「株で下がった時どのようにして耐えてますか?」という問いがあったのでちょっと考えてみました。
答えは簡単で
「耐えていない」
ということになります。
というのも、
- 下がっても「いつか上がる」と考えているモノにしか投資していない
- 下がっても気にならない金額しか投資していない
- 「いつか必ず暴落する」と考えている
としているからです。
よって、株価が暴落しても「想定通りだ」としか思わず、耐えねばならないような状況にはなりません。
(インデックス投資を始めてからは『30%程度の暴落』『3年間ほぼリターンなし』という経験しかありませんが、リーマンショックで50%超の暴落を経験できたのは大きかった…)
とはいえ、これは『想定の範囲内のできごと』にしか通用しないという問題があります。
例えば、
- 「5年間はマイナスリターンが続くことがある」と想定していたのに、6年以上マイナスが続いている
- 「50%は暴落することがある」と考えていたのに、60%以上の暴落をした
などとなってしまえば、平常心でいられなくなる可能性が高いでしょう。
そこで、私はこのブログで、
「20年以上ホールドしていれば、ほぼ負けることはない」
「50%くらいの暴落はよくあるし、最悪では90%近い暴落があってもおかしくない」
と、結構厳しいケースを想定した発言をしているわけです。
それなりに厳しめの予想を立てておけば、ある程度の下落があったところで「想定通りだ」としかならず、耐えなければならない状況とはなりづらいです(「ならない」とは言っていない)
とはいえ、これ「株価はいつかは上がる」という大前提が必須であり、これが崩れてしまうと、まったくもって話が変わってしまいます。
過去のデータをひっぱってきて『長期的には株価は右肩上がりである』と言うことはできるものの、過去の実績が将来を保証してくれるわけではなく、もしかしたら『世界人口の減少に合わせて株価が下がり続ける』なんてことになってもおかしくありません。
そんなことを想像しながら大きな暴落に出会うと
「この先に株価が上がるようなことはないのかも…」
なんて考えが浮かんできて、株式投資から引退してしまいたくなるかもしれません。
こうなってしまっては最悪です。
その点では、
でも書いたように、
- 株主というのは、企業の利益をかすめ取る存在である
- これは、人口が減少し続ける世界においても変わらない
といった考えを持っていれば、ある程度は『長期的には株価は右肩上がりである』に自信が持てるようになり、安心して投資を続ける力となってくれるでしょう。
しかし、これも結局は『期待できる』だけであり、確実なものではありません。
もしかしたら地球が核の炎に包まれることになり、モヒカンライダーがヒャッハーする『お金の通用しない世界』になることだってありえます。
残念ながら『未来のことはわからない』としか言えません。
そんなこんなを考えていると、
- 安心して株式投資を継続するためには『資本主義』や『株式投資』という、実態の存在しない、ある意味で宗教的なものへの信仰心が必要になる
なんてことが言えるのかもしれないと思ってしまいます。
…信じるものは救われる。
かもしれない。
本記事の内容が、本ブログの賢明なる読者達に届けば幸いです。
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