なかなかに面白いアンケート結果があったのでご紹介。
バブル世代は勘!Z世代はテクニカル分析で勝負!自信の差は10倍にも
これは世代別に投資に関する意識調査を行ったもので、
「私の想像とはまったく違った結果がでているぞ…!?」と意外な結果となっていました。
まずはこれ。
これは、
- 若年層ほど『投資のために分析する』と回答
- 高齢層ほど『なんとなく気分で投資している』と回答
となる傾向にあります。(もっとも分析しないのはバブル世代ですが)
これだけを見ると、
「バブル世代はヤバいだろwwww」
と言いたくなってしまいますが、他のアンケート結果も見ていきましょう。
ここには
- 若年層ほど『短期間での売買』をしている
- Z世代は、1日以内に売却する想定が43.9%もいる
という結構驚きのアンケート結果がでています。
その根拠とも言えるようなアンケート結果がこれ。
若年層ほどに投資スキルに自信を持っているようで、シニア世代と比較すると10倍以上の差がついています。
よく『高齢になればなるほど、自分の車の運転スキルに自信をもっている』なんて聞きますが、投資に関しては真逆のようで面白いですね。
続いて、投資先についてのアンケートを行った結果では、Z世代、シニア世代を比較すると、
- シニア世代は、国内株式ばかりで外国株式へ投資していない
という結果は残念ではあるものの、
- シニア世代の方が投資信託を活用している
- シニア世代は、先物・CFD・バイナリーオプションといった複雑な商品を避けている
と、個人的には「シニア世代はすばらしい!」と言いたくなる結果となっています。
------
ここまでを整理すると、高齢になるほどに
- 投資スキルに自信がなく、
- 長期運用をしており、
- 大した分析はせずに
- 難しい商品には手を出さず、投資信託などを活用する
という、まるでインデックス投資家のようなアンケート結果が集まっています。
そして、この結果をもって最初に考えたのは、
「やんちゃな投資をしてきた人は、高齢になる前に投資を卒業しているので、このアンケート結果には、生存者バイアスがかかっているんじゃないの?」
「まず『高齢で投資をしている人』の存在がレアで、生き残っている人が無難な投資をしているのは当然では?」
なんてことを思ったわけです。
しかし、2021年に野村アセットマネジメントが公開した投資信託に関する意識調査では、
と、投資家比率は70歳~がピークとなっているので、『高齢投資家は絶対数が少ない』は間違いであることが分かります。
うーん、高齢投資家をなめていたのかもしれない…。
なお、この調査は2020年時点の調査結果となっていますが、野村総合研究所の調査によると、
- 近年は若年層の投資家が急激に増えている
ということが分かっています。
この増えてきた若年投資家が『自信満々で、短期トレードを繰り返し、複雑なオプションを駆使する投資家』かどうかは分かりませんが、
高齢者のような『自信がないので、長期取引で、無難な投資だけする投資家』であると良いですね。
というわけで、このブログでも『高齢者のような投資家』を育成するべく邁進してまいりたいと思います。
意外性があってなかなか面白い結果でした。
本記事の内容が、本ブログの賢明なる読者達に届けば幸いです。
------
あなたのクリックが本ブログの評価を決定します。以下バナーをクリック頂けると嬉しいです。よろしくお願いします^^

ツイッターでは記事の公開を通知したり、投資に関係するニュースを取り上げたりしています。よろしければフォローをお願いします!