ひょしおんぬはセミリタイアに向けて資産推移の目標を立て、実際の資産推移と比較しています。
それによって「計画通りに資産が増えているか否か」を一目瞭然にすることが出来ていますが、それによるメリット・デメリットを記事していきたいと思います。
よろしければ以下記事もご参照ください。
2019年12月時点のひょしおんぬの資産状況を記事にしました。
<目次>
セミリタイア計画と実績を具体化することの功罪
セミリタイア計画と実績を以下グラフのように具体化することで、「計画より遅れているので投資ペースを上げなればならない」状況なのか「計画より進んでいるので投資ペースを落としてもいい」状況なのか、一目で分かるようになります。
ただし、これはメリットでもありデメリットでもあります。
上記グラフは順調に右肩上がりしているように見えますが、実際のところ株式投資による資産の変動はかなり激しい時もあり、数か月で資産が半分になるような事態も起こりうるため、「目標」として引いている直線通りに資産が推移する可能性は低いです。
「ダイエット計画」や「貯金計画」であれば自分の努力がストレートに実績と結びつきますが、「投資」の場合は外的要因が大きく「自分の努力が報われるかどうかは運(その時の市場)しだい」という一面があります。
計画と実績の具体化のメリット
資産額が計画を下回っている場合
計画と実績を具体化することによる最大のメリットは、資産が計画を下回っている場合に「投資ペースを上げる必要がある」ということが一目で分かることです。
「株価の低迷が原因」で資産が計画を下回っていた場合、「投資ペースを上げる(投入金額を増やす)」ことで「株価が安い時期に大量の株を買うこととなる(安値で大量の株を購入できる)」ことになり、今後株価が回復した際に大きな資産を生むことになります。
またサラリーマンの場合「投資ペースを上げる術」は「節約」が最も簡単で手っ取り早いため、このような機会は節約意識を高めたり、新たな節約術を閃くきっかけともなります。
資産額が計画通り or 計画を上回って推移している場合
計画通り( or 計画を上回って)資産が推移していればモチベーションアップに繋がります。
「今のやり方を継続すればセミリタイアできる」と机上の空論であった計画が確信に変わり、以降も継続してセミリタイアに向けた行動を続けるための原動力となります。
そして、そのままセミリタイア達成まで計画通りに資産額が増えていけば、文句のつけようがありません。
予実具体化のデメリット
資産額が計画を下回っている場合
資産額が計画通りに増えていない場合、
「投資経験が短い方」や「長期投資で資産を増やせることの”確信”を持てていない方」の場合、「投資しているのに儲からないじゃないか!」と投資自体を敬遠してしまうことになりかねません。
そして遅れを取り戻そうとし、「FXや仮想通貨・信用取引というリスクの高い投資(またはギャンブル)」に手を出し、取り返しのつかない事態に陥る可能性もあります。
よって、計画通りに資産が増えていない時の為に「どれだけ分散投資をしても、どれだけ業績の安定している企業に投資しても、激しい株価の変動を抑えることはできない」と理解し、「激しい変動があっても長期的には右肩上がりであること」を忘れずに冷静でいる必要があります。
資産額が計画を上回って推移している場合
逆に資産額が計画を上回っている場合(ひょしおんぬの現状)は、「資産運用が上手くいってる」と調子にのってしまいやすいことがデメリットです。
少額投資であったとしても投資期間が長くなるにつれて投資総額は大きくなっていきます。
そうなった後に株式市場が好調になれば、「仕事に精を出すだけでは簡単に得られない金額の含み益」が簡単に生まれ、その結果「ちょっとくらい贅沢してもいいか」と慢心が生まれ、散財してしまう危険性があります。
そして、一度散財してしまうと自分の基準(生活水準)が引き上げられてしまう恐れがあります。
また、一度上がった生活水準を元も戻すのは困難です。
これは自分に対しても言い続けないといけない言葉ですが、
「ちょっと含み益が出たからといって調子に乗っていては絶対にセミリタイアできない」
と、忘れないようにする必要があります。
「株価が上がってる」ということは「企業価値が向上している」と長期的には考えられますが、短期的に株価が上昇したケースでは「企業価値は変わっていないのに、高値で株を買わされている状態」とも言えます。
よって、短期的な株価上昇によって計画以上の資産額を保有している状態は「望ましくない状態」と言えます。
まとめ
今回はセミリタイア計画を具体化することのメリット・デメリットを記事にさせてもらいました。
セミリタイア計画に限らず、仕事や勉強であっても計画を立てることは大切ですが、「計画通りだからと油断しないコト」はどのような計画にも共通して言えることです。
自分の力の及ばない「株価の推移」に惑わされることなく、自分のできる最大限の努力を続けていくことが、セミリタイアへの唯一の道です。
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以下は関連記事です。よろしければご参照ください。
セミリタイアする為の方法をまとめました。
本ブログで最も力を入れている記事かと思いますので、是非ご参照ください。
ドルコスト平均法による投資をすることで、株価の激しい変動を味方に付けることができます。
それではまた。