言うまでもありませんが、
- 投資で勝つための鉄則は、価値のわりに安いモノを買い、高くなった売る
であることは間違いありません。
そして『価値のわりに安いモノ』は
- 『将来の価値』を基準にすれば、安いといえるモノ
- 高い価値がありながらも、人気がないモノ
の2パターンがあります。
『将来の価値』を基準にすれば、安いといえるモノ
前者は、
- 時とともに投資先が成長していけば、価値も高くなる
- だから成長する前の『いま』は安いといえる
という考え方です。
短期的には株価がどう動くか読むことはできないものの、『長期的に価値が上がっていくのであれば、株価も上がっていくであろう』と言えます。
また、個別にみれば、衰退する国・消滅する企業もありますが、世界経済全体でみれば『これからも成長し続ける』と言える(可能性は高い)でしょう。
とはいえ、もとより株価は『10年、20年先の価値を織り込んだ価格となっている』ため、
「30年後には株価も上がっているだろうから、今のうちから投資しておいてのんびり待つか」
くらいの長期間をかける覚悟をしておいた方がよいでしょう。
高い価値ががりながらも、人気がないモノ
後者に関しては、
- 人気が集まれば価格も高くなる
という(投資に限らず)あたり前の事象から言えることで、
- 最近流行りの暗号資産
- 最近流行りの○○株
- 最近流行りの○○投資
なんてものは、どれも高値となっている可能性が高いので、
- 『流行り』と言われている○○に投資する
- 販売ランキング上位にある○○を買う
といった行為は、『価値のわりに安いモノを買う』という投資の鉄則に反しています。
投資界隈には
- 靴磨きの少年が「○○を買えば儲かるらしいよ!」と言い出したら天井だ
というような比喩があります。
というのも、靴磨きの少年は『最後に買う人』であるためです。
仮に『誰にも知られていない優秀な投資先A』があったとして、その存在に気づくのは、ざっくりと
- 優秀なプロの投資家
- 普通のプロの投資家
- 優秀な個人投資家
- 普通の個人投資家
- 大多数を占める投資家ですらない人
という順になると考えられ、後半になればなるほどに『投資先A』に投資する人が増えていきます。
そして、投資する人が増えれば増えるほどに価格は上昇していくわけですが、『5.大多数を占める投資家ですらない人』が買った後には、それ以上『投資先A』を買おうとする人が表れなくなります。
つまり、
- 靴磨きの少年のような『投資家ですらな人』が「○○は買いだ」と言い出した時点が○○のピークであり、それ以降は下がるしかない
と考えられます。
自分は『優秀なプロ投資家』なのか、それとも『靴磨きの少年』なのかを理解し、
「自分のもとへ『○○は買いだ』という情報が届いたってことは…?」
と考えるようにしましょう。
(とはいえ、この比喩は「靴磨きの少年が優秀な投資家であるはずがない!」という前提に立った話なので、差別的でいまの時代には適さない例ですね…。)
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と、最近「投資を始めました!」的な人と会話をする人が多かったので、簡単に整理させてもらいました。
- あたり前のことではあるものの、
- 見逃されがちであり、
- とっても大切なこと。
ということで、お届けしてまいりました。
本記事の内容が、本ブログの賢明なる読者達に届けば幸いです。
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