最終更新日:2020/4/11
「初心者ほど基本を守らない」のは、どの業界でも同じです。
そして「基本を守らない人間が負ける」のも、どの業界でも同じです。
新型コロナウィルスで暴落中の今、株を売ることは「安く売る」ことになりますので、投資の基本中の基本である「安く買って高く売る」に反していることになります。
本記事では、「安く買って高く売る」ことが投資で儲ける方法であることを再認識し、新型コロナウィルスによる暴落にある今「どうするか?」について考察していきたいと思います。
株価の未来を予想できる超人・未来人以外は「いま株を売ること」は適切な選択とは思えません。
投資の基本は「安く買って高く売る」こと
株式投資で利益を上げようと思うと「安く買って高く売る」ことが必要であることは
誰にでも分かります。
で、あるにも関わらず、新型コロナウィルスによる暴落中の今、株を売ろうとしている人が後を絶ちません。
実際に2020年3月期は投資信託からの資金流出が5136億ドルと、今までの過去最高値であった2967憶ドル(リーマンショック時)を大きく超えています。
「もっと下がる前に逃げなきゃ!」という気持ちはよーく分かりますが、一度落ち着いてください。
あたなは「株価が下がっただけでピンチになるような生活を送っている」のですか?
または、あなたは「株価の推移を予想できる程に優秀な人間」なのですか?
短期的な株価の推移は誰にも予想できない
未来の株価の推移はどれだけ優秀な投資家であっても容易には予想できません。
すなわち、これから株価は上がるかもしれないし、下がるかもしれないわけで、それは誰にも予想できません。
そんな状況にありながら「株価が下がる」方に賭けようとしているのが、あなたの行動です。
現時点で株を保有している投資家にとって、考えられるベストな選択としては、
「今売って、底値で買い戻す」
ということは間違いなく、それを狙っている投資家は多くおり、あなたもそうなのかもしれません。
しかし、
「新型コロナウィルスによる暴落を予想できず、いまだに株を保有しているあなた」が
「新型コロナウィルスによる暴落の底値を読むこと」
が可能だと思いますか?
正直に言って無理でしょう。
あなたがどういった考えのもと、今の株を購入するのに至ったのかは分かりません。
ひょしおんぬの場合は「株価の推移は読めない」と考えつつ、「世界経済は成長し続けるから、可能な限り早い時期に買うことが最も利幅が大きい」と判断して株(投資信託)を購入しているので、どれだけ株価を下げようとも「売ろう」という判断をすることはありません。
長期的な世界の株価は右肩上がり
過去を振り返えると、株価の推移は右肩上がりで上昇を続けています。
数年単位(1929年からの世界恐慌だけは10年程度)では、大きく下落していることはあるものの、人生100年時代と言われる今、10年程度の下落は大したことありません。
そして株価が右肩上がりで上がり続けている以上、
- 最も株価が安いタイミング = 今
- 最も株価が高いタイミング = 可能な限り遠い未来
となります。
すなわち、
- 短期的な株価を読むことが困難
- 長期的に株価は右肩上がり
である以上、暴落中の今「株価を売る」という選択は誤った選択と言えそうです。
ただし、日産株のように不祥事によって株価が減少している株は別です。
個別株投資には注意が必要
「株価は右肩上がり」と強調してきましたが、これは「世界経済が発展を続けていくであろう」との考えの元であるため、「世界全体の株価の平均は右肩上がり」となります。
しかし「個別企業の株価は右肩上がり」とは限りません。
(右肩上がりの可能性は十分にありますが)
世界経済が発展していようとも、個別企業は業績が悪化したり、倒産する可能性もあります。
よって、株価の下落した個別企業株を持ち続けていたからといって、株価が上がる保証はありません。
特に何らかの問題(代表がレバノンに逃げたとか)が発覚して株価が下落している個別株については、早急に手放すことをお勧めします。
(「絶対に上がる!」という(誰も気づいていない)根拠を持っているのであれば別ですが)
まとめ:株式投資の基本に立ち返ると今は売り時ではない
ここまで記事にさせてもらった通り、
- 短期的な株価の推移は誰にも予想できない
- 長期的な世界の株価は右肩上がり
の2点から、今は株を売るべきタイミングではないと言えそうです。
実際に以下記事でまとめさせてもらった通り、新型コロナウィルスが急激に拡大していく状況にあっても、株価の推移は横ばいな時もありました。
含み損を抱えており、新型コロナウィルスによる暴落がいつまで続くか分からない現在は、精神的につらい状況かもしれませんが、人類の力を信じてこの暴落から脱する日を待ちましょう。
また、もし余剰資金があって株式を追加購入しようと考えているのであれば、「ドンッ!」と一気に全額を使うのではなく、少額ずつコツコツと買い進めていく方が無難です。
株価の暴落時は、「売る」にせよ「買う」にせよ、焦らずのんびりいきましょう。
それによって「気付いた時には大きな利益が出ている」というのが、ひょしおんぬの経験から言えることです。
人生は長いんでのんびりいきましょう。
でも、新型コロナウィルス対策は万全に!
本記事の内容が、本ブログの賢明なる読者達に届けば幸いです。
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それではまた