初心者投資家向けけによく語られる言葉として「 分散投資(ドルコスト平均法)」があります。
今回はドルコスト平均法のメリットを記事にしたいと思います。
<目次>
「ドルコスト平均法とは」
株式購入の場合であれば、 定期的に定額を買い続けることで、短期的な株価の上下動による影響を少なくし、平均的な価格で買うことでできる方法。です。
分かりづらいと思いますので、以下表にします。
12年間、毎年1000円分だけある株を買い続けた場合の例
1年目は株価が20円であったため、50株購入でき、全保有株数が50株となる。
2年目は株価が25円に値上がりしたため、40株しか購入できず、全保有株数が90株(50+40)となる。
と、いった感じで毎年定額分を購入するので、株価が安いときには多くの株数を購入でき、株価が高いときには少ない株数しか購入できません。
(大げさに書くと「安いときに買って、高いときには買わない」となるので、株式投資で資産を増やすための手法通りとなっていると言えます)
12年後に結局株価が20円に戻った場合(なお12年間の平均株価も20円になるようしています)12年間で株購入に充てた金額は12,000円ですが、保有している(購入した)株の評価額は13,600円です。
12年たっても最終的な株価は20円と、当初から変化していない(平均も20円)にも関わらず「定額で購入し続けた」結果、1,600円の利益が発生しています。
これがドルコスト平均法です。
(「平均法」というわりに、平均を超える実績となります)
「定額ではなく定量購入を続けると?」
ドルコスト平均法の「定額購入」ではなく「定量購入(毎年50株購入)」の場合はどうなるのでしょうか?
一応表にしてみました。
※株価の変動は、先ほどと同じです。
1年目は株価が20円だったので、50株購入するために1000円支払った。
2年目は株価が25円だったので、50株購入するために1250円支払った。
と、いった感じで定量購入するため、株価が高ければ高い金額を支払い、株価が低ければ安い金額を支払うということになります。
結果、12年の合計で12,000円を支払い、20円の株を600株保有となりましたので、合計12,000の評価額となりました。
12年間株価は上下動を繰り返しましたが、最終的な株価(&平均株価)が20円だったので、損も得もしていないという結果になりました。
「ドルコスト平均法での投資が最強なのか?」
上記にドルコスト平均法のメリットを記載しましたが「それがベスト」とは言えません。
今回の例では、12年間かけても株価が上昇しないケースを想定して記載しましたが、
実際の(期待している)株価の推移は「長期間かけて上下動しながらも株価が上昇していく」だと思いますので、その場合12年間かけて1,000円ずつ購入するよりも、初年度に12,000円まとめて購入したほうが利益は上がります。
ただし、逆に12年間かけても株価が右肩下がりを続ける場合、初年度に12,000円投資は、最も損を被る投資方法でもあります。
(一括投資は期待リターンもリスクも大きい)
その辺は今後記事にさせてもらおうと思います。
まとめ
「ドルコスト平均法」について簡単に解説させてもらいました。
「ドルコスト平均法」で投資をすれば「株価が安いときに多く購入し」「株価が高いときには少なく購入する」という、株式投資で勝つための基本的な行動に近い動きとなります。
よって、長期間かけて株価が上がらなかったとしても、利益が出る可能性が「定量購入」より高くなります。
ドルコスト平均法のメリットを理解して投資を続けていきましょう。
よろしければ以下記事もご参照ください。
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それではまた。
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