「投資の初心者には、インデックス型で経験を積み、いずれアクティブ型も保有してもらいたい」
なーんて本音が、eMAXIS Slmeの販売元である三菱UFJアセットマネジメントの社長から出てきた記事があって、
「結局のところ、金儲けしたいのな」
「多くの手数料を取れるアクティブ型に手を出してほしいのは当たり前」
などなど、いろいろな意見が飛んでいましたが、この記事では別の視点から…。
「投資の初心者には、インデックス型で経験を積み…」と言っていますが、そもそも、
投資初心者は「インデックス投資をしよう！」なんて思わないんじゃない？
と思うわけです。
私が考える『投資初心者』は、
「これからはAIの時代だ！！」
「半導体なしには世の中が回らない世の中になっている！！」
「インドが急成長する！！」
などなど、「これだ！」という分野や企業に興味を持ったことをきっかけに投資をはじめるものだと思っています。
というのも、インデックス投資をするためには『市場全体に薄く投資していても、そこそこのリターンが期待できる』ということを理解している必要があるわけですが、そこまで学んでいる初心者は少ないため、「これだ！」という投資先がなければ投資をすることすらないのではないかと思うからです。
実際に、私も有望（そうに見える）企業への投資が投資家としてのスタートでしたし、読者のみなさまもそうだったのではないでしょうか？
多くの人は、その『個別投資』をする過程で、
- 色々とチャレンジをして痛い目をみた
- その後にちゃんと勉強して「市場平均に勝つのは難しいわ」と気づく
といった流れで、
- 経験して、学んで、やっとインデックス投資にたどり着く
という経緯をへてきたのではないでしょうか。
さらに、そういった経験を重ねてきたのにも関わらず、マレに
「いまこそ○○に集中投資して市場平均を超えるんだああああああああ！！」
という思いが沸いくることがありつつも、なんとかそれを押し殺してインデックス投資をしている、というインデックス投資家も多いのではないでしょうか。
私はそうです（恥ずかしながらｗ）
これ、
- 個別投資で痛い目をみてきたからこそ、投資について深く考え・学んできたからこそ、本音を押し殺してインデックス投資ができている。
と言えるのだと思います。
そんなわけで、
「投資の初心者には、インデックス型で経験を積み…」
という言葉に違和感を感じたわけです。
もちろん、最初から『インデックス投資が良い投資法である』と理解して投資をする人もいることでしょう。
しかし、その中に『なぜ、インデックス投資が有利なのか？』を理解している人は少ないのではないでしょうか。
であれば、投資初心者がインデックス投資から始めたとて、いつか「市場平均を超えたい！！」という欲望に負け、三菱UFJアセットマネジメント社長の言うようにインデックスからアクティブ投資に移行してしまうかもしれません。
それを防ぐためには、
- とにかく若いうち（資産が少ない＆労働収入がある）に様々な投資に手を出し、失敗し、学び、また失敗するという経験をする
ことが大事なんじゃーないかと思うのでした。
本記事の内容が、本ブログの賢明なる読者達に届けば幸いです。
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