【必然】流行りは廃れる【アメリカ株への集中投資は大丈夫か】 - スパコンSEが効率的投資で一家セミリタイアするブログ

最終更新日：2020/4/21

アメリカ株への投資が流行しています。

投資ブログやtwitterを覗いていると「アメリカ株への集中投資家」が多くいるように見受けられます。

確かにアメリカ株一強時代は長く、これからも今の立場を利用して世界のトップに君臨し続けるであろうことは予想されます。

しかし、確実にそうでしょうか？

これからも経済覇権国で在り続けられる保証はありませんし、経済覇権国で在り続けられたとしても株価が今まで通り右肩上がりで推移する保証もありません。
（直近10年で急激な経済成長を遂げた中国の株価が、それほど上昇していないように…）

とはいえ、本ブログの筆者であるひょしおんぬも「アメリカ株一強は当分続くだろうな」と考えています。

それでも世界分散投資を選択しており、その理由は「怖いから」の一点です。

＜目次＞

流行りは廃れる【アメリカ株への集中投資は大丈夫か】

万が一にでもアメリカ経済が衰退しはじめ、他国に後れを取るようになった場合、既に「企業価値に比べて割高となっているアメリカ株」は大きく株価を下げることになると考えられます。

というのも、アメリカ株の株価が比較的高いのは「これからも経済覇権国であり続けるであろう」という期待が込められている為で、その期待が裏切られると、大きく株価を下げる危険性があります。

「アメリカが経済覇権国の座から滑り落ちる」という具体的シチュエーションは見当たりませんが、それと「アメリカ経済は安泰」が一致するわけではありません。

「アメリカ株に集中投資」することで、「大きな利益を手に入れられる可能性が高い」ことは間違いありませんが、「資産を大きく減らす可能性もある」ということになります。

そして、ひょしおんぬは「大きな利益獲得の機会を逃すこと」よりも「資産を大きく減らすこと」を恐れているため、万が一に備えてアメリカ株への集中投資を避け、世界分散投資を選択しています。

とはいえ、世界分散投資が安全である保障は全くありません。

世界分散投資をしていても、保有する株のおよそ半分はアメリカ株となりますし、「アメリカ経済の衰退＝世界経済の衰退」と言えるほどアメリカの経済力は強大です。

よって、何らかの事情でアメリカが衰退すれば「世界分散投資をしている投資家」も
「アメリカ集中投資の投資家」と同様に資産を減らすこととなります。

よって「世界分散投資＝安全」とは全くもって言えません。

しかし、ひょしおんぬはそれでも世界分散投資をします。

現在はアメリカが経済覇権国ですが「昔からそうだった」わけではありません。
過去の歴史を振り返れば、覇権国は次々と入れ替わりを繰り返しています。

平家物語の冒頭でも、

と言っており「いつまでも変化なく盛者で居続けるものは無い」と、昔から当たり前のこととして理解されています。

よって、何らかのイベント（例えば新型コロナウィルス）がきっかけとなり、世界大戦時のように、世界的危機に便乗して経済覇権国が入れ替わる可能性も十分に考えられます。

「世界2位の経済大国である中国」が新型コロナウィルスを抑えこみつつある今、アメリカで新型コロナウィルスが猛威を振るうようなことがあれば、何がどうなってもおかしくありません。
（中国が本当に新型コロナウィルスを抑え込めているかどうかは置いておいて…）

どんな強大な国であっても、いつか衰退する日はきます。

それがいつになるかは誰にも分かりません。

ここまで書いた通り、現時点でアメリカ株への投資が最も期待値の高い投資方法と言えそうです。

しかし、それがいつまでも続く保証はないため、念のため世界分散投資をお勧めします。

「アメリカ株」と「全世界株」のどちらに投資するのが正解なのか、未来を覗く他に知る術はありません。

しかし、何にせよ一時的なブームに惑わされないよう、しっかりと自分の頭で考える必要がありそうです。

本記事の内容が、本ブログの賢明なる読者達に届けば幸いです。

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それではまた