あー、仕事を辞めたい…。
わたくしの計画では2024年いっぱいでセミリタイアする予定となっているのですが、本当に辞めていも問題ないのか分からない。
しかし、辞めたい気持ちが日々大きくなっていく…。
とはいえ、
- 仕事は順調
- 人間関係も良好
- 在宅勤務のおかげで時間的にもゆとりがある
などなど職場の環境が悪化したようなことは一切ないため、「辞めたい…！」という気持ちだけが暴走しているもよう。
これ、ここまで積み上げてきた5000万円を超える資産がなかったら「辞めたい…！」とは絶対思わないのだと思うのです。
むしろ、
「（プレッシャーはあれど）ぬくぬくと仕事させてもらっていて、これで1日あたり数万円の給料をもらえるなんて最高じゃないか！」
と考えていたくらいの状況でしょう。
現状を過去と比較すると、
- 給料は増えたのに仕事はラク
- しかも勤務時間が短くなった
- それどころか出勤すらなくなった
と進化しており、過去にいるすべての私が「うらやましい！！！」と絶叫すること間違いなしです。
であるのにも関わらず『辞めたい欲』は過去最高レベルにあり、そのせいで「辞めたいけど辞められない…！」と精神的には結構つらい状態にあります。
むちゃくちゃ贅沢なこと言ってんな…。
…これ、慣れのせいだと思うんですよね。
例えば、
- 過去と比べると大きな収入を手に入れられるようになったが、それを『当然』と感じてしまい「昔より高給取りだ！」と浮かれることができない
- ほとんど残業もなくなったが、『残業がないのが普通』という感覚になってしまったため、現状を喜ぶことができない
- 在宅勤務が当たり前になってしまったがために、過去には当然のように行っていた『出社』がものすごいストレスになった
といったことが、『慣れによる不都合』の例としてあげられます。
もし、『10年前の私』が『いまの私』を見れば、「最高じゃないか！！」と大喜びするはずですが、現状に『慣れ』が出てしまっているがために喜ぶことができず、不満にばかり注目してしまっている。という状況にあります。
この状況から察するに、
- 週3勤務に変更しても、いつか不満たらたらになるだろう
- 収入が倍になっても、「辞めたい…」とつぶやいているだろう
- 今思う『苦でもない仕事』に就いたとしても、「FIREしたい…」と愚痴っているだろう
と、いまよりも状況を改善することができたとしても、すぐにそれに慣れてしまい「改善してきた！」と喜ぶことができないという残念な結果を招くことになる可能性が十分にあります。
それどころか
- （”セミ”ではなく）完全なるFIREを達成したとしても、「子育てつらい…」「近所付き合いヤダ…」「趣味がない…」「孤独でさみしい…」と文句ばかり言っている
ような状況になるかもしれません。
これは…、よろしくない！！
とくに、『セミリタイアしてもなんとかなりそうな気がする資産』しかない現状においては要注意です。
この状態で辞めたとて、『手に入れた（はずの）ストレスフリーな生活』に慣れてしまい、喜びを享受できないだけでなく、
「これだけの資産しかないのに辞めてしまって大丈夫なんだろうか…」
「市場が暴落したらどうしよう…」
と『資産のことでハラハラドキドキする』というネガティブな要素が増えるだけになりかねません。
この悲惨な状況を回避するためには、
- もっとゆとりある資産を手に入れる
- まともな収入源を確保する
といった金銭面でのアイデアはもちろんのこと、
- 『良い条件』を無視して、『悪い条件』にばかり注目する思考を変える
なんてことも必要となってきそうです。
というわけで、仕事をしている現状においては、
「楽な仕事しかしていないのに結構な給料をもらえてうれしいな～」
と考え、セミリタイア後には
「セミリタイアしたおかげで、たったこれだけでしか働かなくても生きていけるなんて最高だな～」
という思考になるべくなんらかの手段を講じようと思う次第です。
人生を謳歌するためにお金が重要であることは言うまでもありませんが、それと同等に『考え方』も重要のようですね。
どのような状況であっても、自分の感情を完璧にコントロールできるのであれば幸せな生涯を送れるはずです。
が、それが難しいのよなー。
本記事の内容が、本ブログの賢明なる読者達に届けば幸いです。
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