私は無職だった。
毎朝好きな時間に起き、子どもを見送ってから筋トレをする。午後にはブログを書き、気が向けば散歩をし、夜は読書をしながらゆったりと過ごす。
この生活に満足していた。
そんなある日、過去に担当していた客先から連絡が来た。
「戻ってきてくれないか?」
どうやら、私が無職になっていることを誰かが思い出したらしい。
話を聞く限り、現場はかなり荒れていた。SEとお客さんの関係も悪化し、現場の空気も相当ギスギスしているようだった。
私は少し考えた。
正直、今の生活を手放すのは惜しい。筋トレの時間も減るだろうし、ブログ更新も不定期になる。
だが一方で「嬉しい」という気持ちが湧いてきた。
なので私は、少し勿体をつけるよう
「んー……、現役時代の2倍の報酬を積んでくれるなら受けますよ」
と、答えた。
半分冗談、半分本気だった。
すると先方は、驚くほどあっさり条件を飲んだ。
そこまで困っているのか、と私は少し笑ってしまった。
そして私は、再び現場へ戻ることになった。
久々の職場は、思った以上に混乱していた。
認識はバラバラ。誰も責任を取りたがらず、連携も悪い。お客さん側も、SE側の言葉をほとんど信用していない。
私はまず、話を聞くところから始めた。
怒鳴られている若手SEをフォローし、お客さんには状況を整理して説明し、曖昧になっていた責任範囲を少しずつ明確にしていく。
地味で面倒な作業だったが、不思議と嫌ではなかった。
「ありがとうございます」
そう言われる機会が増えるにつれ、現場の空気も少しずつ変わっていった。
忙しい。
だが、悪くない。
私はモニターを眺めながら、ふと思った。
「久しぶりに現場へ戻ったが、案外こういうのも嫌いじゃないな」
願望
という夢を見ました。
ブログを書いていたりXで発言していたりすると自分の無知さに気付かされることが多いですが、夢の中で復帰した私の働きぶりは完璧でした。
これは、願望かな?
本当にあったら?
さて、せっかくなので、
- 現実世界で『職場に戻ってきて欲しい』というリクエストがあった場合、これを受けるのだろうか?
を想像してみることにします。
まず結論。
その依頼を受ける可能性は低くないと想像します。
もちろん、この判断は条件によって左右され、
- 期間が限定されている
- 現役時代を超える報酬が約束されている
- 在宅勤務できる
といったモノが必須であると言えるわけですが、
復帰にあたっての条件を考えている時点で「絶対に働かない」という意思がないということが分かります。
お金のためではない
その「復帰しても良い」と思う理由は資産によるものではないかと想像します。
仮に、
- 1年間限定での復帰
- 手取り1000万円の報酬
との条件で復帰した場合、資産が10%増える(復帰中1年間の生活費は、既存の資産によるリターンで丁度まかなえたと仮定)ことになります。
資産が10%増えれば年間の支出額も10%増やすことができますが、年間500万円の支出を550万円にしたところで生活の質が大きく向上するとは考えづらいです。
であるのにも関わらず「復帰しても良い」と考えるのは、
「頼られたい」
「能力を認められたい」
という承認欲求によるものかと思われます。

「承認されたーい!!」
たぶんね。
自分のことも分かりません
これはもう「たぶん」としか言えません。
自分のことなんだけど、
「声をかけられたら復帰しそうな気がする」
とは言えるものの、
「何故?」
には答えることは非常に難しいです。
例えば、承認欲求の他に
- 『無職』をみっともないと考えている
- 「お金のためじゃない」と分析しているが、実はいまの資産に不安がある
- 刺激が欲しい
- 仕事からでしか『成長』を感じられない
- 『労働』という常識的なレールから外れていることに不安を覚えている
といったことも考えられますし、実際にこれらが『復帰してもよい』という方向にある程度の影響力を持っている可能性は高いです。
しかし、それぞれの影響力がどの程度のものなのか、まったく分かりません。
繰り返しになりますが、自分のことなんですけどね…。
人との接触が減った
とはいえ、ここ1年間のセミリタイア生活を振り返ると、
- 復帰する夢を見る
- 過去一緒に仕事をした同僚・お客さんから連絡をもらえるとすごく嬉しい
- 現役時代には参加しなかったであろうオフ会にギリギリ行く決断を下す
- 古い友人に連絡することが増えた
といったことから人間関係に飢えている方向にあることは想像できます。
そして、その理由の一つが「人から認められることが減ったから」にあると考えているのが現状です。
「承認欲求をモチベーションにするのは良くないよ!」
といったことはよく聞きますけども、本能的なモノとして勝手に湧いてくる欲求ですし、そもそも
誰かに迷惑をかけるわけでない限り、別にいいじゃん。
ブロガー
というわけで、「誰かから認めてもらいたい!」という欲求を満たすことも目的の一つとしてこのブログを書いているでしょうから、いつもコメントをくれるみなさま、
大変感謝しております。
現在サラリーマンとしての仕事をしてはいませんが、ブログを通じて、
- 自分の学び
- 他者への情報展開や問題提起といった貢献
- ちょっとした収入
を手にしているわけなので、非常に恵まれた環境にいるなと改めて思った今日この頃でした。
もしかすると、このブログが存在していなければ『セミリタイア卒業』をしていたのかもしれませんね。
とはいえ…
と、いうわけで
- 職場復帰を望まれたら、復帰するかもしれないメンタルにあるぞ!
というお話をお届けさせてもらったわけですが、職場復帰を願ってくれるような人がいるかどうかは、また別の話。
本記事の内容が、本ブログの賢明なる読者達に届けば幸いです。
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