSCI-ACWI過去41週

※2020年12月4日時点の242,946ポイントに合わせて赤点線を引いてあります。

 

相変わらず「好調」の一言です。

 

なお、具体的な株価の変動率としては

  • 先週末と比べて0.9%の上昇
  • 過去のピーク時(2/21)と比べて1.9%の上昇
  • 底値時(3/24)と比べて56.1%の上昇

 となっています。

 

筆者(ひょしおんぬ)の萌えポイント としては、過去2年の推移の直近1.5か月くらいの推移です(赤丸部)

 

10月中旬くらいから急激に値が下がりだし、11月初旬で10%近い値下げを記録しています。

その際にはSNS界隈で「やっぱり株価の回復にはまだ早かったんだ!」「いったん逃げます!」という声が多く聞こえていました。

が、それ以上の勢いで株価は反発し、かる~く過去最高値を更新していきました。

 

あのタイミングで逃げ出していた投資家達には残念な結果となってしまいましたが、『タイミング投資の難しさ』がよく分かる値動きでした。

 

 

 

なお、このグラフは『日本の投資信託』の成績なので、為替(ドル円)の影響をもろに受けます。

近頃は円高が大きく進みましたので、為替に影響されないETFでも確認します。

 

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VTI・VT・VWO・TOK・VYM・QQQの推移を比較

まずは、地域別の推移です。

VTI・VT・VWO・TOKの推移を比較

※2020/2/3時点を100ポイントに統一しています。

 

順調な推移を続けていることがよく分かります。

 

具体的な結果を成績順に並べると、

  • 116.8ポイント(+1.19%):新興国(VWO)
  • 116.7ポイント(+1.77%):アメリカ(VTI)
  • 114.3ポイント(+1.72%):全世界(VT)
  • 111.6ポイント(+1.82%):先進国(TOK)

※()内は先週比

といった感じで、新興国がトップの状況が続いていますが、『どこも大差ない』と言えなくもない状況です。

 

次に、アメリカ株の中でも種類別ETFの推移を見ていきます。

VTI・VT・VWO・TOK・VYM・QQQの推移を比較

こっちは、かなりの差がついています。

 

具体的な結果を成績順に並べると、

  • 137.4ポイント(+2.18%):米ハイテク大手(QQQ)
  • 116.7ポイント(+1.72%):米全体(VTI)
  • 100.5ポイント(+1.91%):米高配当(VYM)

となり、グラフ全体に目を向けると

  • QQQ(NASDAQ100:米ハイテク大手)の圧倒的な成績
  • VYM(米高配当)の残念な成績

となっています。

 

バイデン大統領の誕生がほぼ確実となり、

「QQQのようなハイテク銘柄よりも、VYMのようなバリュー株の方が有利になる」

といった意見が多く聞こえるようになり、しばらくはそういった動きを見せていましたが、ここ2週間はQQQの伸びが大きくなってきました。

 

QQQがどこまで伸びるのか楽しみですね。

  

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今後の株価について

今後の株価について

ここまでは『大統領選』という大イベントがありましたが、しばらくは大きなイベントはなさそうです。

注目するとしたら

  • 新型コロナワクチンの生産体制
  • バイデン新大統領の政策

といったあたりになります。

 

バイデン大統領の誕生がほぼ確実となったことから、以下記事でも書いた通り

  • クリーンエネルギー
  • 中国関連企業

といった銘柄に追い風が吹きそうです。 

 

参考記事:バイデン大統領誕生による株式市場への影響

 

とはいえ、既に『バイデン大統領の誕生』は市場が織り込み済みであるため、今からクリーンエネルギー銘柄に投資しても遅いかもしれません。

 

というわけで、個人投資家がやらねければならないことは、

  • 「出遅れないように今のうちに買おう!」と買い急ぐ
  • 「バイデン当選に不利な銘柄を売り切ろう!」と売りに走る

といったことをせず、冷静に市場を見つめながら自分の投資ルールに忠実に従うことしかありません。

 

とはいえ、以下グラフの通り、広い目線で見れば世界の株価は100年以上にわたり上昇を続けているのも事実です。

世界の株価の推移

つまり、今後暴落が発生しようとも、しなかろうとも

  • 大きくとらえれば”今”が最も安く株を購入できるチャンス

と言えるわけです。

 

というわけで、本ブログの筆者ひょしおんぬは、

  • 生活防衛費を残した余剰資金の全てを投資する

というスタイルを今後も継続していき、将来のリターンに期待したいと思います。

関連記事:積立インデックス投資にナンピン買いは不要【資産を最大化するためのヒント】

 

 本記事の内容が、本ブログの賢明なる読者達に届けば幸いです。

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