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「米国で利下げの可能性はゼロ、0.25%幅引き上げられる確率は80%」

一時期は当然のように考えられていたFRBによる利下げムードは消え、利上げを予想する人が増えているようです。

 

このブログでも4月16日に、ジェレミー・シーゲル氏による

「FBRは利上げするかもしれん」

という発言を紹介しています。

 

そして今回は、市場予想を見てみたいと思います。

 

金利先物市場から算出した金利の推移予想は以下の通りで、

  • 3か月前の予想は、2026年に大きく下げていくことを予想していた
  • 1か月前の予想は、2026年はほぼ横ばいになることを予想していた
  • 直近(5/15)の予想は、2026、2027年にかけて上昇していくことを予想している

と、変化してきています(reuters)

 

これはあくまでも市場予想(先物市場)から算出したものなので、実際に金利を決定するFRBがどう考えているかといったモノを考慮したものではありません。

 

また、過去の予想と現在の予想が大きく変化していることからも分かる通り、今後も変化していく類のモノでもありますが、

『市場予想』というやつは存外重たく、時価総額加重平均でインデックス投資をしている(市場予想に便乗している)人にとってはなおさらで、そこら辺のアナリストの意見なんかよりも注目に値するでしょう。

 

この原因は、中東での紛争をきっかけとしたインフレで、落ち着きつつあったインフレ率が急激に上昇していることです。

(reuters)

 

FRBは、長期的にインフレ率(PCE)を2%前後にすることを目標としているため、現状のまま利下げをする(インフレ率を上げる圧力となる)ことは難しく、5年以上も目標を上回っている状況を是正するためにも、利上げに踏み切ると予想している投資家が増えているのは自然なことです。

 

また、国債市場、住宅ローン金利を見ても、

(reuters)

と、金利は横ばいのまま推移しており、FRBによる利下げを予想していない(≒インフレ率が高止まりすると予想している)ように見えます。

 

であるのにもかかわらず、ロイターの調査によると、

エコノミストとストラテジスト、合計62人を対象としたロイターの調​査で、来年半ばま⁠での利上げを予想したのは1人しかいなかった。予想中央値は、予想期間中に2回の追加利下げが実施されるというものだった。

と、楽観的な回答が多く集まり、先の市場予想とは大きく異なっています。

 

他にも、

  • UBSグローバル・ウェルス・マネジメントは9月の利下げを予想
  • モルガンスタンレーも来年の利下げを予想

となっています。

 

この

  • 市場は利上げを予想
  • エコノミストらは利下げを予想している人が多い

という状況は、少々不気味に感じます。

 

これのどちらが正解かは分かりませんが、仮に

  • 株式市場は、エコノミストらの予想(利下げする)を織り込んで高値となっている
  • 現実にやってくる未来は、市場予想(利上げする)の通りになる

といったことになってしまうと、市場の方向転換は大きなものとなってしまうかもしれませんね。

 

 本記事の内容が、本ブログの賢明なる読者達に届けば幸いです。

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