最終更新日:2021/1/4
最近、友人に投資を勧めるために、
「その10万円を投資にまわしたら、毎年5000円のお金を生む木を手に入れるぞ」
と言ってみたら、
「そんなんいらんしww」
と、気持ちがいいほどハッキリと拒否されました。
この会話にいたる過程では、
- 過去100年以上の投資リターン
- 複利の破壊力
- 70歳定年になる可能性があること
- 筆者(ひょしおんぬ)は投資の力でセミリタイアすること
などなど、「投資やりたい!」と思うような内容を伝えてきたわけですが、ぜんぜん響かなかったようです。
そこで「こいつ、マネーリテラシーねーな」と切り捨てることは簡単ですが、もう少し向き合ってみたところ、
「万人にとって投資が必須ってわけではないな」という結論に至ったので、ここに書き記しておこうと思います。
『投資家』よりも『仕事が好きな人』の方が幸せなんだろう
最初に結論を書いてしまうと、その友人は「仕事は別にストレスじゃないんだよねー」と常々から言っており、働いて、稼いで、その金で生活する、といったことに何ら不満を持っていないようで、年利5%程度のリターンにさほど魅力を感じなかったようです。
「いやいや、リターンは低くても、投資をすればお金に余裕はできるし、老後の心配も減るんだから、そいつの理解力が低いだけでしょ」
と言うことも可能ですが、それは少し違うと思います。
投資の最大の目的は、『豊かな生活を送ること』です。
であるのにも関わらず、投資について魅力を感じない人が、『節約して投資すること』を強制されたら、行動を制限された『不幸な日常』を送ることになるのは明らかです。
また、すべての人にとって「お金にゆとりがあって、贅沢な暮らしができること」が幸せではない、ということです。
世の中には
- 自然の中で自給自足する
- 死ぬまで働き続ける
といったことに幸せを感じる人が確実に存在しており、そういった人に「投資すればお金に困らない生活が送れるよ」といっても、たいした魅力を感じないことでしょう。
であれば、投資なんかする必要はまったくありません。
ただただ、「自分にとっての『幸せ』を理解していて羨ましい…」と思うだけです。
自分は何をしたいのか?を理解しよう
多くの人も何となく感じているとは思いますが「自分は何をしたいのか?」を知ることは案外難しいです。
例えば、1000万円をポンッと渡されて「そのお金を、自分が最大限しあわせになれることに使いなさい」と言われて、「○○に使う!」と明確に答えを出せる人は少ないのではないでしょうか。
多くの人は「○○もしたいし、○○も買いたいし、う~ん…」となってしまうかと思います。
それはつまり、「自分が一番重要だと考えていること」を理解していないこととも言えます。
お金にゆとりがあれば、多くのことがやれるようになるわけなので、幸せを手繰り寄せる手っ取り早い手段ではあるものの、ある意味で『自分の理解』を放棄した怠惰な選択なのかもしれません。
それを理解することができれば、お金なんかなくても幸せな人生を送れるのかもしれませんね。
ただ、それを理解することが非常に難しいわけですが…。
投資しようとしまいと、幸せであれば何でも良い
というわけで、本ブログでも私生活でも、投資を勧めることの多い筆者(ひょしおんぬ)ですが、別に『投資が必須』と考えているわけではありません。
正しいマネーリテラシーを持って、それでも『投資は不要』と判断できるのであれば、無理に投資をする必要はありません。
その為には『自分を理解すること』が必須と言えそうなので、そのことをじっくりと考えてみてもいいかもしれませんね。
なお、冒頭に登場した友人は、結局インデックス投資することになりました。
「節約はしたくなりけど、お金は欲しいぞ」
というのが彼の言葉です。
欲望に忠実で素晴らしいことw
本記事の内容が、本ブログの賢明なる読者達に届けば幸いです。
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