「 世界初の株式会社」と言われている「(オランダ)東インド会社」)とのライバル関係にあたる「イギリス東インド会社」にジャックスパロウ(映画登場以前の時代)が雇われていたのはご存じでしょうか。
今回は上記についてと、当時の株式会社について記事にしていきます。
よろしければ以下記事もご参照ください。
現実ではジャックスパロウのオーナーになることは出来ませんが、GoogleやAppleのオーナーになることは可能です。
搾取される側から搾取する側へ(配当金を受け取る株主になろう)
<目次>
ジャックスパロウと東インド会社
ディズニー公式サイト等によると、以下のようなストーリーがあったようです。
映画登場前のジャックスパロウは海賊の掟を破ったことにより逃亡しており、その際にイギリス東インド会社に雇われ、(パイレーツオブカリビアン2作目に出てくる)カトラー・ベケットの依頼によって「ウィキッド・ウェンチ号」に乗り奴隷の輸送に出ることとなった。
しかし、ジャックは航海の途中で奴隷を解放。
それに怒ったベケットがジャックの「ウィキッド・ウェンチ号」に火をつけて沈めてしまった。
その後ジャックはデイビージョーンズに懇願し「ウィキッド・ウェンチ号」を引き揚げ・修復してもらうも、燃やされた船体は真っ黒に焦げていた。
そこでジャックは船の名前を「ブラックパール号」に変更し、自らの船として使用することとした。
といったストーリーです。
こういった豆知識を知っている状態で映画を見ると、色々な妄想が膨らんできて楽しそうです。
イギリス東インド会社とは
さて、ジャックを雇っていたイギリス東インド会社ですが、国の特命を受けて事業を行っている会社で、主に「アジア各国との貿易」や「奴隷の輸送」「植民地の獲得」を行っていました。
そして「世界最初の株式会社」と言われる「(オランダ)東インド会社」同様に株式会社でした。
会社の設立当初は「航海の毎に出資者を募る」方法でお金を集めていましたが、より安定して出資金を集めるために、「株式会社」へと変貌していきました。
当時の「株式会社」は現代とは違い「株主は無限責任を負う」としていました。
株主の無限責任とは
「株主の無限責任」とは、単語の通りではありますが「株主は会社の行為に対して責任を持つ」ということです。
現代であれば「会社が犯した罪」や「出した損害」に対して株主が責任を負う必要はありません(株価下落によるダメージを負うだけです)
もし現在でも「無限責任」となっていたとすると、東京電力の株主は福島原発での事故の責任も取らされることとなり、大量の補償を要求されていた恐れがあります。
よって「株」は現在のように庶民でも手をだせるものではありませんでした。
「無限責任」であるならば、株主達は自分が保有している会社を厳しく監視していく必要がありましたが、現在はその必要はなくなっています。
これを「メリット」と言い切ることはできませんが、おかげで現在は投資に対する時間を確保しづらいサラリーマンでも株主となれるようになりました。
当時の会社の配当利回り
上記でも書いた通り株主には厳しい責任が負わされていましたが、リスクが高い分だけ利回りは良く、1回の航海で150%近い利益を得られることもあったようです。
その後「イギリス東インド会社」は「株主は有限責任」となりましたが、年間50%もの配当金を配るなど、景気のいい話が多くあります。
また「(オランダ)東インド会社」では年間12.5%の配当金を配っていたようです。
また、有名な「エリザベス1世から依頼を受けた海賊:ドレイクのポトシ銀山(当時ペルー)への襲撃」では、エリザベス1世は4,700%もの利回を受け取ったそうです。
パイレーツオブカリビアンの中でも「ヘクター・バルボッサ」がイギリス王ジョージ2世に仕えていた時期がありましたが、当時国が海賊を雇うことは普通のことだったようです。
株式会社は進化してきた
かつては「無限責任」を負われていた株式会社も進化を続け、現在では誰でも気軽に株式会社の株主となることが可能になりました。
さらに投資信託を活用しれば、簡単に(間接的にですが)世界中に存在する企業の株主となることさえも可能となりました。
このように「株式会社」は長い年月をかけて進化しながら現在も続いています。
過去数百年にわたって投資家に対して利益を上げ続けている株式会社に、あたなも投資してみませんか?
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