仲良くしてくれているみなさんが金融庁のライフプランシミュレータを使っていたので、便乗致します。
ライフプランシミュレータとは、収入や支出・資産額等を入力すると、生涯の資産の推移をグラフ化してくれるもので、『子育て費用の遷移』や『老後の生活費の遷移(65歳から87歳までは生活費が微減)』などを実態(国民平均かな?)に即した額としてくれる優れものです。

みなさまのシミュレーション結果は以下の通りで、シミュレーションではあるものの、各人のキャラクターが出ていて面白い結果となっています。
では、さっそく実験してみたいと思います。
ちょっと厳しめでシミュレーション
主な条件は以下の通りで、少々厳しめにしています。
- 総資産1.15億円
- 年間支出535万円(実態より少し多い気がする)
- 投資利回り5%
- インフレ率2%
- 収入65万円/年(太陽光の固定買取が続く53歳まで。以降はゼロとする)
- 太陽光以外の収入はゼロとする
結果はこちら。

94歳で破綻!
120歳まで生きる予定なのにこれはよろしくない…。
これをよくよく見てみると
- 49歳くらいまで資産が微増し、そこからなだらかに下落
- 54歳ころから資産の下落ペースが上昇
となっています。
そして、これの要因は『養育費の上昇』が主でした。
養育費は以下のように推移しているため、『高校受験に関わる費用増』によって資産がマイナス方向に傾きだしたのでしょう。

たった数十万円支出が増えただけでです。
というのも、上記計算では『投資リターン』と『支出額』がほぼ均衡していたため、少しでも『支出額』が『投資リターン』を上回ると、総資産が減り⇒リターンが減り⇒より総資産が減る、という悪循環に入ってしまうためです。
とても均衡のとれた、すごく絶妙な資産額でセミリタイアしていることが分かります。
--補足--
このシミュレーション結果は『国民年金のみ加入』となっておりわが家の実体(サラリーマンだった)と違います。よって、老後羽はもうちょっと資産が保つはずです。『〇歳までサラリーマンだったが、今は無職』の設定がうまくできなかったもので…。
---補足終わり-
ちょっとだけ変更するだけで余裕になる
先述の通り、先のシミュレーション結果はかなり均衡状態にあるため、例えば『年間支出を535万円⇒499万円に修正』すると以下グラフのように

100歳時点でも資産が1億円を超えていることになります。
余裕だぜ。
なお、上記では『支出の削減』によって資産の保全を狙いましたが、
- 収入をちょっとだけ増やす
- ちょっとだけ投資リターンが多い未来となった
- 想像より養育費がかからなかった
だけでもゆとりのある資産が手に入ります。
ちょっとだけ、ほんのちょっとでいいのです。
(ちょっとだけ、収入を意識しようかな…。)
ちょっとだけ変更するだけで悲惨になる
とはいえ、『ちょっと上振れるだけでゆとりができる』ということは『ちょっと下ブレるだけで悲惨になる』とも言えます。
例えば、最初期の設定から『投資リターンを5%⇒4%に修正』しただけで

と、76歳で破綻することになります。
また、投資リターンが5%のままで『月間の支出額を5万円増やす』だけでも、

と、76歳で破綻することになります。
油断ならない。
こういったシミュレーション結果を見ていて強く感じるのは、
- 想定より資産が減った時、支出を減らす(収入を増やす)よう心がけねばならない
です。
繰り返しになりますが、計算上は均衡が取れている状況での資産運用では、少しの変化が『資産の右肩上がり』を『右肩下がり』に変えてしまうことがあります。
よって、上記の対応が必要になります。
また、もう一つ厳しいことを言うと、
- 生活を維持したいのであれば、『計算上大丈夫な資産』を作って引退するのではなく、『計算外の事態に陥っても大丈夫だといえる資産』を作って引退するべし
となります。
『計算外の状況に陥っても大丈夫だといえる資産』とやらの金額を出すのはすごく難しいのですけど、理想としてはそうなのでしょう。
最後に
というわけで、金融庁より出ていたシミュレーターで遊んだ結果を紹介させてもらいました。
あくまでもシミュレーションでしかありませんが、
- 子育て費用の遷移
- 老後の生活費の遷移(インフレがあっても87歳くらいまで横ばい、そこから加速)
の一般的なデータも使って計算してくれていますので、Excelを使って自身で行うシミュレーションよりは高い精度の結果が手に入ります。
少し厳しめの条件で実行しておくと、先のことを考えるよいきっかけとなる”かも”しれませんよ。
というわけで、最後にあたらめてましてご紹介です。
『無料のツール』や『他人の考察』が気軽に手に入る、便利な時代に感謝です。
本記事の内容が、本ブログの賢明なる読者達に届けば幸いです。
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