私は株価が下がると「バーゲンセールきたー!」と喜んでいますが、それに対して
「株価が下がって喜ぶなんておかしい」
という批判がきたことがあります。
これ、反射的に「安く買えるからいいんじゃい!」と言いたくなってしまいますが、もうちょっと考えてみることにしました。
んで、あたり前なんですけども、
- 『株価が下がった』ということだけで無条件に喜ぶのはおかしい
と気付いたわけです。
『定期的に買っている投信の株価が下がって嬉しい』を、日常の買い物に例えると、
- 毎週買っている卵の値段が下がって嬉しい
といった感じが近いのではないかと思います。
とはいえ、同じ『値下げ』であったとしても、
- 毎週買っている卵が10%値下げしたけど、10個入りから8個入りになったので憤怒
と、『値段が下がっていたとしても、それ以上に価値が低下したら悲しい』となるはずです。
というわけで、
- 株価が下がっても、価値が変わってなければ嬉しい
- 株価が下がっても、それ以上に価値が下がっていたら悲しい
ということになります。
そこで、問題となるのは、
- 株価が下落したときに、『それ以上に価値が下がったのか?』をどうやって判定したらいいのか?
です。
これ、残念ながら、インデックス投資家である私には、株価が下がった時に「株価以上に企業価値が下がったんだろうか?」を判定する能力を持ち合わせていません。
そこで気付いてしまったわけです
「こいつ(私)は、企業の価値がどれくらいかを理解できていないくせに、『株価が下がった』という表面だけを見て喜んでやがるな。」
と。
『適切な株価かどうか?』を見定めるのは、個別銘柄であっても非常に難しいことです。
効率的市場仮説を持ち出して「今の株価が適切な株価である」と言えなくもありませんが、それでは『大したイベントがないまま株価が大きく動くような状況』を説明できません。
その銘柄の集合体であるインデックスが『適切な価格かどうか?』を見定めることは限りなく不可能に近いと言ってもいいでしょう。
つまり、私の気付いてしまった『よく分かってないけど喜んでいる』というのは事実であるようです。
というわけで、
「株価が下がって喜ぶなんておかしい」
というご指摘に対しては、
「すみませんでした!!」
と返すしかありません。
しかし、こうも言いたい。
「こまけーことはいいんだよ!!!」
と。
私は『よく分かっていないけど、それなりな投資ができる』のがインデックス投資の良さだと思っています。
最低限、
- 株式会社は、株主に利益を分配するものである
- インデックスは、その株式会社の集合である
とだけ理解しておけば良いとさえ思っています。
というわけで、
- 株価が下がったら「バーゲンセールだ!」と喜ぶ
- 株価が上がったら「資産が増えたぜ!!」と喜ぶ
という、単純なインデックス投資家でいようと思います。
ただし、単に楽観視するだけではなく
「よくわかんないんだけど、50%のくらいの暴落だったら死ぬまでに10回くらいは遭遇しそうな気がする」
という悲観的(現実的?)な予想もしておこうと思います。
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