インデックス投資を始めて6年ちょっと。
資産が5600万円ほどになりましたが、ふわっと
「4000万円くらいしかない。と考えておいたほうがいいのかなぁ」
と考えております。
というのも、この『5600万円』という資産は、ここ数年の急激な円安によって手に入れることができたものであり、
「急激な円安があるってことは、急激な円高もあるってことでないの？」
なんて考えているからです。
ここ10年のドル円チャートはこんな感じで、
私はこれを見て
「1ドル110円くらいが妥当なラインじゃないの？」
なんて直感で思ってしまいます。
つまり、
- もしも、1ドル110円にまで戻るとドル資産の価値が27%減少することになる
- 私の資産の多くはドル資産なので、5600万円が4000万円にまで減少する
と警戒しているわけです。
もちろん、ドル円は『日米の金利差』が大きく影響を及ぼしており、金利差が下グラフの通り大きくなっている現在において、現在の為替レートは適正なのモノかもしれません。
また、過去のチャートを参考にするにしても、もっと長期のチャートを見ると
こんな感じで、「1ドル110円くらいが適正な気がする」なんて言うことができなくなります。
また、少し前にXにポストしたように
思った以上に（私もそうだけど）「いまは極端な円安であり、いつか元に戻る」という意見が多い気がするので、このさき円高になることはない気がしてきた😂
— スパコンSE@投資ブロガー (@hyoshionnu) 2023年9月22日
なんて考えても持っていたりします。
それでも
「私の資産は4000万円しかない」
と考えるようにしています。
これは、けっして暴落煽りなんかではなく、
- もし本当に大きな為替変動があったとしても、恐怖せずに市場に居続けるための心構え
として重要なモノだと考えています。
株式投資で最も大事なことは『長期間市場に居続けること』であり、そのためにはとにもかくにも『警戒』と『覚悟』が大事であると考えています。
仮に、
「市場は右肩上がりだから大丈夫」
と楽観的に構えていたときに大きな暴落が起こり
「世界は変わった」
「これから株価が上昇することは見込めない」
なんていう意見が多く聞こえるようになったとすると、急な状況の変化を恐れ、市場から逃げ出してしまうことになるかもしれません。
しかし、
「近いうちに暴落するかもしれない…」
と警戒しておき、
「それでも自分にはタイミング投資できるような能力はないから、何があっても市場に留まろう」
という覚悟をもっておけば、大きな暴落があったとしても
「想定通りだぜぃ」
と冷静に市場に残り続けることができるでしょう。
私がチョコチョコとネガティブな発信をしているのはこれが目的です。
また、
- 私が賭けているのは『世界経済の成長によって利益が手に入ること』であって、『円安によって見せかけの資産が増えること』ではない
というのも、現在の『円安による資産増』という状況に対してネガティブな考えをもちやすい要因でしょうね。
いずれにせよ、株価と同じように為替を読むことも困難なので、何が起きても驚かないよう「資産が大きく減ることも普通にあるよね」と心構えておくこととします。
本記事の内容が、本ブログの賢明なる読者達に届けば幸いです。
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