最終更新日:2020/4/10
株式の世界分散投資といっても色々な投資先が考えられます。
世界分散投資を基本スタンスといているひょしおんぬは、主にeMAXIS Slim全世界株式(オールカントリー)という投資信託を通じて、世界分散投資をしています。
この選択をするにあたり
- 「投資信託」 or 「ETF」
- 「大中規模の企業のみに投資」 or 「小規模の企業へも投資」
の2点の決断に悩みました。
具体的商品名で書くと
- eMAXIS Slim全世界株式(オールカントリー)
- VT(ヴァンガード・トータル・ワールド・ストック)
の2点で悩んでいました。
本記事ではひょしおんぬがeMAXIS Slim全世界株式(オールカントリー)を選ぶにあたって検討した内容を記載していきます。
同様の悩みを抱えている方の参考になれば幸いです。
<目次>
- 世界分散投資の投資先の選び方【投資信託とETFを比較】
- ETFではなく投資信託を選択した理由
- ETFは高性能だけど面倒、投資信託は楽々
- 「大中規模の企業のみ」の投資信託を投資対象とした理由
- まとめ:投資信託はズボラ向け、ETFは几帳面向け
世界分散投資の投資先の選び方【投資信託とETFを比較】
ひょしおんぬが投資先として選んでる、eMAXIS Slim全世界株式(オールカントリー)という投資信託は、「世界中の大中規模の企業(約2500社)へ投資する投資信託」です。
すなわち、冒頭で書いた悩みについて検討した結果、
- 投資信託
- 大中規模の企業のみに投資
を選択したことになります。
しかし、ひょしおんぬの投資思想に最も合っている投資商品は、
「小規模の企業へも投資するアメリカのETF:VT(バンガード・トータル・ワールドストック)」
だと認識していますので、正反対の選択をしたことになります。
はてさて、何故このような選択をしたのか、理由について話を進めていきたいと思います。
ではまずは投資信託を選択した理由についてです。
ETFではなく投資信託を選択した理由
ETFは面倒だからやめました。
投資信託もETFも似通った商品を数多く準備しており、どちらを選択しても
「世界分散投資」という目標は達成できます。
簡単にそれぞれのメリットを記載すると、
〇投資信託(eMAXIS Slim全世界株式(オールカントリー))
1)積立購入が簡単にできる
2)100円から購入できる
3)勝手に配当金を再投資してくれる
4)税制上有利(VTはアメリカと日本の両方で課税される)
〇ETF(VT)
1)保有中にかかる手数料率が低い
2)規模が大きくて信頼性が高い
※その他メリットもありますが割愛しますw
ざっくりまとめると、
- 投資信託 : 楽だけど手数料率が高い
- ETF : 高性能だが漏れなく活用するのには手間がかかる
という感じです。
基本的にズボラなひょしおんぬは、以下を2点を主要な動機として投資信託を選択しました。
- ETFに必要な配当金再投資や定期購入がめんどくさい
- 投資信託でも十分に手数料率は低い
ETF(VT)のメリットである「手数料率が低い」に関しては、
- ETF(VT):0.08%
- 投資信託(eMAXIS Slim全世界株式(オールカントリー)):0.114%(実質は0.25%程度)
と極端な差はない(1000万円保有していて、毎年15000円強の差)ため、無視することしました。
税制上は投資信託のほうが有利であるため、差はさらに縮まります。
ただし、確定申告で”外国税控除”をすれば、税金の差は小さくなります。
…と、真面目に比較すると色々出てきてしまい、「ETFは何か色々と面倒なので止めた」というのもありますw
ETFは高性能だけど面倒、投資信託は楽々
本ブログでは「少額は将来の大金じゃ!心得ろ!」と繰り返しのように言っていますが、ここでは「面倒は嫌じゃ」を優先して、少額を無視していますw
その理由はシンプルで
「面倒で続かなくなったら(嫌になったら)意味がないから」
です。
投資はとくにかく「継続すること」が最優先事項です。
よって「なんか面倒だなー」と本能が訴えかけてくるETFは除外しました。
あなたも考えてみてください。
- 毎年年末調整(資料をそろえて申請する)
- 配当が配られるたびに再投資する
を、ストレスなく行えそうですか?
わたしにはむりじゃー。
ということで、楽な投資信託を選択しました。
では次に「大中規模の企業のみに投資」を選択した理由についてです。
「大中規模の企業のみ」の投資信託を投資対象とした理由
「小規模の企業」を含む良い投資信託がなかったから。です。
「世界中の小規模の企業も含む分散投資」を投資信託で実現しようと思うと、真っ先に思い浮かぶのは「楽天・全世界株式インデックスファンド(通称:楽天VT)」です。
これは、前述のVT(バンガード・トータル・ワールド・ストック)を”買うだけ”の投資信託です。
しかし楽天VTは、
- 手数料率(信託報酬)が高い(0.212%)
- 信託報酬を下げようという意思も見えない
ため購入対象外としました。
そして、他には欲しいと思える(適切な信託報酬の)投資信託が存在しません。
よって、小規模の企業株は投資対象外となりました。
「どの国、どの企業が成長しても利益を享受できるように」という考えの元で分散投資を選択しているため、小規模の企業も投資対象としたいのが本音です。
しかし「適当な投資信託が存在しない以上は致し方ない」というのが結論です。
まとめ:投資信託はズボラ向け、ETFは几帳面向け
ここまで記事にさせてもらった通り、ひょしおんぬは「世界中の大中規模の企業に投資する投資信託」をメインの投資対象の1つとしています。
ただし、それは「面倒から逃げた」末の選択です。
よって、
- 配当金の再投資を忘れず実施できる
- 年末調整を漏れなく実施できる
の2点が守れれば、より優れた投資商品であるETF(VT)がお勧めです。
この辺りは自分の性格とも相談しながら決めていってください。
悔しいけども、ひょしおんぬには無理じゃい。
本記事の内容が、本ブログの賢明なる読者達に届けば幸いです。
------------
ツイッターでは記事の公開を通知したり、投資に関係する記事を取り上げたりしています。よろしければフォローをお願いします!
本記事が少しでも良かったと思って頂けたら、以下バナーを1日1回クリック頂けると嬉しいです。よろしくお願いします!
よろしければ以下の関連する記事もご参照ください。
本ブログのメインテーマとなる記事です。
平凡なサラリーマンがセミリタイアする方法をまとめてあります。
その気にさえなれば誰にでもセミリタイアできることが理解頂けるはずです。
それではまた