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今の3千円は将来の3千万円(投資による複利の効果をグラフ化)

あなたが今使おうとしている3,000円は将来の3,000万円です。

本当に今その3,000円を使う価値はありますか?

 

投資家は常に上記のように自ら問いかけながらお金を使う必要があります。

今回は投資家にとっと最も偉大ともいっても良い「複利の効果」について考えてみようと思います。

 

 

ウォーレン・バフェット流の複利の表現

世界一の投資家といっても過言ではないウォーレン・バフェットの言葉の中に「本当にこの散髪に30万ドルを費やしたいだろうか」というものがあります。

 

当然散髪代に30万ドルかかるわけではありませんが「この散髪代を使わずに投資に回せば、将来は30万ドルになる」と、投資(複利)の効果を表現した言葉です。

 

散髪代を30ドルとすると、30万ドルに増やすには資産を1万倍にする必要があります。

さすがにこのレベルになると並みの投資家では実現できませんが、それくらい「複利の力は偉大だ」というバフェットなりの表現方法なのでしょう。

 

なお、ウォーレン・バフェットの能力と複利の効果を活用すれば(容易ではないでしょうが)実現できていてもおかしくありません。

 

複利による効果

ここでは、具体的に複利の効果がどの程度なのかをグラフで見て頂きたいと思います。

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横軸は投資をしてからの経過年数です。

縦軸は投資した資産がどれだけ大きくなっているかの倍率です。

 

グラフ上の各線は、右上部の凡例通りの年利(複利)を上げられた場合の推移です。

 

 ひょしおんぬが期待している全世界株式分散投資の期待リターンが5%(赤線)で、この場合およそ47年で資産が10倍になり、80年後には50倍、95年後に100倍となります。

 

経過年数と共に資産が加速度的に増えてはいくのがよく分かります。

(とはいえ、バフェットの言う1万倍にはほど遠いですが…)

 

他の線は投資による期待リターンを少しずつ変えた推移です。

 

期待リターンが1%ずれるだけで、資産の推移に大きな影響を及ぼしていることが分かります。

 

グラフ上では最大値としている「年利10%」であれば、およそ24年後には資産が10倍に到達し48年後には100倍に到達していますが、この推移はそれほど非現実的ではありません。

 

世界の時価総額の半分を占めるアメリカ株の過去30年間の成績を見ると、年利10%近いリターン実績を叩き出しています。

30年の間にはリーマンショックやITバブルが含まれていたのにも関わらず、です。

 

なお「年利10%」を継続できれば、およそ97年後に資産を1万倍に増やすことができますが、さすがに遠い話ですね…。  

 

 

「複利の効果を最大限活用するには」

分かり切っていることですが、複利の効果を最大限活用する為には「投資期間を長くする」他に方法はありません。

「投資期間を長くする」ということは「若いうちから投資する。年を取ってから投資を始めていては遅い」ということです。

 

特に若い方は、お金を使いたい誘惑が自身の周りを徘徊していると思います。

その時にぐっとこらえて「今の3千円は未来の3千万円。今3千円使う価値はあるのか?」と自らに問いかけ、代わりに投資することを検討してください。

 

ただし「とにかくひたすら節約」とならないように注意が必要です。

若いうちにする各種経験は自分の財産となります。

 

「お金を使う価値がある」と判断すれば、高額であったとしても思い切ってお金を使うコトも大切です。

 

「お金を使わない」と選択することで自身の財産となるような貴重な経験を逃すコトがないようにしてください。

(趣味やリフレッシュにお金を使うのも大切ですよ)

 

個人的には「モノは安く済ませ、コト(経験)にお金をかける」のが好ましいと考えていますが、個人の価値観によるものなので言及はしません。

 

ただ、どんな価値観をもっている方であっても「自分にとってこのお金の使い方は間違っていないのか」という問いかけは必要です。

 

「何となく」でお金を使うことがないよう、真摯にお金と向き合って生きていくことがアーリーリタイア(セミリタイア)への近道です。

 

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