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2023年の市場予想を本音で語る

2023年になりましたね!

新型コロナウィルスは落ち着きつつあり、株価を下落させてきた『アメリカの利上げ』も終着点が意識されるようになってきました。

 

というわけで、

  • 2023年の市場はどうなっていくのか?

という予想をしていきたいと思います。

 

とはいえ、あくまでも『イチ素人の予想』であるため、あまり信じないでくださいね。

 

<目次>

 

世界の株式市場全体の予想

2022年末の株価から20~30%の下落をしていくでしょう。

 

この予想をしているのは、

  • 経済を守るために劇薬を使ってきたため、副反応も大きなものになるだろう

と考えているためです。

 

ここ数年ほどは、世界各国で(日本のぞく…)

  • 新型コロナウィルスによって経済に大きなダメージを負った
  • ダメージから回復するために大量にお金をバラまいた
  • それによって急激なインフレが起きた
  • インフレを抑えるために急激な利上げをした

といった経緯をたどっており、これは

  • 右へ左へと急ハンドルを切りながら、かろうじて前に進んできた

というような状況にあります。

 

そんなことから、シンプルに

「こんなに激しく舵を切ってきたのに、最終的に軟着陸できるわけないよね~」

と思っているわけです。

 

もちろん、世界中にいる『経済をコントロールしようとしている賢い人々』は

「大きな問題が起きないよう、うまいこと調整したい」

と考えており、それが上手くいく可能性もあります。

 

しかし経済はそんなに甘いものではありません。

 

化学であれば「○○という物質に○○をかけると、○○反応が起こる」という『普遍の法則』を確認することはできます。

しかし、経済学には『普遍の法則』が通用しないことが往々にしてあります。

 

というのも、経済学では『○○をしたら○○が起きる』という実験をするための試験場を作ることが難しく、

『過去に○○した時には、○○が起きた』という実績をベースにして知見を集めているためです。

 

そして、『過去』と『現在』では環境がおおきく変わっているため、過去の実績はまったく参考にならない可能性があります。

 

よって、

  • 『世界中の賢い人々』がいくら知恵を出し合ったところで、うまくいくとは限らない
  • 実際に、これまでも上手くコントロールできなかったからこそ、不況が繰り返しやってきた

と考え、「2023年は、株価をそこそこ下げるんじゃないの?」という予想をしているわけです。

 

とはいえ、様々なところから

「株価はもう十分に下げており、買いのチャンスがきている」

という声が聞こえてきています。

 

しかし、私は

「まだまだ下げる余地はあるよね~」

と考えています。

 

株価はもっと下落する余地がある

例えば、下グラフのバフェット指数

Ratio of Wilshire 5000 over GNP Charts, Data

 

これは、『ウィルシャー5000(アメリカで最も多くの企業をカバーする指数))の時価総額合計』を『アメリカの国内総生産』でを割ったもので、

  • 『1.0』が基準となり、それを大きく超えると割高、大きく下回ると割安と判断する

ためにバフェットが活用している指数です。

 

2022年末時点でのバフェット指数は1.47となっており、過去30年の中でも『かなり割高』な状況にあることが分かります。

 

また、S&P500の実績PERを見ても

S&P 500 PE Ratio

 

と、下がってきてはいるものの「まだまだ下げれそうな余地はあるよね」という感想を持ちます。

 

というわけで、これら指数からも

「2023年は下げるんじゃないの」

という予想をしているわけです。

 

ちなみに、細かい予想はこちらの記事にあるJPモルガンの予想に近く、

  • NASDAQのようなハイテク銘柄には厳しい1年となる
  • 地盤が安定している大企業にとってはチャンスかもしれない

なんてことを思っています。

 

いわゆる『グロース株からバリュー株へ』という動きですね。

 

ただしバフェットは…

と、いった感じで『2023年は下落』と予想しているわけですが、バフェット率いるバークシャーは違う意見を持っているのかもしません。

 

バークシャーは、直近の報告で以下の銘柄を購入していることを明らかにしています。

Warren Buffett Is Betting on a Bull Market in 2023, and So Should You

 

これら銘柄は『景気循環銘柄』と言われる『景気の後退期に弱い企業』ばかりです。

 

つまり、バフェットは「これら銘柄は『買うに値する値』にまで既に下落している」と考えていることになります。

 

バフェットは『短期的な市場の動きを予想しない』ことで有名であるとはいえ、景気循環銘柄を買い進めている段階において『2023年は下落』という予想をすることは少しばかり無謀かもしれませんが、

 

だってそう思うんだもん。

 

賢い人々が景気をよくしようと努力したところで、景気がよくなるかどうかは人々の「気持ち」にかかっています。

 

多くの人が「気分いいし、いっぱい買い物(や設備投資)しよう!」と思えば好景気がくるし、

多くの人が「先行きが不安だから、節約しよう」と思えば不景気になります。

 

そして、その「大衆の気持ち」は賢い人々であっても容易にはコントロールできません。

 

コロナやらインフレやらの混乱が続いているいま、どんな「気持ち」でいる人が多いのか、測らねばならないのかもしれません。

 

というわけで、私は…

…というわけで、私は『2023年は下落』と予想しており、これを私の人生計画と突き合わせると、

  • 2023年は、私のサラリーマン人生において最後の買い場となりそう

ということになります。

 

これまで資産が順調に増えてきたこともあり、

「2022年いっぱいでセミリタイアしてもいいんじゃないか?」

という邪念が浮かんできたこともありますが、今回の予想と立てながら

「下落がくるまえにセミリタイアしなくて良かったわ…」

と思いました。

 

さて、こんな予想をたて、こんな感想を持っているので『自分を信じている人間』であれば、

  • 下落がくるまで追加投資をせず、いま持っている株式を売っておく

なんて行為をすることでしょう。

 

しかし、私はそんなことをしません!

なぜなら私は私を信じていないからです!

 

ここでした予想は、

  • 年間100冊ほどの本を読み続け
  • 毎日経済ニュースに目を通し
  • 手に入れた情報を記事のために整理し
  • 各社から出てきた2023年の予想を読む

などをしたうえで立てています。

 

しかし、その程度で正確な予想ができるはずもなく、

  • 仮に、そんなにも簡単に正確な予想ができるのであれば、既に多くの人がその予想にそった投資をしているはずなので、いまさら行動したところで遅い

と考えています。

 

というわけで、『下落』という予想を立てているわたくしですが、

  • 2023年も『給料日のたびに、生活防衛資金を除いた全額で投資信託を買う』というバカにでもできる投資を続ける

というのを基本方針としてやっていきたいと思います。

 

いずれにせよ、

  • 広く分散したインデックスで積み立て投資をしている投資家にとっては、どんな相場がこようとも、長期的には買い場であることに変わりはない

ため、どんと構えていくとしましょう。

 

 本記事の内容が、本ブログの賢明なる読者達に届けば幸いです。

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