イラン革命防衛軍のサラミ司令官がアメリカ・トランプ大統領の命令により殺害され、「第3次世界大戦の開戦だ」と騒ぎになっています。
が、それ以前にひょしおんぬは「イランとイラクってどっちがどんな国だっけ?」と恥ずかしながらそこから混乱してしまいましたので、一度整理してみたいと思います。
また、現状から我々一般投資家が取るべき道についても考察します。
<目次>
イランとイラクとアメリカと
イランもイラクも中東に位置しており、隣接している国です。
1980年~1988年にイラン・イラク戦争が行われており、決して仲のいい国家とは言えませんでしたが、近年は互いに「アメリカを敵視している国家」との共通点から互いの関係を強化しつつあります。
なおそれぞれの人口・一人当たりGDPは以下の通りで、イランの方が大きな人口を抱えていますが、一人当たりのGPDは同程度の国家です。
イラン:約8,000万人 一人当たりGDP:12,264ドル
イラク:約3,300万人 一人当たりGDP:14,367ドル
どちらもイスラム教徒が大多数を占めています。
そして、どちらも正義マン・アメリカに無理やり支配されていたと言っても過言ではない共通の過去があります。
イランとは
まずは、現在話題となっているイランについてです。
イランは1953年~1978年は事実上アメリカの支配下に置かれた状況でしたが、1979年のイラン革命時からアメリカ政府への反発が始まりました。
その後1984年にアメリカのレーガン大統領がイランをテロ支援国家と指定し、2020年時点でも同指定が続いており、両国の関係は悪い状態のままです。
また、核開発問題で騒ぎとなったのはイランで、イランは核弾頭の保有は否定していますが、アメリカからは「核弾頭は持ってはならないものだ」と批判されています。
もし核弾頭を保有していると想定すると、第3次世界大戦が勃発した場合、最悪のケースでは核戦争となる可能性は否定できません。
そしてイランはOPEC第二位の石油生産国であることから、第3次世界大戦騒ぎによって石油価格が高騰しています。
これも世界経済(株価も)への影響が大きく、投資家は注意深く今後の行く末を見守る必要があります。
なお、イランを構成する主な民族は以下の通りです。
ペルシア人:61%
アゼルバイジャン人:35%
クルド人:10%
有名なイラン人と言えば「ダルビッシュ有の父親」くらいです・・・。
イラクとは
イラクはイランの半分以下の人口ですが、石油生産はイランを超える量を誇っています。
1963年にイラクでクーデターが発生し、その後1967年にアメリカとの国交断絶をしています。
その後、第3次、第4次中東戦争やイラン・イラク戦争、イラク戦争を経て、2004年に実質的にアメリカの支配下に置かれました。
その後アメリカ軍がイラクに駐留していましたが、2011年末までに全ての駐留アメリカ軍が撤退しました。
有名なイラク人と言えば、イラン・イラク戦争の原因となった「サダム・フセイン」が有名です。
なお、イラクを構成する主な民族は以下の通りです。
アラブ人:79%
クルド人:16%
熱赤道付近にあるため、7月8月は最高気温が50度を超えます。
暑いねー。
第3次世界大戦に向けて一般投資家にできること
2020年1月時点で第3次世界大戦勃発の危険性が叫ばれています。
しかし、我々一般投資家が第3次世界大戦が本当に開戦するかどうか予想することは困難ですし、第3次世界大戦をコントロールする(止める)ことも当然できません。
それでも、第3次世界大戦が開戦したとしても長期的に見た全世界経済の発展に変わりはない(むしろ戦争により大きく経済成長する可能性もある)ため、一般投資家にできることは「将来を信じてたんたんと分散投資を続けること」であることに変わりありません。
また、過去の世界大戦によって世界の経済覇者がイギリスからアメリカに変わったように、第3次世界大戦によってアメリカ1強時代が終わりを迎える可能性も十分に考えられます。
そのことから投資先を一国のみに限定するのではなく、世界分散投資をすることが一般投資家が生き残る道であると言えます。
「過去同様にアメリカ1強時代が今後も続く」と妄信して投資するのではなく、どんな事態が発生しても対応できるような資産を保有しておくことが大切です。
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世界一の経済大国であるアメリカですが、世界大戦以前はそうではありませんでした。
もし第3次世界大戦が発生したとすると、アメリカ1強時代は終わりを迎えるのかもしれません。
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平凡なサラリーマンがセミリタイアする方法をまとめてあります。
その気にさえなれば誰にでもセミリタイアできることが理解頂けるはずです。
それではまた