平凡な収入のサラリーマンであるひょしおんぬが、セミリタイア(アーリーリタイア)するまでの計画を、実際の金額を使用してシミュレーション、公開させてもらいます。
この記事を見ていただければ、セミリタイアする為には特別な行為や高収入は不要であることが理解頂けると思います。
「セミリタイアする為の条件」
ひょしおんぬは共働き子一人の家庭環境(持ち家あり)ですが、全く問題なくセミリタイア可能だと算段しています。
極端な高収入を得ていない既婚者の場合、以下項目さえ満たされていればセミリタイアは十分に可能かと思います。
・夫婦共働きであること
・家族の理解があること
・投資について正しく理解できていること
順に解説していきます。
「夫婦共働きであること」について
平凡な収入のサラリーマンであっても、共働きであれば問題なくセミリタイアできます。
国税庁の調査によると、サラリーマンの平均年収は男性:521万円、女性:280万円とのことなので、平均的な共働き夫婦は年収800万円程度、手取りだと600万円程度です。(色々な条件にもよりますが)
それを参考に以下条件でシミュレーションしてみます。
・世帯年収800万円(手取り600万円)
・年間300万円(月間25万円)で生活(アーリーリタイア後も同様)
・30歳時点で貯蓄0
・年利5%の全世界投資信託を定期購入(5%は過去実績を参考)
・65歳時点で資産残高が2000万円前後(老後資産として確保)
・リタイア後は収入0
結果は上記グラフの通りです。
42歳時点で資産額が4700万円程度となりリタイア。
その後は資産を取り崩しがら65歳時点で2200万円の資産を保有した状態で年金生活を開始。
このような感じで全く問題なくセミリタイアできます。
続いて「年間400万円消費(年間200万円貯蓄)」バージョンをシミュレーションしてみます。
48歳時点で資産額が5600万円程度となりリタイア。
その後は資産を取り崩しがら65歳時点で2500万円の資産を保有した状態で年金生活を開始。
続いて「年間500万円消費(年間100万円貯蓄)」バージョンでシミュレーション。
56歳時点で資産額が5100万円程度となりリタイア。
その後は資産を取り崩しがら65歳時点で2400万円の資産を保有して年金生活開始。
この場合、リタイアが随分と後ろにずれてしまいますが、65歳定年である今の時代では、通常のサラリーマンより10年近く早くリタイアが可能です。
「世帯年収は800万円あるけど年間100万も貯められない!」という人は、自分の生活を見直すことをお勧めします。
でない限り、アーリーリタイアどうのこうの以前に老後の生活に問題が発生する危険性があります。
「家族の理解があること」について
これは家庭によってはハードルが高いことかもしれませんが「無職なんて世間体的に無理」とか「子供の教育上よくない」とか「もっと稼いでいい生活をしたい」など、セミリタイアを目指している本人と家族との間に考えのずれがあるとセミリタイアの実現は容易ではありません。
ひょしおんぬであれば、
「無職なんて世間体的に無理 → 適当な会社作って社長名乗ればいい」
「子供の教育上よくない → こんな生き方もある。と柔軟な生き方を教えられる」
「もっと稼いでいい生活をしたい → 知らぬ」
と反論するでしょうが、その程度の反論で簡単に理解してもらえるとは到底思えません。
(ひょしおんぬの妻はセミリタイアに理解ある人なので幸いでした)
よって、長い年月をかけてアーリーリタイアの良さをすりこんでいく必要があると思いますが、生き方の根源に関わることですので、人によっては永久に理解してもらえない可能性が高いです。
ただし、十分な資産を保有した段階でのセミリタイア(「低収入でもやりたい仕事に転職」など)であれば、理解してもらえる余地はあると思いますので、そちらで説得してみてもいいでしょう。
ただし、セミリタイアでもパートナーに理解してもらえないのであれば諦めてください。
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それではまた。