最終更新日:2020/11/4
投資家1000人へのアンケートによると、72.0%の投資家が「年末までに投資先を変えるべき」と考えていることが分かりました。
また、合わせて「これからの投資先として魅力的なものは?」という問いを行い、人気投資先ランキングを調査しています。
これら調査は、JSKパートナーズによって実施されたもので、興味深い結果となっていましたので、本記事で紹介、考察させてもらいたいと思います。
<目次>
投資先を変えるべきか?どのように変えるべきか?
JSKパートナーズの調査によると、『投資先を変えるべきかどうか?』『変えるとしたら、どのように変えるか?』というアンケートをしたところ、以下グラフの通りの結果となりました。
出典元:JSKパートナーズ
実に72%もの人が『選び方を変えるべき』と回答しており、『どう変えるか?』については、
- 投資先企業の業種を変えるべき
- 投資先企業を減らすべき
といった、回答が多くありました。
この調査は9月中旬ごろに行われていたため、
- 新型コロナ
- 米大統領選挙
という大きな事件、イベントをひかえての回答ではありますが、インデックス投資家の筆者(ひょしおんぬ)としては『7割を超える投資家が投資先を変えるべき、と考えている』ことに驚きました。
つまり、(少々極端なとらえ方をすると)
- 多くの投資家は、大きなイベントにそなえて投資先を選んでいない
とも言えそうです。
新型コロナが世界で猛威を振るいだしたのは4月ごろですし、米大統領選についてははるか前から決まっているイベントです。
であるのにも関わらず、9月時点で『投資先を変えるべき』と考えているということは、
- ずーっと『変えるべき』と考えているけど、変えられていない
- パンデミックから半年してやっと『危ない』と思うようになった
- 米大統領選の直前になって『変えないといかん』と気付いた
などなど、少々『にぶい』と言わざるを得ない考えを持っている投資家が多くいそうです。
さて、話をJSKパートナーズの調査に戻すと『これからの投資先として魅力的なものは?』というアンケートも行っていますので、それについても紹介していきます。
投資家1000人に聞いた魅力的な投資先ランキング
結果は、
と、株式投資がダントツ、次いで金、投資信託という順位となりました。
以下記事で紹介させてもらった通り『20代が選ぶ投資先のアンケート』では、『株式』『投資信託』の比率が同程度で最も高く、『金』という選択肢は5位までにランクインしていませんでした。
参考記事:20代は投資信託を当たり前に活用している
比較すると、『20代投資家』と『一般的な投資家(本アンケートの対象)』では、かなり投資商品に対する意識が違うことがよく分かります。
どちらが正解ということはないのでしょうが、
- 20代投資家の方が無難な商品である『投資信託』を選んでいる
ということに「日本の未来は明るいなぁ」という感想を持ちました。
一般的には『若い方がギャンブル好き』と思われるケースが多いと思いますが、『投資先』に焦点をしぼって見ると『おっさんの方がギャンブル好き』と言えそうだからです。
(若者の『仮想通貨』や『FX』比率が高いのは気がかりですが…)
とはいえ、どちらも株式投資や投資信託という『投資(投機でない)商品』に人気が集まっているというのは、良い結果と言えそうです。
まとめ:世界が変わろうとも株式(投資信託含む)が魅力的なことに変わりはない
ここまで記事にさせてもらった通り、コロナ禍にあって多くの投資家が「投資先を変えるべきだ」と考えていますが、投資先として『株式・投資信託』が魅力的と捉えていることに変わりはありませんでした。
なお、インデックス投資家はコロナ禍であろうとも『今まで通り投資する』というスタイルを継続するのが賢い選択です。
「相場が荒れている今こそ大儲けするチャンス!」と考えているインデックス投資家もいるかもしれませんが、
それができるなら最初から個別株投資をしておけ
本記事の内容が、本ブログの賢明なる読者達に届けば幸いです。
------------
ツイッターでは記事の公開を通知したり、投資に関係する記事を取り上げたりしています。よろしければフォローをお願いします!
本記事が少しでも良かったと思って頂けたら、以下バナーを1日1回クリック頂けると嬉しいです。よろしくお願いします!
関連記事