なんとなーく為替を脅威に感じている日々を送っています。
例えば、
「昨今の資産急増は円安の恩恵を受けた見せかけだけのものじゃん」
「円高になったら資産急減するじゃん」
「円安でも積み立て投資続けているけど、あんまり買えてないじゃん」
「セミリタイアしてから円高になったらどうするんだよじゃん」
「もういっそのこと為替ヘッジあり投信に乗り換えてやろうかじゃん」
などなど、為替に思考を持っていかれることが多いです。
とはいえ、ここでも『現在は円安』みたいな書き方をしているわけですが、正しくは
- 数年前に比べて円が安くなっているだけ
です。
実際にドル／円は以下のように推移しており、
（出典：USドル/円の為替レートの推移(1980～2024年)）
これを見ている限り、とても「いまは円安な状況であり、これから円高に推移していく」と言うことはできません。
通貨も株式と同じように売買されており、価格が均衡しているということは
- 現在は円安でも円高でもなく『適正な価格』である
と基本的には言えるでしょう。
（仕手によって短期的に『通貨の実力』と『為替』が大きくかけ離れることもありますが、2022年後半ごろから現状が続いているので、『いまが本来の実力値である』と私は考えています）
であるため、『さらに円安に進む可能性』と『円高に戻す可能性』は同じ確率であることになります。
よって、「円高になったらどうしよう…」と一方だけを気にするのは合理的ではありません。
であるのにも関わらず、思考を持っていかれてしまいます。
…くやしいです!!!
本来であれば、
「円安になって資産額が減ったらどうしよう…」と考えるのと同じレベルで
「円高になって資産が増えたらうれしすぎる…」とも考えなければなりません。
であるのにも関わらず、『円安になる』ことばかり心配しているということは、まるで『円安になることを予言している』とも言えてしまい、先を読むことを諦めたインデックス投資家であるまじき行為です。
でも、心配しちゃうよね～。
とはいえ、心配しているからといって為替の値動きが変化するわけでもないし、投資戦略を変えるわけでもないので、ほとんど無駄な行為と言えるのかもしれません。
それでも、心配しちゃうわけですが、個人的には時とともに『為替の心配』はなくなっていくんのではないかと想像していますので、その話はまた今度…。
とりあえず、
為替のことを心配しても疲れるだけで、いいことないよ。
本記事の内容が、本ブログの賢明なる読者達に届けば幸いです。
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