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オルカンの根本にあるMSCI ACWIを理解していますか?

オルカンの銘柄が5月に入れ替わったようです。

知ったのは、いつもの通りななしさんの以下ポストからです。

 

記事はこちら。

オルカンの銘柄入れ替え|2026年5月【ほったからし投資の最終兵器】

 

オルカンの銘柄変更

全体としては、

  • 49銘柄が追加
  • 101銘柄が除外

となり、日本企業では豊田自動織機さんなどが除外されるようです。

豊田自動織機さんには、高校生の頃に毎日お世話になっていたので個人的には少々寂しい気持ちもありますが、そもそも上場廃止なので致し方ありません。

 

オルカン投資家の一人として入れ替え内容を理解していないのは問題ですから、しっかりと目を通しておきたいと思います(自分で調べる気はないので、ななしさんの記事を読むだけですがw)

 

とはいえ、ななしさんの言葉を借りると、

逆に考えるとオルカンは上記銘柄を除外しても、他に時価総額が強い銘柄を入れ替えているわけで、栄枯盛衰と新陳代謝を繰り返して成長していってくれるのでマジでほったからし投資の最終兵器。

であり、銘柄の入れ替えを理解しておらずとも、オルカンのリターンが変わるわけではありません。

 

つまり、中身を理解していなくても「オルカンを信じていればいい」とも言えます。

 

素晴らしい。

 

ただ、オルカンは『MSCI ACWI指数』に連動することを目指している投信なので、もう一歩進むと「MSCIのACWIの思想を信じていればいい」ということにもなります。

 

MSCI ACWIのコンセプト

MSCI ACWIのコンセプトをざっくり言うと、

  • 1つのインデックスで世界経済をカバーする

というやつで、もう少し細かく見ると、

  • 23の先進国と24の新興国が対象で、2500以上の上場企業が対象
  • 取引可能な市場の自由浮動株式調整済み時価総額の85%をカバー
  • 大型株(上位70%)と中型株(次の15%)で構成される
  • 市場の経済的多様性をインデックスに反映する
  • 市場を信頼し(時価総額加重平均)、独自の判断を行わない

といった感じになります(MSCI ACWI IMI Index

 

が、これらはあくまでもMSCIが定めたルールです。

 

つまり、『オルカンに投資する』ということは『MSCIの考えるルールのもと、MSCIの考える”世界経済”に投資をすること』と等しいとも言えます。

 

そして、MSCIの考えるルールが常に中立的なものであるとは限りません。

例えば、ロシアによるウクライナ侵攻によってロシア市場がACWIから除外されましたが、これに対しては「妥当な判断ではない」と考える人もいたことでしょう。

 

MSCI指数に採用されるということは、インデックスファンドを経由して多くの資金流入が期待できることになるため、市場や株式企業側にとって大きなメリットとなります。

指数への採用は、”基本的”にはMSCIによって定められたルールにのっとって機械的に行われるわけですが、その採用権をイチ営利企業が持っているため、完璧であるとは思えません。

 

実際に、MSCIのIndex Policiesには、

MSCI's rules-based index methodologies, which cover index construction, maintenance and calculation, provide that discretion is not used in the production of the indexes except in unusual cases not effectively addressed by the methodology.

These include, but may not be limited to:
- Corporate events not previously encountered or usually complex in nature,
- Structural changes to the underlying markets,
- Operational issues at stock exchanges,
- Geo-political events, 
- Events beyond human control

と、

「基本的には裁量権を使わないが、市場の構造的変化や地政学的リスクが起きたときには裁量権を発揮するよ」

と明記されています(あたり前ですけどね)

 

つまり、

「MSCIが信頼できなければ、オルカンに投資するべきではない」

と言ってもいいほどですが、MSCIの理念を理解している人はそう多くはないでしょう。

 

さらに、ACWIの責任者が誰なのか、MSCIのトップが誰なのかすら知らないでしょうし、『ACWI』を「アクウィ」と読むことすら知っている人も少ないでしょう。

 

「アクウィ」

 

知らなくてもよいことは多い

と、うだうだと書いてきましたが、これをどこまで理解していればいいのか難しいところです。

 

もちろん、多くを知っていた方が良いのは間違いありませんが、知っていたところでリターンが変わるわけではありません。

知っていた方が「暴落などによって疑念が生まれた時に、正しい判断をするための情報がそろっている」ことによって「よく分からないから怖くて逃げた」という最悪の時代を回避できる可能性が少々上がるくらいではないでしょうか。

 

実際に、私は銘柄変更に気付いていませんでしたし、上記『MSCIの裁量権』に関しての記述を読んだのは、ついさっきが初めてです。

 

だいたいでいいのです。

 

むしろ、そんなことの理解に時間を割くくらいであれば、自分のやるべきこと・やりたいことに集中するべきであるとすら言えるでしょう。

 

せっかくラクに市場平均を手にする方法があるのですから。

 

これはインデックス投資に限らず、様々なことに言えます。

情報過多な世の中であるからこそ、自分にとって不要なことを切り捨てることが重要な時代なんでしょうね(と、Yahooのニュースランキングを見たり、用もなくXを開く私に言ってやりたい)

 

その点において、オルカンはとても素晴らしい商品であり『ACWI』を「エーシーダブリュアイ」と読んでいても、リターンが落ちることはありません。

 

とはいえ、せっかくオルカンを人生の多くを委託しているわけですから、『いま起きている変化』や『今後発生していくであろう変更』については目を通しておき、時間をかけずに少しずつオルカンを理解してくのが、ほどよいバランスなのではないかと思います。

 

オルカンとは長い付き合いのなるのですから、少しずつ理解を深めていきましょう。

 

 本記事の内容が、本ブログの賢明なる読者達に届けば幸いです。

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